九州の部屋

[長崎市浦上天主堂のステンドグラス]


九州の旅先で気づいたことや、料金情報、お薦め情報などご紹介します。長崎のユースホステルで働いていた関係上、年に一度は九州へ行っています。


長崎

長崎は小さな市内に、長い歴史と日本、欧州、中国の文化が入り交じった特別な街です。狭くても見所は山のようにありますし、食の文化も多様です。是非一度、この不思議な街に出かけてみませんか。

長崎の市電
長崎の市電はどこまで乗っても一回100円です。小児(小学生から)は50円です。とにかく一日で長崎を周ろうと思うなら、『一日乗車券』は必須です。長崎駅前と浦上車庫前で買えます。大人500円、小児250円です。なお、浦上駅から大浦天主堂方面に行く場合は『築町』で乗り換えとなりますが、乗り換える時『乗り継ぎ券』をもらえば100円のままで大浦天主堂まで行けます。長崎は坂が多いです。歩くと本当に疲れます。市電は数分おきにやってきますから、ほんの数100メートルでも市電を有効に使うことをお勧めします。なお、1系統は両方向とも混み合います。子供連れなどでどうしても座りたい時は、諏訪神社前で3、4、5系統に乗り換えて目的地を目指しましょう。
1系統:青[赤迫←→正覚寺下]
赤迫→住吉→昭和町通り→千歳町→若葉町→長崎大学前→岩屋橋→浦上車庫前→大橋→松山町→浜口町→大学病院前→浦上駅前→茂里町→銭座町→宝町→八千代町→長崎駅前→五島町→大波止→出島→築町→西浜町→観光通り→思案橋→正覚寺下
3系統:赤[赤迫←→蛍茶屋]
赤迫→住吉→昭和町通り→千歳町→若葉町→長崎大学前→岩屋橋→浦上車庫前→大橋→松山町→浜口町→大学病院前→浦上駅前→茂里町→銭座町→宝町→八千代町→長崎駅前→桜町→公会堂前→諏訪神社前→新大工町→新中川町→蛍茶屋
4系統:黄[正覚寺下←→蛍茶屋
正覚寺下→思案橋→観光通り→西浜町→賑橋→公会堂前→諏訪神社前→新大工町→新中川町→蛍茶屋
5系統:緑[石橋←→蛍茶屋
石橋→大浦天主堂下→大浦海岸通り→市民病院前→築町→西浜町→西浜町→賑橋→公会堂前→諏訪神社前→新大工町→新中川町→蛍茶屋


長崎の食べ物
長崎と言えば食べ物。最近は観光もせずに食べてばっかりです。でも歴史により、『和』『洋』『中』とすべて揃った街も珍しい。どれを食べても美味しいです。とりあえず、私がいつも行くお店を紹介します。
蒸寿司と茶碗蒸しの『吉宗』です。江戸時代の店のように入ると下足番の人が出迎えてくれます。茶碗蒸し嫌いだった私を茶碗蒸し大好きにしてくれたお店でもあります。蒸寿司もとっても美味しい。セットで1200円だったと思います。広いお座敷なので、足が疲れた時などは助かります。今年は運悪くお休みの日に行ってしまいました。

市電『観光通り』で降りて、東のアーケードに入り3筋めの南角。
トルコライスが有名な『ツル茶ん』。大正時代の創業だそうです。それにしてはアルバイトのお姉ちゃんは愛想の悪いコギャルだったが。トルコライスとは、バターライスとトンカツとビーフカレーとスパゲティーとサラダがひとつのお皿にのっているもの。カレーとカツの代わりにホワイトソースとシーフードのシーフードトルコなるものもあり。800円前後。

市電『思案橋』で降りて、東のアーケードに入り2筋めの南。
チャンポンと言えば『会楽園』。長崎には4軒ほどチャンポンの美味しい店がありますが、私はここのチャンポンが大好き。皿うどんもチャーハンも絶品です。どれも700円以下。アンニン豆腐もお薦めです。

市電『築町』で降りて、南の中華街入り口。
さだまさしのお店『フリーフライト』。食事というわけではないのですが、何となく涼みに入ります。コースターにスタンプを押して帰りましょう。

市電『正覚寺下』で降りて、東のへ数件目。
ボタモチが美味しい『月見茶屋』。諏訪神社社殿の西側にあります。あんこ3つ、きなこ2つのボタモチで450円です。もう何ともいえない美味しさです。

市電『諏訪神社前』で降りて、諏訪神社境内。


精霊流し
お盆の行事です。初盆の場合、町内で精霊船を作ります。業者に頼むと普通の精霊船でも100万円くらいするそうです。台車の形の精霊船を各町内から、大波止と松山町のこも焼き場まで引いていきます。中国の影響なのか、とにかく盛大ににぎやかにお送りします。鐘を鳴らし、線香をたき、爆竹を鳴らし、花火を上げながら進みます。16〜22:00くらいの間、街中いたるところで爆音が響き、そして線香と火薬の匂いに包まれます。走る車や市電めがけて爆竹や花火が飛んでいき、まさに無法地帯のような雰囲気になります。途中で燃えてしまう精霊船もよく見かけます。以前、華僑の1億円の精霊船を見たことがあります。有名な中華料理店の方がお亡くなりになった年で、先頭をさだまさしさんが引いていました。


諏訪神社と松森神社
諏訪神社は長崎くんちの舞台となる神社です。境内には月見茶屋もあります。また諏訪神社の参道の脇に松森神社があります。ここには『職人尽くし』と呼ばれる、江戸時代(?)の職人さんの様子を描いた彫刻が建物の軒下にあります。


オランダ坂とどんどん坂
長崎は坂の町です。また雨の多い町です。石畳も欧州の影響を受けたものが多いです。オランダ坂は代表的なものですが、もっと庶民的な坂の石畳を見ることができる場所があります。大浦天主堂とグラバー園の前の道をさらに先へ歩いていきます。しばらく行くと、マリア園という施設の教会があります。この脇には古い洋館が数多く並んでいます。今でも生活している家もあれば、人の住んでいない家もあるようです。そのマリア園の横から海に向かって延びいてるのが、どんどん坂と呼ばれている素敵な坂です。きれいな石畳は見事です。


浦上天主堂
観光客は中には入れません。もちろん写真撮影も禁止です。私はユースホステルでヘルパーをしていた時、よくホステラーを連れて早朝ミサへ参加していました。悪いとは思いますが、ミサであれば中へ入ることができます。冬のミサの場合、ミサの途中に夜が明け始めます。徐々に明るくなってくるにつれ、ステンドグラスの絵が鮮やかに浮かび上がってきます。そして朝日が差し込むようにってくると、実に神秘的な世界を体験できます。ただこれだけは言えます。長崎は熱心なキリスト教の信者の方が多いです。絶対に邪魔をしないようにしましょう。


長崎観音
長崎駅のすぐ向かいにありますが、建物の影で良く見えません。ちょっと路地を入ってください。カメの甲羅の上に乗った大きな観音様がいらっしゃいます。カメの体内には、フーコーの振り子という科学的なものが展示されています。


その他の長崎
めがね橋
ミニ出島
江崎べっ甲
二十六聖人殉教碑
公会堂前より松翁軒本店(カステラ)


稲佐山からの夜景
長崎は海に面した谷間に集中した町です。だから稲佐山から手に取るように町全体が一望できます。



■長崎

太刀洗町

田んぼの中の教会
田んぼの中に教会が立っていました。中を覗いてみると結婚式をやっていました。そうしたら『いっしょに祝ってください』と中へ導かれました。式が一通り終わると、みんなで記念撮影が始まりました。この教会も『撮影禁止』と看板が立っていましたが、こういう時だから御咎めを受けることがありませんでした。それにしても素晴らしいステンドグラスでした。


■阿蘇


■天草

■由布院




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