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庄FCは、勝つことよりも、純粋にスポーツを楽しむことを目的に活動しています。サッカーを通して、親も子もしっかり楽しんでください。

[練習日時]

基本的には、毎週日曜日の15:00〜17:00(高学年は13:00〜16:00)庄小学校グランド、第2と第4土曜日の13:00〜15:00(4〜6年生は毎週土曜日13:00〜16:00)庄中央公園(新幹線高架南)、毎週金曜日19〜21:00庄小学校グランドです。なお、試合や行事の場合は、その都度連絡いたします。

[チーム体制]

大きく分けて以下の5チーム体制で運営しています。

高学年・・・小学生5〜6年生の男の子
中学年・・・小学生3〜4年生の男の子
低学年・・・小学生1〜2年生の男の子
 ※大会の規約上では、高学年は5〜6年生、低学年は4年生以下となります。
ギャルズ・・・小学生1〜6年生の女の子
レディース・・・中学生以上の女性

[役員体制]

コーチスタッフと保護者の代表による育成会で運営します。育成会は、『会長』と『男子高学年』『男子中学年』『男子低学年』『会計』『機関紙』の各役員さんで組織されていて、毎月一度役員会を開いています。

[会費]

入会金は3000円です。月会費は1000円で3ヶ月に一度集金します。

[行事]

8月の『納涼親子サッカー大会』、12月の『クリスマス親子サッカー大会』、その他年数回『親子サッカー大会』、『砂川公園バーベキュー大会』を行っています。なお低学年やギャルズは、毎週練習時に親子サッカーをしていますので、ぜひいっしょにボールを蹴ってください。

[機関紙]

毎月『来月の予定表』といっしょに『ふれあい』をお渡ししています。保護者の方へクラブのいろんな情報を伝える唯一の媒体です。必ず目を通していただけるようお願いします。

[連絡網]

現在はメールにて連絡事項を配信しています。

最近保護者の方が練習や試合を見に来られる機会が少ないようです。子供さんが心身ともに成長するには保護者の方のサポートが必要だと思います。お忙しいとは思いますが、コミュニケーションをしっかりとるためにも是非グランドまで足を運んでいただきますようお願いいたします。

◆◆◆ 庄FC 指導方針 ◆◆◆

【テーマ】
1〜2年生 サッカーの楽しさを伝えること
3〜4年生 上達する楽しさを伝えること
5〜6年生 課題を克服するすばらしさを伝えること
【指導ポイント】  ※各コーチでアレンジしてメニューを作りましょう。
■オン・ザ・ボール
@ボールを止める(トラップ)
1〜2年生 止まった状態で ワンバウンドリフティング
トラップからシュート
3〜4年生 動きながら リフティング(左右・各部位)
トラップからパス、シュート
浮いたボールの処理
5〜6年生 次のプレーをイメージして 体勢が崩れないドリブル
状況の変化に対応できるドリブル
ドリブルの方向、強さ
連続した動きの中のドリブル
次のプレーのためのドリブル
Bボールを渡す(キック・ヘディング)
1〜2年生 インサイドキックの習得 ※ヘディングは不要
3〜4年生 インフロントキックの習得
正確なヘディングの習得
5〜6年生 正確なダイレクトキックの習得、様々なキックの習得
ジャンピングヘッドの習得、競り合い
■オフ・ザ・ボール
1〜2年生 不要
3〜4年生 次のプレーを考える
首を振って視野を確保する
体の向きを作る(ボディシェイプ)
5〜6年生 次のプレーの準備や予測をする
コーチング(指示)を行う
体の向きを作って視野を確保する(攻撃、守備)
イメージを作ってボールを要求する
ボールを受ける動き(プルアウェイ、オーバー)を覚える
■コミュニケーション
1〜2年生 声を出して要求する ハンドパス
3〜4年生 要求のないパス禁止(受け手) ハンドパス
名前のないパス禁止(出し手)
5〜6年生 要求のないパス禁止(受け手) ハンドパス
ゲーム形式トレーニング
名前のないパス禁止(出し手)
コーチング(指示)
グループ戦術
■フィジカルトレーニング  ※筋力に負荷がかかるトレーニングは控えましょう。
@スポーツラダー
1〜2年生 ボディバランスの向上
3〜4年生 ステップワークを身につける
5〜6年生 アジィリティ(俊敏性)の向上
Aパイロン(カラーコーン)、マーカー
1〜2年生 ボディバランスの向上
3〜4年生 サイドステップを身につける
スムーズな方向転換を可能にする
5〜6年生 バックステップを身につける ジャンピングヘッドのシャドートレーニング
すばやい方向転換を可能にする
【年代別習得目標】
1〜2年生 遊びとしてサッカーに接し、将来必要な技術や体力、ボディバランスを自然に習得する。
3〜4年生 スポーツとしてのサッカーの基礎を身につける時期。どんなことも柔らかく吸収できる年代。
ボールコントロール技術やルール、試合での役割など基本的なことを習得する。
5〜6年生 身体的にも精神的にも大きく成長する時期。いわゆるゴールデンエイジ。反面、個々の実力差も顕著に表れる時期。
身体能力に左右されない『プレーの速さ』『判断の速さ』『グループ戦術』、さらに『リーダーシップ』『責任感』を追求する。
全体 高校3年生(18歳)でサッカー選手としてピークを迎えると仮定して、6〜12歳までに一番必要なことを習得させる。
以下の一連の動作を、試合時間内に集中し、繰り返しできるプレーヤーを育て、次の年代へ送り出すことを理想とする。
【指導キーワード】
『オン・ザ・ボール』『オフ・ザ・ボール』『ボディシェイプ』『ファーストタッチ』『コミュニケーション』
『コーチング』の重要性を子供たちに理解させ、『速いプレー』『速い判断』のできる選手を育成する。
【試合について】
過剰に勝敗を追求しないこと。子供たちに『考える』ことを求め、『創造力』を向上させること。
ドリブルやパスに偏ったサッカーをさせないこと。個(特定の子)に頼らず全員で戦うポゼッションサッカーをさせること。
ベンチからのプレー指示や戦術的な指示は控え、子供たちの『考える力』を育てること。
【最後に】
各コーチで工夫し、良いものはドンドン取り入れて、子供たちの成長の手助けをしていきましょう。



5〜6年生の練習・試合の考え方

■5〜6年生の指導テーマ

『判断(プレー)の速さ』の追求

上記テーマを実現するために習得しなくてはならないスキルとは・・・

1.コミュニケーション

@コーチング(指示) ⇒ターンとマノン
A要求の声

2.オフ・ザ・ボール

@視野の確保 ⇒ボディシェイプ(体の向き)
A次のプレーの準備(イメージ作り) ⇒ファーストタッチ

■試合中のひとつひとつのプレーの流れ

@【オフ・ザ・ボール】コーチング(指示)
      ↓
A【オフ・ザ・ボール】視野の確保(体の向き)、次のプレーのイメージ作り(常に考える)
      ↓
B【オフ・ザ・ボール】次のプレーの決断(速い判断)
      ↓
C【オフ・ザ・ボール】ボールを受ける動き(プルアウェイ・オーバー)、ボールの要求(コミュニケーション)
      ↓
D【オフ・ザ・ボール】視野の確保(体の向き)、ボールタッチの準備(体の向き)、プレーの選択(速い判断)
      ↓
E【オン・ザ・ボール】ボールを受けるフェイント(体の向き)、ファーストタッチ(左右、前後、強弱)
      ↓
F【オン・ザ・ボール】ドリブル、ターン、フェイント、ボールキープ
      ↓
G【オン・ザ・ボール】シュート、パス(コミュニケーション)
      ↓
H【オフ・ザ・ボール】スペースを空ける動き、次にボールを受ける動き、カバーリング
      ↓
I【オフ・ザ・ボール】コーチング(指示)

■公式戦試合出場資格基準

5〜6年生カテゴリーで試合をするために最低限必要なスキル。逆にこの習得できていないと試合で活躍するのは難しい。

@ボールリフティング(浮き球コントロール)・・・30回
Aロングキック(キック力)・・・20メートル
Bスラロームドリブル(ドリブル力)・・・10秒(マーカー10mで10個配置)

■試合でのスローガン

『11人制のフットサルをしよう!』
『守備はハードに!攻撃はソフトに!』
『敵を見てパスをしよう!』
『休むな!常に考えろ!』

■試合前のトレーニング

1.フィールドプレーヤー

@ボールリフティング
Aスローイン⇒トラップ&ヘディング
B視野を確保してドリブル
Cハンドパス⇒相手を見てパス

2.ゴールキーパー

@ローリングダウン(長座・立膝・中腰)
Aサイドゴロキャッチ(長座・立膝・中腰)
Bオーバーハンドキャッチ
Cジャンピングキャッチ

■試合で習得すること

@1対1の抜き方、奪い方
Aスローインの受け方、動き方
Bセットプレーの攻め方、守り方
C守備の役割、戦術、カバー、鉄則 ⇒オフサイドトラップ
D攻撃の役割、戦術、クロス、鉄則 ⇒シュートまでのパターン

■スキルチェック表

自分の習得度を5段階評価でチェックしてみましょう。

【テクニック】 評価 重点課題
パス 様々なパス(ワンツー・スルーパス等)の知識がある
パスを出した後にきちんとサポートできる(立ち止まっていない)
コミュニケーション(名前を呼ぶ)をきちんととったパス交換ができる
次のイメージ(シナリオ)を作ってパスを出している
キック 様々な足の部分を使ったキックが蹴れる
強いキックを蹴れるパワーがある
正確にボールが蹴れる(簡単なパスミスが少ない)
浮いたボールをきちんとミートできる(空振りしない)
ドリブル ドリブルにスピードがある
実戦で使えるフェイント(相手を抜く技術)を持っている
相手を抜いた後にスピードアップできる
アウトサイドを使ったフェイント(体を入れたドリブル)を使える
足の裏(引き技)を使ったプレー(フェイント)ができる
フィジカルコンタクト(接触プレー)に負けない強いドリブルができる
ヘディング 落下地点に正しく入ることができる(かぶらない・空振りしない)
速くて強いボールに対して逃げない(恐がらない)
ジャンピングヘッドが正しく(空中で弓なりに反れる)できる
空中戦を強く競り合える(フィジカルコンタクトに負けずタイミングを誤らない)
トラップ 止まった状態で基礎的なボールコントロールができる
浮き球をワンタッチでコントロールできる
全力で走りながらボールコントロールができる
難しいバウンドのボールに対して前に出て(待たずに)トラップできる
相手と競り合いながら(バランスを失っても)ボールコントロールができる
相手を背にした状態で意外性のある(相手の裏を取る)ボールコントロールができる
後方からのボールをワンタッチで前方を向くターン(方向転換)ができる
ボールを止める前に相手の体をブロック(自分の体をぶつける)できる
ボールキープ 相手にボールをさらさない体の使い方(半身のキープ)ができる
相手とボールの間に体を入れてターン(回転して相手を抜き去る)できる
【知識・応用】 評価 重点課題
視野・判断 次のプレーの準備(イメージ作り)ができている
ボディシェイプ(体の向き)ができている
ボールを受ける前に背後が見れている(視野の確保)
プレー選択の判断スピードが速い(迷わない・整理できている)
創造性豊かな(クリエイティブな)プレーができる
コーチング(味方への指示)ができる
ポジション 役割とプレーの性質を理解できている(専門性の習得)
局面でのやっていいことと悪いことの判断ができている(常識的な知識)
マークがずれた時に正しいカバーリング(自分のマークを捨てる)ができる
相手とゴールを結んだ線上に立つ正しいマークができる(マンマークの基礎)
相手のパスを予測して前でボールカットできる(相手の攻撃を予測できる能力)
ドリブルで1対1になった時に下がりながら応対(飛び込まない)できる
正しいスライディングタックルができる
体を張った(逃げない・恐がらない)守備ができる
ボールをつなぐところとクリアの正しい判断ができる
【基礎能力】 評価 重点課題
基礎体力 純粋に直線を走るスピードが速い
40分間走れる持久力(スタミナ)がある
40分間集中力が持続できる
ハート 他の選手を引っ張るリーダーシップがある(信頼を得ている)
『自分がやらなきゃいけない』という責任感がある
失敗しても何度でもチャレンジする積極性がある
相手にボールを奪われても奪い返そうとする闘争心がある
どんな状況になっても常に冷静に落ち着いて焦らないでプレーできる
最後まであきらめずに自分に対して厳しく戦える
評価は、5段階で“5”が最高点です。重点課題は、早く克服してほしい優先度の高い課題です。

家でできる練習メニュー

家の近所の小さな空き地で練習できる効果的なメニューを紹介します。少しの時間で、ほんの少しの広さでできる練習方法です。お父さんやお母さん(友達でもいいよ)に手伝ってもらって、やってみましょう。

T.目次

これから紹介する練習方法の一覧です。

1.リフティング(ボールを思い通りに操る練習)
2.トラップ(どんなボールでもワンタッチで止める練習)
3.キック(正しく正確にボールを蹴る練習)
4.ボールキープ(ボールを相手にとられない練習)
5.ドリブル(正確にボールを運ぶ練習)
6.フェイント(相手をドリブルで抜き去るための練習)
7.練習計画(必要な技術とは)

U.練習

1.リフティング(ボールを思い通りに操る練習)

リフティングとは1人または数人ででボールを落とさないように、蹴ったり頭で突いて遊ぶことです。目で感じたボールの位置に足が自然と正確に動くようにする重要なトレーニングです。また、浮き球のコントロールの強化や、足首(キック)の力の強化にもなります。

※すべて1人で、自分の足をコンパスにしてひける円の中で行ない、円から出ないように練習しましょう。

A.基礎編

最初は回数を続けるのでなく、1回1回手でとって正確にできるように練習しましょう。

@インステップキック

ボールを手で持って胸の位置から落とし、足の甲にボールにあて、そのボールをキャッチします。注意することは、ボールを蹴らないことです。足をグラグラさせずに、しっかりとボールをみてボールの中心に足の甲をあてれば、ボールは回転せずに手のあるところへ戻ってくるはずです。力をぬいて正確にやることを心がけましょう。

Aインサイドキック

ボールを手で持って胸の位置から落とし、足の内側にボールにあて、そのボールをキャッチします。これもインステップキックと同様に足首をグラグラさせないことと、足をしっかりあげることが大切です。

Bアウトサイドキック

ボールを手で持って胸の位置から落とし、足の外側にボールにあて、そのボールをキャッチします。これはとにかく正確に足をボールにあてることと、軸足(蹴らない方の足)でバランスをとることが重要です。

Cモモ

ボールを手で持って胸の位置から落とし、モモの上にボールにあて、そのボールをキャッチします。注意することは、モモが地面と水平になるようにあげることです。斜めになっていたら前に落ちてしまいます。また左右両方の足でできるように練習しましょう。慣れたら4回(左右2回ずつ)くらい手でとらずに続けてみましょう。

Dヘディング

ボールを手で持って頭の少しだけ上に投げあげ、ひたい(または髪のはえぎわ)にボールにあて、そのボールをキャッチします。注意することは、目をつむらないこと。しっかりと目を開いて、ボールの中心を見ること(頭のてっぺんにあたる人はボールが見えないはず)です。あとは頭を振るのでなくヒザを屈伸させてサーカスのアシカのようにボールを突き上げましょう。

B.応用編

基礎(1回1回)が正確にできるようになったら、続けてついてみましょう。目安として、1〜2年生は10〜20回、3〜4年生は30〜40回、5〜6年生は50〜100回くらいを目標にしましょう。

@フリー

基礎で使ったインステップキック、インサイドキック、アウトサイドキック、モモ、ヘディングのどれを使ってもいいから自由にやってみましょう。

Aコンビネーション

インステップキック2回→インサイドキック2回→アウトサイドキック2回→モモ2回→ヘディング2回というように順番を決めてやってみましょう。

B様々なインステップキック

インステップキックでリフティングするのですが、いろいろ条件をつけます。例えば、頭より高くあげて続けたり、またはヒザより高く上げないように続けましょう。これを続けてできるようになれば、ボールコントロールに苦労することもなく、キック力もかなりついているはずです。

2.トラップ(どんなボールでもワンタッチで止める練習)

トラップはサッカーの基本です。いくらシュートが上手でもボールを止められなければシュートできません。できれば毎日10回ずつでも練習し、ボール感覚を体に覚えさせましょう。止めるのに時間がかかれば敵にとられるので、必ずワンタッチで止めれるようにしっかり練習しよう。

※すべて2人で、2〜3mの距離で向かい合って練習します。

A.基礎編

@足の裏で押さえる

身長の1〜2倍くらいの高さにボールを投げ上げ、落ちてきたところを足の裏で踏みつけるように押さえてボールを止めます。注意することは、絶対に1回でボールを押さえてしまうことです。はずませてはいけません。タイミングがとても大切です。

Aモモにあててから足の裏で押さえる

身長の1〜2倍くらいの高さにボールを投げ上げ、落ちてきたところをまずモモにあてて軽くはずませます。そして落ちてきたところを足の裏で踏みつけるように押さえてボールを止めます。注意することは、モモを地面と平行にして力を抜いてボールの勢いを殺すこと。また、モモでのトラップはきき足ではない方を使った方が次にボールを押さえるのが速くできます。つまり、右利きの人は左足のモモでトラップして、右足の足の裏でボールを押さえましょう。

B足の甲にのせて止める

顔くらいの高さからボールを落とし、足の甲にのせて止めます。簡単なようでとてもむずかしいトラップです。コツは、ボールが足にあたる瞬間にそっと足を引くこと。タイミングを身に付けましょう。すべてのトラップの中でこれが一番重要だと思います。上手になればしばらくそのまま足の上にのせておきましょう。

B.応用編

@まわりを見て止める

ゴロでも浮き球でもいいから、相手から出してもらいます。ボールを止める前にまわり(後ろ・左右)を見ましょう。サッカーでは視野の広さが大切です。相手がどこにいるのかわかっていればトラップひとつで相手をかわすことができます。まわりをみて落ち着いてトラップする習慣をつけましょう。      

A左右のフェイントを入れる

ゴロでも浮き球でもいいから、相手から出してもらいます。右利きの人は、トラップする直前に左に体を振ってフェイントをかけ、右足のアウトサイドで右側にトラップしましょう。また、右に体を振ってフェイントをかけ、右足のインサイドで左側にトラップしましょう。

Bトラップした後にボールをまたぐ

ゴロでも浮き球でもいいから、相手から出してもらいます。トラップしてボールが止まったところでボールをまたいでみましょう。外から中へ、中から外へ、とスムーズにボールをまたぐことができるように練習しましょう。

Cさまざまなトラップ

右利きの人なら、右足のインサイドで前に止めるようなふりをして、軸足(左足)の後ろにトラップする方法があります。また、止める瞬間に止めずに蹴るようなふりをする方法もあります。さらに、ゴロをわざと浮かしたり、足の裏を使って止めずに左右前後に転がしたり、いろいろなトラップがあります。手以外はどこを使ってもいいのだから、いろいろ考えて体のどこでもどんなボールでもボールを自由に止めれるように練習しましょう。

3.キック(正しく正確にボールを蹴る練習)

キックは、遠くに飛べばいいというものではありません。しかし、正しい蹴り方を身に付けていないとどんなに筋力があっても遠くには飛びません。正しい蹴り方を覚えましょう。

※すべて2人で、2〜3mの距離で向かい合って練習します。

A.基礎編

@インサイドキック

サッカーの基本です。プロの選手の試合でも80〜90%はインサイドキックを使用しています。特長は、狙ったところに正確にパスできることです。注意することは、まず足を振らないことです。インサイドキックの場合は、足をあててまっすぐ前へ押し出すイメージで蹴りましょう。また、体より前の位置でボールを蹴りましょう。足の内側はボールに対して真横を向いていますか?軸足は蹴る方向を向いていますか。足首はグラグラしていませんか?ボールがななめに回転していませんか?重要なポイントですよ。ここではこれ以上の練習はしませんが、インサイドキックはちょっと工夫すればいろんなボールを蹴れます。強くければ、PKなどに使います。ちょっとボールの蹴る位置をずらせばフリーキックなどに使うカーブボールが蹴れます。また、すこし下を蹴ればセンタリングなどロングボールに使うインフロントキックに変化します。これらの応用ができるようになるためにも基本の蹴り方をしっかりマスターしましょう。

Aインステップキック

足の甲で蹴るので強いボールが蹴れますが、どこに行くかわかりません。ポイントは、ボールの中心をしっかり目で見て蹴ること。また、強く蹴ろうと足全体を振り回しがちですが、そうではなくひざ上はそんなに振らずにひざ下を速く振ることをを心掛けましょう。

Bアウトサイドキック

足の甲の外側で押し出すように蹴ります。カベパスなど敵をあざむいたりする時に多く使います。だから当然、体も軸足も蹴る方向は向いていません。まあ、ちょっとだけ練習したらいいと思います。

Cヘディング

みんな嫌いなヘディングですが、嫌いな人にかぎって正しいヘディングをしていません。ヘディングで大切なのは、目をあけてすることと、ひたいにボールをあてることです。脳天にあたれば死ぬほど痛いですし、当然ボールも見えないはずです。きちんとあごを引いて、こめかみか、ひたいにボールをあてましょう。また、首を振るのではなく、上半身を振りましょう。弓のように反って、その反動でボールを叩けば頭も痛くないしねボールも飛びます。

Dスローイン

蹴るわけではないのですが、一応練習メニューに入れておきましょう。これはルールがありますから正しく遠くへ投げれるようにしましょう。注意することは、両足を地面につけておくこと、まっすぐ正面に投げること、頭の上を確実に通過させること、の3つのポイントです。

B.応用編

@ボレーキック

試合中はゴロよりも、浮き球を蹴る方が多い時もあります。足がスムーズに思ったところにだせるように練習しましょう。インサイドキック、インステップキックの2種類を練習してください。蹴らずに正確にあてるようにしましょう。

Aジャンピングヘッド

コツは慣れることです。ジャンプするタイミングがすべてです。慣れたら3人で三角形になって練習してみましょう。いろんな方向にヘディングしてみるのもいいですね。

Bボールリフト

呼び方は適当ですが、ボールを蹴らずに足の甲にのせてすくいあげるようにして、目の前の敵の頭をこえてパスする方法です。これもコツはなく、慣れることです。いざという時に使う特別な技術です。

Cヒールキック

かかとで蹴るのですが、蹴り方には2通りあります。ひとつは、素直に蹴る足の後ろにボールをおいてそのまま後ろに蹴ります。もうひとつは、軸足の外側にボールをおいて蹴る足を軸足の前から交差するようにかかとで蹴ります。これもいざという時に使う技術です。

4.ボールキープ(ボールを相手にとられない練習)

サッカーでは、まず自分達のボールを相手にとられないことが大切です。小学校のうちはキック力や体力よりも個人技を鍛えなければなりません。基本的なボールキープの方法を覚えましょう。

※すべて2人で、2〜3mの円の中で奪い合う形で練習します。

A.基礎編

@半身のキープ

基本的にはこれだけです。右利きの人は、右足の足の裏でボールをキープします。そして、左足で相手の出してくる足をブロックします。また、左腕でも相手の体をブロックします。これが基本の形です。左で相手をブロックしながら、体のバランスを崩さないように右足だけでボールを自由に操りましょう。『相手から遠い方の足でボールキープする』のがサッカーの鉄則です。

B.応用編

@フェイントを入れる

半身の状態で、ボールを押さえている右足でボールを右から左にまたいでみましょう。相手が左側に行くと思って動きます。そうしたら、またいだ右足のアウトサイドで左側にボールを運びましょう。反対に、右足を左から右へまたいで、その右足のインサイドで左に行く方法もあります。もっと簡単なのは体を大きく左右に振ってみる方法です。試合中、いつまでも半身のままでは相手に囲まれてボールを奪われてしまいます。フェイントをかけてこの状態から脱出する方法を身に付けましょう。

5.ドリブル(正確にボールを運ぶ練習)

止まっていては、何もできません。正確にボールを運ぶことが大切です。左右両足のいろんな部分を使って、思い通りにボールを操れるように練習しましょう。 ※すべて1人で、2〜5mの距離で練習します。この間に、1m間隔くらいに空き缶(障害物)を並べておいて、その間をジグザグにドリブルします。両手を適当に広げてバランスをとりながら練習しましょう。時間を計るのもいいかもしれませんね。

A.基礎編

@インサイドだけ

両足の内側だけを交互に使って、ドリブルします。注意することは、インサイドの切り返しは深く、絶対に障害物に触れないようにすることです。なぜなら、インサイドの切り返しは、ボールを自分と相手の間に常にさらしているため、切り返しが浅ければ簡単に相手にとられてしまうからです。

Aアウトサイドだけ

両足の外側だけを交互に使って、ドリブルします。

B右足だけ

右足の内側と外側だけを交互に使って、ドリブルします。

C左足だけ

左足の内側と外側だけを交互に使って、ドリブルします。

D足の裏だけ

足の裏だけを使ってボールを運びます。

B.応用編

@回転しながら

サッカーの基本はボールと相手との間に体を入れることです。だから足の裏を上手に使って、ボールと障害物との間に体がはいるように、回転しながらボールを運びましょう。

A引き技を入れて

例えば障害物の左側を通る時に、ボールを足の裏で引いて方向転換して右側に行きましょう。

B後ろ向きに

足の裏を使って後ろ向きに進みましょう。ボールから目を離さなければならないため、自然とボール感覚が身に付きます。

6.フェイント(相手をドリブルで抜き去るための練習)

ただ蹴って走るだけならドリブルのフェイントはいりません。また、メチャクチャ足が速かったらフェイントはいりません。さらにペレやマラドーナ、そして前園などドリブルの天才といわれている選手はそんなに大きなフェイントは使いません。彼らは相手とのタイミングだけで抜いていきます。しかし普通の人はそんなに簡単に抜いていくことができないので、フェイントを覚えて相手をかわす方法を身に付けましょう。

フェイントとは相手をまどわせてそのスキに抜いていくことです。フェイントには、2つの種類があります。ひとつは、左右の変化。もうひとつは、スピードの変化です。足の速い人はスピードの変化、体の大きい人は左右の変化を武器にするのがいいでしょうね。

※すべて2人で、2mくらいの距離で向かい合って反復練習します。DFの役をする人は必死で奪わずに、カッコだけしましょう。1人しかいない時は、石でも自転車でもいいから障害物をおいて練習しましょう。タイミングとコツをつかんで、自分に会ったフェイントを身に付けましょう。

A.基礎編

@左右の変化

一番基本的なのは、体を左右に振って、相手が動いた方向と反対側にドリブルします。右利きの人なら、左に体を振って、右足のアウトサイドで右側に抜いていくのが一番とられにくい形になります。

Aスピードの変化

ゆっくりドリブルして、急にスピードアップするのが簡単な方法。タイミングと足の裏の使い方をマスターすれば、結構使えます。

B.応用編

@またぎ

カズがよく使っているフェイント。とにかく、内側から外側へ、外側から内側へ、または連続してボールをまたいでみよう。またいだ後、インサイドでタッチしたり、アウトサイドでタッチしたり、外へドリブルしたり、内へドリブルしたり、いろいろ組み合わせて自分なりのフェイントを考えてみましょう。決まればカッコイイし、相手を混乱させるには一番の技です。

Aキックフェイント

右利きの人なら、左にあるボールを左の方向へ蹴るまねをしてみよう。相手は必ずブロックするために足を出すからそのすきに右側にドリブルしよう。または、その逆でも使えます。

B引き技を入れて

右利きの人なら、左にあるボールを足の裏で引いて右の方向へ方向転換してみよう。ボールを引く前に、右足でキックモーション(蹴るまね)をすればもっと効果的です。

C足の裏を使って

足の裏を使って横に移動します。これを連続でしたり、一度足の裏でストップしてまた動かしてスピードの変化をつけたり、方向を変えたりしてみましょう。いろいろな組み合わせで、いろんなフェイントができると思います。また、足の裏を使って回転を繰り返すことによって、2人の間をすり抜けることもできます。いろいろ試してみましょう。

Dまた抜き

相手に一番ショックを与えるのが、このまた抜きです。また抜きをする場合、ボールにタッチする場所によって、3つのパターンがあります。右利きの人なら左側にいる相手に対して、一度右方向に体を振って、相手に足を出させてまたが開いた時に、切り返しぎみに右足のインサイドでボールを通します。相手が右側にいる場合は、縦に進むように左足を一歩踏み出して相手が足を出したところを右足のアウトサイドでボールにタッチしてまたを通します。また、正面に相手がいる場合は、ちょっと正面に蹴るような動作をすると、相手はふんばるようにまたを開きます。ここを爪先でちょんとつくようにタッチして、またを抜きます。ちょっとしたコツをつかめば簡単にできますので練習してみましょう。

Eクライフターン

ヨハン・クライフというオランダのスーパースターが使っていたフェイントです。右利きの人なら、右足でボールを蹴るように大きく足を振ります。振った足はボールを通り越して、一瞬止め、振った右足のインサイドでボールをかかえこむように軸足の後ろを通して体の後ろ側へ方向転換します。現在では、世界中で使われる有名で絶対とられないテクニックです。ぜひ、マスターしましょう。

Fひとり時間差

昔、木村和司や柱谷幸一が使っていたフェイント。例えば左に相手がいて縦に突破したい時、左足のモモをちょっと浮かせてみよう。相手は縦にダッシュすると思ってあわてて前へ出ようとするが、フェイントとわかって立ち止まる。その瞬間に右足で縦へドリブルすると簡単に縦へ突破できます。

Gその他

とにかく、いろんな技を組み合わせて新しいフェイントを自分で作りましょう。例えば、左の味方に蹴るように手で指差して、そのすきに右に行くとか、手でボールをつかむふりをする(ラモスか使った)とか、いろいろアイデアはあるはずです。また、上記のまたぎや引き技、また抜きを組み合わせたり、連続でしても効果的なフェイントになります。フェイントとはとにかく相手をだませば勝ちです。頭を使って自分だけのフェイント考えて、みんなに教えましょう。

7.練習計画(必要な技術とは)

最後に練習計画を考えてみましょう。どれでもいいからやるのでは短期間には上達しません。いくつかのステップがありますので、順番に身に付けていきましょう。

A.ステップ1

まずサッカーをする時、何を最初にするのか?味方からパスがきたらどうするのか?最初にすることは『トラップ』です。トラップしてボールを止めることができなければ、パスも、ドリブルも、シュートもできません。とにかくトラップが一番大切です。 トラップを練習するためには、まずボールに足が慣れなければなりません。頭で考えたイメージ通りに、足が動かなくてはいけません。そこで『リフティング』をしましょう。最初は、何回も落とさずにつく必要はありません。一回一回確実に、自分がイメージしたところにボールを操れればいいです。そして、だんだん回数を増やしていきましょう。サーカスのようにリフティングがうまくなっても試合には使えません。 次は様々なトラップに挑戦しましょう。それぞれのトラップが、10回中9回は成功するようになったら、ステップ1は終了です。

B.ステップ2

リフティングとトラップができるようになったら、足がボールにも慣れ、足首の力もついてきたといえるで、次は『キック』を練習しましょう。ここでは、インサイドキックとインステップキックだけでいいでしょう。10m離れて、強くて正確に10回中8回蹴れるようになったらステップ2は合格です。ボールが斜めに回転していたり、ハエが止まるようにゆるくてはいけません。低いライナーで飛ぶようになるまで練習しましょう。

C.ステップ3

次は、簡単な『ドリブル』の練習。ジグザクドリブルを繰り返ししましょう。スピードアップしてもバランスが崩れず、スムーズに流れるようにできれば合格です。 そして同時に『ボールキープ』をマスターしましょう。 ここまでできて、はじめて試合のできる最低限のレベルです。5年生の段階でステップ3を卒業できていないとちょっと苦しい。ここまでのレベルに到達していないなら、必死で練習してこのレベルまで上達しましょう。ここまではそんなにむずかしい技術ではありません。毎日コツコツと練習すれば自然に身に付きます。あきらめずに、一日も早く追い付きましょう。

D.ステップ4

さあ基本ができたら、『フェイント』の練習。とにかく、スムーズに技をかけられるように繰り返し繰り返し練習しましょう。ゼンマイのおもちゃのロボットのようにフェイントをかけても相手には通用しません。流れるようにスムーズに。しかもゆっくりやっても効果はないので、すばやくスピーディーに技をしかけられるように練習してください。試合中に使えるようになったら、サッカーがもっと楽しくなるでしょう。

E.ステップ5

最後に『ロングキック』の練習をしよう。しかし、これだけは家ではできません。学校や広い公園で時間を作って練習しよう。ロングキックは、いきなりは蹴れません。蹴り方(力の入れ方)は、経験でしか身に付きません。インフロントキックで、最低20mはノーバウンドで蹴れないと試合では使えません。とにかく自分で時間を作って練習しましょう。

F.ステップ6

技術的には、小学生の間にこれだけ身に付ければ合格でしょう。後は試合をして、いろいろ経験して、どんな場面でどんな技術を使ったらいいのかを知ることです。中学校に行けば体も大きくなるし、筋肉も付いてきます。また、それを強化するトレーニングもします。だから小学生の間には、体力トレーニングをするよりもボールを自由に操れる細かいテクニックを身に付けておくべきです。家の周りでできる練習で十分ですから、毎日少しずつでもボールに触って、しっかりボール感覚を身に付けましょう。『ボールを友達にする』ことが大切なのです。


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