サッカー観戦記 |
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約20年ぶりにこの部屋を復活します。
サンフレッチェ広島の試合を中心に、日本代表やその他海外の試合の観戦記です。
40年間少年サッカーの世界で指導者、監督を経験してきた視点で感想を書きます。
平日の試合は時間的にきびしいため週末の試合にかぎり観戦記を書きます。
その他のテレビ観戦やサッカー界あれこれの感想はこちらです。
もちろん乱入も大歓迎で〜す(^○^)
サッカーな日々
| 40年の監督生活で学んだこと ・守備を計算できないチームでは試合はできない ・事故は起こるものだから無失点で勝つことは考えない ・3点奪われても4点奪える攻撃力をつける ・一度もボールを相手に渡さなかったら試合に負けることはない |
| 『プレー判断の速さ』の追求 コミュニケーション(声のサポート)・・・チームとして @コーチング(指示) A要求の声 オフ・ザ・ボール・・・個人として @視野の確保(体の向き、周りを見る、背後確認) A次のプレー準備(シナリオ、イメージ、ファーストタッチ) |
| 攻める時は、安易にボールを失わないこと ⇒狭いところでサッカーしない ⇒ピッチの広さをめいっぱい使ってボールを動かす ⇒数的優位(同数)になったら恐れずチャレンジする ⇒ボールを失わなければ試合に負けることはない |
| 守る時は、みんなで助けあってボールを奪うこと
⇒チーム全体のバランスを意識したポジショニング ⇒チャレンジ&カバーの徹底 |
| 攻撃は3段階で考える @ビルドアップ(後方) ⇒サイドチェンジ Aスイッチオン(ハーフライン付近) ⇒スピードアップ Bフィニッシュ(ペナルティエリア、バイタルエリア) ⇒得意なフィニッシュパターンに持ち込む |
| 1試合で4得点を奪う攻撃力をつける ⇒最低でも3倍のシュート(12本)が必要 ⇒12本のシュートを放つためには3倍のチャンス(36回)が必要 @18回はサイドバックからのクロス(左右9本ずつ) A6回はセットプレー(コーナーキックとフリーキック) B6回はミドルシュート C6回は中央突破や相手のミスから |
| キーワードは数字の『3』 @『3秒』以内の判断 A『3m』相手から離れる B『3本』のパスコース確保(意識) C『3角形』の動き D『3人目』の動き |
【2025/4/30】
4連敗の危機的状況に思うこと
ちょっとまじめに考えましょうか。なぜ勝てなくなったのか?どう改善すればいいのか?
昨シーズンまでや調子のいい時と比較して、何が違うのか?
@点が取れていないこと
A前線からのマンツーマンのハイプレスができていないこと
Bカウンターから安易に失点していること
もちろんプロのスタッフたちだから、考えていないはずはないと思う。でも、傍から見ていると手を打っていないようにも見える。だからこそ、根が深いような気もする。
『点が取れていないこと』については、連係問題が大きいと思う。『ボールを持てていない』状況ではない。が、『ボールが停滞する』と感じることが多い。特に昨年まで見られていた『ワンタッチパス』がほとんど見られない。以前は、他チームのポゼッションが『各駅停車』に見えて、サンフレのポゼッションは『意図的なスムーズさ』に感じることが多かった。それくらい他チームのボール回しが『かったるい』と感じていた。それが今は逆に感じる。そこの問題を解決しないと、これからも得点は生まれづらいと思う。
ようするに1つ1つ『考える』時間が長すぎる。瞬間に判断できる状況を生み出すしかない。当然『ボールも人も動く』状況が望ましい。最近のスタッツをみると、走行距離が相手チームの選手の方が多い状況が見て取れる。これが意味するものはなにか?松本タイシ移籍だけの問題なのか?
『動いていない』のか?『動けない』のか?なんとなく、どっちもの状況になっているのでは?つまり『動くスペースがない』から『動けない』のではないか、という仮説を立ててみる。
ジャメ
加藤 川辺 中村
東 中野
田中
佐々木 荒木 塩谷
大迫
今の実際のフォーメーションはこんな感じ。川辺はほぼシャドーの位置まで上がってる。両サイドも高い位置を取るから、実際に最前線は『6トップ』に近い状態になってる。これでは、横のスライドはやりづらい。特にサンフレの場合は、両サイドが中へスライドしてボールを受けることはほとんどない。日本代表なら三笘と久保が中へスライドすることが多い。なので、どうしてもポジションチェンジが起きにくく、動こうにもスペースが見つけづらくなっている。実際には、ジャメ、加藤、中村が頻繁にサイドのスペースを狙っているが、相手チームも研究していて、DFラインを高く保つことでスペースを消してパスを出させないようにしてる。
シャドーがサイドの裏のスペースでボールを受けることもあるが、ほとんどの場合が佐々木や塩谷などDFからのロングボールであり、マイボールにできる確率は高くない。以前は、サイドバック、シャドー、センターバック3人の連係でペナルティエリア外側のスペースをワンタッチパスの連続で攻略することも多かったが、今はほぼ皆無だ。ごちゃごちゃと人が多すぎて、結果的にこのゾーンをあきらめることになっているのではとも思ってしまう。
あと、この『ごちゃごちゃ感』を回避するために有効に機能していたのが『サイドチェンジ』だが、これもほとんど見られない。もちろんサイドチェンジをしていないわけではないが、『各駅停車』すぎるのが以前とは違うところ。パスの距離が短すぎるので『局面を変える』効果が薄い。例えば欧州リーグのハイライトを見てると、1本のサイドチェンジパスで攻撃のスイッチがはいることが多いと感じている。以前はもっとあったような気がするが、今はほとんどない。
サイドチェンジで感じるところでは、サイドチェンジを効果的に使うための『相手を片サイドに引き寄せる』こともできていない気がする。サイドチェンジをより有効に使うには、相手選手たちが左右どちらかのコートに多くいる状況が好ましい。『ひきつけ切れていない』から、サイドチェンジした先でも、また『ごちゃごちゃする』ことになっているように感じる。
『カズ&アオ』のダブルボランチ時代を振り返ると、サイドチェンジには『2ルート』あった気がする。1つはカズがDFラインまで下りて、DF経由でサイドを変える流れ。もう1つは、DFラインの前のスペースでアオが受けてサイドを変える流れ。この2人のコンビも、基本的に『縦関係』ではあったが、常にセンターバックとサイドの『間』に入って、『ボールの出し入れ』をやっていた。それに対して今はどうなのか?田中がDFラインまで下りてくることは、ほぼない。川辺はシャドーの位置まで上がったままで、たまに下りてくるくらい。なので、サイドチェンジの大半は『佐々木←→荒木←→塩谷』であり、サイドにボールがたどり着いたころには、相手守備もそれに合わせた陣形に変更できている。これでは、何の効果も得られない。
さらに最近よく見られるのが、相手チームも同じような戦い方をしてきて、いわゆる『ミラーゲーム』になることが多い。そうなるとDFラインでも『3対3』になってしまい、最終的にGK大迫に下げてロングボールを蹴ってしまう確率が異常に高くなってしまってる。あのロングボールの数は異常ではないか。今でも当時のミシャのように最終ラインから丁寧につなぐチームも半分くらいはあるが、今のサンフレッチェは『あまりにも』と感じるくらい『雑』だ。
日本のチームである以上、やはり『日本代表のスタイル』がお手本であり、目指すところではないかと思う。現在の日本代表が、あんなサッカーするか?鈴木ザイオンが、アホみたいにロングボール蹴ってるか?違いすぎるだろ。田中サトシも日本代表狙うなら、あんなプレーしてたらダメやろ。遠藤、守田、田中とスタイルが違いすぎる。あれでは呼びたくても呼べない。ロングボールを蹴っていればセーフティではあるが、それではチームとしても選手としても成長はないのでは?もっと無理をしないと。
以前はGKまで下げることは少なかったと感じてる。たとえ下げても、大迫も浮き球ではないボールでつないでいたと思う。いつからこんなに変わってしまったのか?以前はできていたのだから、できないわけではないはずだ。
どっちにしても今のスタイルで戦っても点が取れないことは『4連敗』で証明できたのでは?ならば、戦い方を変えるしかないのでは?何も手を打たねば、このまま『J2まっしぐら』になっても不思議ではない。
昨シーズン中盤から、トルガイ、パシエンシア、ジェルマンと緊急の外国人補強、今シーズンのジャメ、菅、田中、井上、前田、中村などの補強でごまかされてきた感じだが、チームとしての崩壊は始まっていたのかもしれない。
ともかく『ビルドアップ』の部分を整理して、『よかった』時の流れやスタイルを再度取り戻してほしいと願うしかない。
具体的には『バックパス禁止』を掲げ、安易にバックパスで『逃げない』ことにチャレンジする。ワンタッチパスの連続でサイドを攻略するか、DFへ下げずにボランチを経由してサイドチェンジで局面を変える展開に持ち込むこと。それとダブルボランチの『ボールタッチ数』を今の2倍以上に増やすこと。スタッツを調査したことはないが、今リーズでプレーしている田中アオと、田中サトシ、川辺のボールタッチ数は数字で見れば一目瞭然だろう。本来の『日本のボランチ』としての役目を果たすことが、まずやるべきことだと考える。この課題にチャレンジすることで、狂っていた『歯車』が正常化する可能性は高いような気がする。
どの試合だったか解説していた福田氏が『窮屈そうだ』と語っていたが、あまりサンフレッチェを知らない人でもそう感じるのだから、よほど異常なのだろう。まずは『正常化』することで、ジャメ、加藤、中村らの本来の姿を取り戻すべき。彼らを『無能』呼ばわりする人もいるが、実績を残しているのだから『無能』なわけがない。ただ今は彼らの能力が発揮できない『何か』があると考え、それを『取り除く』ことで彼らの真の姿を取り戻すしかない。小手先の『補強』でごまかしてはいけない。
セルティックであれだけ点を取っていた古橋が、レンヌに移籍したとたん輝きを失ってしまった。古橋は『無能』なのか?そうではない。古橋が輝ける環境ではないからだ。それはジャメ、加藤、中村だって同じ。ジャメは磐田で点を取ってきた。加藤も昨シーズンまで実績がある。中村は開幕直後から結果を残してきた。同じことは川辺にも言える。彼もスイスやベルギーで活躍し、20点以上もとってきた。彼らを責めるのはお門違いだ。責めるのなら、彼らを活躍させることができない指揮官だ。
話が横道にそれたが、『点が取れない』ことに対して、きちんとした理論に基づいて分析し、改善すべきだと思う。『補強』や『選手』だけに解決を求めてはいけない。『チーム』として改善を求める。
あと戦術的に言うと、『セットプレー』も問題だと感じている。まったく工夫が見られない。例えばコーナーキック。ショートコーナーなんて見たことがない。確かに荒木、佐々木と2人は強力だが、それだけに頼りすぎてる。それで今は徹底マークされて、得点が奪えない。ここにも『変化』『改善』の余地はある。
では、2つ目の課題『前線からのマンツーマンのハイプレスができていないこと』について。
昨シーズンまでは、バスケットのような『フルコートでオールマンマーク』みたいな守備がはまっていた。しかし、今シーズンになって、簡単にかいくぐられるようになった。『犬のように』前から食らいついていっても、いなされて剥がされる。その連続。以前は、相手チームも辛抱できなくなって、最後尾からロングボールを蹴って、それを強力な佐々木、荒木、塩谷の3CBではじき返してボールを回収できていた。でも、今はどうだ?以前のように相手は蹴ってこない。サンフレッチェのプレスを逆利用するかのように、ひきつけて、剥がして、逆に最前線で『数的優位』まで作るようになってきた。
さらに今シーズン前までは『広島はCB3人だけで守れる』ことが前提だと言われていた。ところが、今シーズンになってカウンターから何度も失点を繰り返している。もう『CB3人で守れる』のは幻想にすぎない。実際、ボランチ田中が前の方でボールロストしたり、アタックを外されてから、一気にカウンターを受けて失点するシーンが目立つ。失点しないまでも、大ピンチを迎えるシーンが多い。根本的に守備組織はもろくなっている。
『点が取れない』から『前線に人を増やす』。でも『前線に人が多すぎる』から『攻撃が窮屈になる』。で、『相手ボールになる』と『守備の人数が足りない』ことになり、カウンターを食らって失点する。見事な『悪循環』に陥っていないのか?これが今の現実だと思う。
まず『ハイプレスがかからない』のはなぜだろうか?これには内的要因と外的要因があると考える。
内的要因は、選手間の連係や意思疎通、意思統一があるだろう。『どこまで追うのか』『どこで奪うのか』のところが不徹底に思える。追ってないわけではない。追ってるけど追い込めない。ザルのように『穴が開いてる』。サイドで追い込んだように見えても、センターサークル付近にボールを動かされるシーンを何度も見た。あれではプレスはかからないし、逆にピンチを招くだけだ。コーチングができていないのだろうか?ハイプレスをかける以上、追い込み方や追い込みの強度を指示する『司令塔』がいないと成立しない。今はだれがやってるのだろう?選手個々がバラバラにやってるようにしか見えない。今の状況なら『やらない方がまし』とも思えてしまう。体力を失うだけだし。さっさと引いて、守備ブロックを敷いて休んだ方がいい。
あとは残念ながら、『CB3枚』が弱くなっていることもある。荒木はともかく、佐々木も塩谷も、もう選手としてのピークは過ぎている。競り勝てないシーンも見られる。また高さ勝負だと不利だと認識して、相手FWが下がってボールを受けるシーンも多い。足元勝負だと、簡単にボールは奪えないし、ファールを取られるシーンも多くなる。最近では足元で簡単に収められて、2列目の選手が入れ替わるようにドリブルで侵入してくるシーンも見られる。ファジアーノ戦で、ルカオの強引な突破を許したのも、空中戦ではなく地上戦に持ち込まれたからだと考える。ともかく、もう『CB3枚』だけでは盤石ではないということだ。
外的要因は、やはり相手チームの研究と成長がある。J1チームでは、この数シーズン、ポゼッションに取り組んできたチームも多い。昨シーズンは『前線からのプレス』に面食らっていたチームも、『こうやったらいい』という改善策を見出してきている。『最終ラインで追い込まれた』『サイドで追い込まれた』状況を想定して、MF、FW、反対サイドの動きなど、かなり研究してきている。以前なら『個の能力』だけで対応していたものが、『チーム』として対応してきている。ファジアーノですら、ハイプレスを『ワンタッチパス』の連続でかいくぐったシーンが何度か見られた。
こういった要因に対応するためには、プレスをかける側も『進化』しなければならないのだが、果たしてどうなのか?今は疑問しかない。
最後に、3つ目の課題『カウンターから安易に失点していること』について。
これまで記した複合的な要素が絡み合ってる。『3CBの衰え』『相手チームの研究』『点が取れないから前線に人をかけすぎ』など、チーム組織としてバランスを崩し、ムリがムリを呼んで組織を破壊している。その結果、昨シーズンまでほとんど見られなかった『カウンターからの失点』が多発している。これは不運が重なっているだけではない。交通事故の増加と同じく、なんらかの理由がある。そこを改善しなければ、この流れは止められない。
もちろん、一番簡単な解決法方法もある。それは『たくさん点を取ること』だ。常に『3〜4点』取れれば、ムリに人をかけて攻める必要もない。であれば、カウンターも受けなくて済む。その考えに振り切ると『補強』とかになってしまう。でも、それではおもしろくない。サッカーには、数えきれないくらいの『考え方』『スタイル』『戦術』『戦略』『采配』『フォーメーション』『セットプレー』『トリックプレー』がある。どんなに選手レベルが低くても、予算が少なくて補強できなくても、既存選手たちの『個性』『特長』『長所』『武器』を組合せば、勝利を目指すことはできる。そこがサッカーの自由度であり、おもしろさである。今のサンフレッチェには、それが見えない。だから、つまらない。確かにケガ人は多い。審判にも泣かされた。でも、それの『せい』にして逃げるのはどうなんだ。もっと言えば、監督も『どうかしている』けれど、選手も『どうかしている』のでは?変わろうとしているのか?『言われたこと』だけをやってるのではないか?
以前監督業をしていた時に、よく言っていたことがある。『自分たちのサッカーをすれば勝てる』ってどういうこと?サッカーには相手がある。自分たちが『やりたいこと』だけ追求してどうすんの?将棋やチェスと同じなんじゃないかな?もちろん『自分たちの形』は持ってるけど、それを相手に合わせて微調整して、そして『自分の得意な形』に持ち込むのが楽しいのでは?そこをどこまで追求してるのか?相手はドンドン研究してきて、サンフレッチェの長所を消しにかかってるのに、相変わらず『今まで通りのサッカー』しててどうすんのさ?
今のサンフレッチェに望むのは『勝つためのサッカー』ではない。かつてJ2降格が目の前に迫って、監督解任とともに『超負けないサッカー』をやったことがある。当時のチームでは、それが精いっぱいだったのかもしれないが、今は違う。タレントも豊富だ。しかも『かつては同じメンツでやっていた』実績もある。修正がそこまで大変だとは思わない。『考え方の変更』だけの話だ。『強いサッカー』をやってほしい。『逃げないサッカー』をやってほしい。簡単にボールを下げない。GKに下げてもロングボールを蹴らない。安易なロングスローを多用しない。ともかく『時代遅れ』の浮き球が飛びかうサッカーはうんざりだ。知的でスキルフルなサッカーが見たい。
私の願いが叶うことはないだろうが、この危機的な状況に我慢できず、長年サンフレッチェを見続けてきた人間の願望を綴ってみました。
【2024/8/31】
[J1]広島 3−2 FC東京
アクシデントの中でも広島まで来てくれたFC東京の選手やサポーターにとっては、いい感じのエンターテイメントにはなったけど・・・スッキリ勝たんかい!
■得点
広島 05分 加藤→こぼれ球→トルガイ
広島 32分 加藤→こぼれ球→トルガイ
広島 63分 松本泰PK→トルガイ
東京 79分 小柏
東京 91分 東OG
加藤
トルガイ 満田
東 松本泰 川辺 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
56分 川辺→塩谷
67分 新井→越道
67分 トルガイ→ドウグラス
67分 満田→中島
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・B
立ち上がりにいきなりパスミスから決定機を献上。そのあともキックミスを連発。代表なんだから。今パルマで、ザイオンはキックで評価されてるぞ。もっと成長しろよ。
CB荒木・・・A
失点は荒木にはノーチャンスだった。それ以外、東京の起点になるディエゴオリヴェイラは完封した。
CB中野・・・A
新井との関係はよかったんだけど。越道に代わってドタバタしてしまった。
CB佐々木・・・A
大事なポイントでは佐々木が競り勝ってピンチの芽を摘んでいた。が、2失点目のシーンだけは完全に集中が切れていた。ああいう場面は作ってはいけない。
DH川辺・・・A
塩谷とのコンビではなかったので、立ち位置がかなり後ろだった。なので、ちょっと攻撃に絡み切れなかった。逆に、前半に受けたイエローでやりにくくなった。交代直前のプレーで2枚目が出るかと思ったよ。
DH松本泰・・・S
タイシは何人おるんや?影武者がいるのかと思うくらい走っていた。そして、あの「股抜き」。完璧だった。それにしても、疲れんのかいな?
SB新井・・・A
いつも通りのプレーだったけど、なんかフィットしなかったかな。あのシュートは決めたかったな。
SB東・・・A
3点目のコンビネーションはよかったけど、試合終盤はドタバタしたなあ。で、あのオウンゴールだし。ちょっと集中力切れたな。
OH満田・・・A
悪くはないんだけど、まだ「馴染んでない」感じ。なんでなんだろう?
OHトルガイ・・・S
恐れ入りました。これまでリーグ戦で「シュート7本で6ゴール」ですわ。なんちゅう決定力ですか。で、失敗した1本を除いて、すべてのシュートが「地を這う」ような軌道。だから、DFやGKの股間を抜けていく。これは少年を含む全日本人サッカー選手が見習うべきだと思う。ただ、2点目は「オフサイドだな」と思って軽く蹴ったでしょ。蹴りながら白い歯を見せて笑ってたから。でも「相手選手が残ってたの?」って感じで苦笑いだった。ともかく、すげぇ「紫の魔術師」だわ。
FW加藤・・・A
トップとシャドーの両方を見ると、やっぱシャドーの方がイキイキとしてるんだよな。噂のポルトガル人FWが来るなら、もっと活躍するムツキが見られるかな?
DH塩谷・・・A
川辺が2枚目もらいそうになったんで緊急登板となった。失点するまでは「完勝」だったんだけど、あそこから収集つかなくなった。
SB越道・・・B
前半戦の福岡戦だったか新潟戦だったかで、志知が飛び込んでかわされてカウンターから失点し「引き分け地獄」に陥った時期があった。1失点目は、あの時と同じで越道が飛び込んでかわされたところから始まった。3点リードしている試合展開で、ああいうプレーが必要か?
FWドウグラス・・・A
そこまで悪くはないんだけど、前線でボールが収まらない時間帯があった。そしてFC東京が勢いに乗ってしまった。まあそれでも、自分の形に持ち込んでシュートも撃ててるし、そこまで悪くはない。
OH中島・・・B
今日は辛口だ。特に2失点目の守備の軽さはいただけない。「3−1」のスコアの戦い方じゃないよ。
2.全体の感想
3点目は狙った形で崩せてたけど、1点目、2点目はラッキーだっただけで、1試合通してあまり効果的な「崩し」や攻撃はできていない。その意味で、3点も取ってるのにスッキリしない。
采配的には問題はないけど、現時点で「越道+中島」で右サイドを守るのは経験値が浅すぎて不安だ。新井は「仲川+白井」に対して、満田や川辺と連携して効果的に守っていたが、相手も俵積田を投入してから越道のサイドが「ザル状態」になってしまい、徹底的に狙われてしまった。追いつかれなかったからよかったものの、洋太朗を使うなら茶島の方がよかったかもしれない。
まあいろんなことがあったけど、なんとか勝ち切って「首位奪取」ができた。ただ、本当の勝負はこれから。Jリーグ、ルヴァン杯、天皇杯、そしてACLと、とんでもない過密日程が待ってる。それでもターンオーバーしないのか?本当に戦えるのか?
7連勝はすごいことだけど、1戦1戦ヒヤヒヤの試合が続いてる。けっして楽な試合はない。選手の入れ替わりもあって、まだまだ未完成な状態だ。正直なところ、不安しかない。試合終盤のドタバタ劇で、さらに不安が増大してしまった。
【2024/8/25】
[J1]広島 2−0 柏
紙一重なんだけどね。ギリギリの戦いの中で「勝ち点3」を奪い続けてることはすばらしい。
■得点
広島 38分 新井→中野
広島 65分 松本泰→OG
加藤
松本泰 満田
東 塩谷 川辺 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
77分 塩谷→ドウグラス
85分 満田→トルガイ
85分 川辺→中島
96分 東→イヨハ
96分 新井→越道
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
細谷が抜け出したシーンはよく飛び出した。9本シュート撃たれてるけど、その場面くらいしか危険なシーンはなかった。
CB荒木・・・A
2回くらい危ないシーンで体を張ってブロックした。ああいうところを見逃してはいけない。どんな場面でも最後まで体を投げ出す荒木の守備はもっと評価されるべき。まあ細谷に抜け出されたシーンは、アレだったけど。
CB中野・・・S
勝利の女神は、ああやってマジメに「全力疾走」する選手に微笑むんだよな。間違いなく新井はクロスを入れたんだけど、相手が出した足に当たってコースが変わり、それが中野の背中に当たってトラップした格好になり、目の前におあつらえ向きのボールが転がってきた。でも、あれをあそこに蹴るのはさすがだ。インタビューでは「隼人くんに勝った」と言ってたが、荒木と得点争いをしてたとはwww。
CB佐々木・・・A
2点目につながったアウトサイドのワンタッチパスはお見事でした。あれで「決まった」。守備はいつも通りで問題なし。
DH川辺・・・A
安定感はあったけど、あまり効果的なプレーはなかったかな。細かいミスもあったし、移籍とかあったからちょっと疲れてる感じが見える。
DH塩谷・・・A
前半はなにか重そうだった。ハーフタイムで休んで後半になってから、元気になった感じ。それでも守備時のポジショニングは、前へ押し出したり、DFラインに入ったり、さすがだ。
SB新井・・・A
中野とのコンビネーションがじわじわと上がってきた。左サイドの東、佐々木、松本泰のパスワークによる崩しとは異なり、中野のオーバーラップを使った連係は違った形でおもしろい。フリーキックも惜しかったし、トルガイへのクロスも惜しかった。なんか、いつの間にか「いなくてはならない選手」になったな。
SB東・・・A
得点なんだよな、東にかけているのは。昔の洋次郎を見てる感じ。パサーとしては一流なんだけど、フィニッシャーとしたら二流。新井はハットトリックも含めて点取ってるぞ。今日も決定機外したし。なんとか殻を破ってほしいが。
OH満田・・・B
今日は思いっきり「空回り」。「自分で何とかしよう」という気持ちはわからんではないが、シンプルでいい場面で無理をしてボールロストするシーンが、特に前半に多かった。う〜ん、調子のよかった時のように、気持ちとプレーがいい感じにフィットする状況にならんかな。
OH松本泰・・・A
ホンマ、よく走るな。で、ただ走るだけでなくプレーの「質」がいい。あのOGを誘発したプレーも、あのタイミングでポケットと狙って走ってることがポイント。もともと武者修行に出される前から大好きな選手だけど、今の「欠かせない選手」になっていることはうれしいよ。
FW加藤・・・A
点が取りたいよな。気持ちが出てる。が、なかなか難しい。シュートは5本くらい撃ってるのかな。この日はダメだった。でも、求められてる仕事はきっちりやってる。競り合いも、スプリントも、ドリブルも、シュートも、かなり高いレベルでやり切ってる。そして「ボールロスト」が極端に少ない。あ〜、あの抜け出してレッドカードを誘発したプレーは・・・シュートまで行かせたかったな。残念!
FWドウグラス・・・A
らしさは十分出せたかな。あの、トルガイのスルーパスは決めたかったな。得意な形だっただけに。それにしても加藤の抜け出しに起点になったトラップからのボールキープはえぐかった。
OHトルガイ・・・A
これまで放ったシュート3本で3点取ってたのに。初めてのシュートミス。もったいない。でも、ドウグラスへのスルーパスはミラクルだった。やっぱ、タダモノではない。
DH中島・・・S
あんな短時間でもワクワクさせてくれる選手はそうそういない。なんだろなあ、やっぱ「カズ」の幻影見ちゃうんだよ。体の向きとボールタッチだけで、簡単に局面打開してしまうテクニック。左サイドに繰り出した正確なロングパス。さらに終了間際のミドル。無回転で枠内に「ズドン」だもん。未来が楽しみでしかない。
SBイヨハ・・・???
さすがに印象がない。
SB越道・・・???
元気いっぱいだったことはわかった。
2.全体の感想
実況の江本さんが「スキッペ監督はターンオーバーしない」と言ってたのは驚いた。マジかよ。まあ、勝ってるからいいけど、チームマネジメントとしてはどうなんだよ。連戦による疲労とパフォーマンス低下、そしてケガによる長期離脱。そうならないようにしてくれよ。去年の三笘のような悪夢はコリゴリだ。
試合自体は決して楽なものではない。1点目も2点目も「偶然」と「運」がなければ生まれてない。今はこんな状況でも「運」はある。あの「負けてない=勝ててない」時とは大きく異なる。
攻撃ばかりがスポットライトを浴びてるが、実は守備時の「ギリギリの攻防」を制していることの方が大きい。この日もペナの中で、何度もシュートブロックでピンチをしのいでいた。被シュート数の割には、大迫が横っ飛びで防いだ記憶がないのは、守備陣が最後に体を投げ出してシュートをブロックしてるからだ。結構やばい場面は作られているが「簡単に失点を許さない」意識が徹底されていることがすばらしい。
立ち上がりは押し込まれて「どうなるのか?」と不安になる試合展開だったが、「手数をかける」場面と「シンプルに」を巧みに使い分けた試合運びは、チームの安定感を生み出している。まあ、同じメンバーでずっと戦ってるから、「それ以上」があまり出てない「マンネリ」も感じる部分ではあるが。
今は「選手交代」のカードに、トルガイと洋太朗の「現代のファンタジスタ」2人がいることが大きい。スタメンでは、あれ以上のことは期待できない限界がある。が、この2人は「違う世界に変える」ことができる才能がある。しばらくは、こういう使い方が続くんだろうな。
ともかく今は「サンフレッチェの戦い方」が構築されつつある。なんか「アントニオ猪木の試合」を見てる感じに近いな。「終わってみれば・・・」みたいな。
【2024/8/17】
[J1]名古屋 1−2 広島
満田がだいぶ戻ってきたな。
■得点
広島 48分 荒木
広島 55分 加藤
名古屋 88分 ユンカー
加藤
松本泰 満田
東 塩谷 川辺 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
74分 加藤→井上
74分 川辺→トルガイ
90分 満田→越道
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
特にピンチもなかったし。あの失点はどうしようもない。
CB荒木・・・S
パトリックはほぼ完封。で、カウンターからの1対2のシーンで森島のパスをカット。さらに得点。クロスバー直撃も含めて貢献度抜群だった。
CB中野・・・S
ユンカーにやられたシーンは、この試合唯一のミス。反省は必要だが、それ以上の貢献をしたので許そう。
CB佐々木・・・A
この試合はあまり出番がなかったというか。
DH川辺・・・S
「らしさ」がよく出た試合だったと思う。あのシュートは決めたかったな。ともかく「川村の穴」は埋まった気がする。
DH塩谷・・・A
試合後のベンチでのびてたな。相当疲れたんじゃないの。まあ、存在感は抜群だった。試合終盤以外は、ほとんどバイタルに入らせていないんじゃないかな。
SB新井・・・A
この日は中野とのコンビがよかった。まあ、何度中野に追い抜かれたか。2点目のシーンも、新井も走ってたんだけど。まっ、いいか。
SB東・・・A
安定はしていたんだけど。あんまり目立ってなかったかな。
OH満田・・・S
なんか今までと違ってキレがあった。試合最終盤までスプリントできていたし。体が戻ってきたのかな。あとは「点」だ。
OH松本泰・・・S
この試合の「MVP」はタイシだよ。とにかく走ったなあ。そして、あのダイレクトスルーパス。貢献度はナンバーワンだ!
FW加藤・・・S
いい時のムツキになってきた。球際のバトルも悪くなかったし、あの難しいシュートも決めた。GK正面だったヘッドも良かった。ムツキらしい「トップ」の形を作れたらいいな。
FW井上・・・B
悪くはないけど、まだまだボールロストが多い。時間帯とか、得点状況とか、そこで求められるプレーを「やりきる」チカラをつけような。
OHトルガイ・・・B
ちょっときれいにやろうとしすぎたかな。まあ、2点リードしてる場面だし、無難にクロージングに走った感じ。ただ、ペナの中に入ったら得点状況など無視して貪欲にやってほしかったな。実際、2回くらいあったし。相手2〜3人引き連れてフィニッシュを期待してるんだよ。
OH越道・・・B
時間も短かったので、あまり見せ場がなかったな。
2.全体の感想
久々に「パスワークでの崩し」を見せてもらった。ああいう得点は気持ちいい。
正直、名古屋がなぜあの順位にいるのか理解できた試合だった。広島がリーグ最多シュート数で、名古屋がリーグ最少シュート数。なんとなく「あー」って感じ。ボールを奪ってからの動きが整理されていない。だから、攻撃がモタモタしてる感じ。ああなるとハーフライン付近やゴール前の守備ブロックを敷かれてシュートへ持ち込めなくなる。でもユンカーの得点のように、アバウトなクロスでも決めることのできるストライカーがいる。もっとシンプルにクロス入れてもいいのかも。
逆に広島側からみると「ポケットを取られないように」することが重要。失点のシーンは、後方ではあるが「ポケットを取られた」感じ。前半も東のサイドで、東、塩谷、満田の3人でプレスをかけたのに「裏抜け」した相手についていかず、簡単にポケットを取られてクロスからシュートの場面を作られた。前節は中野と新井のところで何度か「ポケット」を取られた。ここはチームとしてどう対処するのか、もう一度整理してほしいな。
試合としては、やや納得できないところもある。特に前半。もっとシュートを増やしてほしいし、遠目からでも狙ってほしい。シーズン序盤で見せたような「シュートで終わる」攻撃を見てみたい。
さあ、問題はここからだ。過密日程の中で、どうやりくりするのか。今日も試合終了後、ベンチでグッタリした塩谷の姿があったが、もっと早い時間の交代も含めたローテーションを考えてほしい。中断前のボロボロの状態になるのはゴメンですよ。
名古屋戦2点目の解析 (ボールの動きとタッチ数)
相手ミス→塩谷1→佐々木2→塩谷5→川辺2→新井2→松本泰5→中野2→荒木2→佐々木2→加藤2→東1→塩谷2→加藤5→塩谷2→川辺4→新井3→満田1→東3→佐々木2→川辺2→佐々木4→東2→荒木2→中野2→新井1→満田2→松本泰1→中野2→加藤1→ゴール
パス28本→シュート
GK大迫を除いて全員がボールタッチしている。これだけのパス本数をミスなく「鳥かご」のように動かせるということは、ボールサイドの選手だけでなく、全選手が動き続けて、パスコースを作っているということ。この28本の中では右サイドにいた川辺が左サイドまで移動してボールを受けたり、加藤が左サイドへ大きく張り出したり、満田が右サイドのポケットでボールを受けたりしている。もちろんこれだけ「人とボールが動く」のだから、リスク管理として「誰かが出れば誰かが戻る」こともやってバランスが崩れないようにしなければならない。この28本の中で、何度もボールは前後を行き来しているが、後方に選手が足りないような状況は起きていない。
これだけオートマチックに、しかも1人1人がボールタッチや判断のミスなく、さらに90分間通して走り続ける体力を有していることは、本当にすごいことだと思う。
【2024/8/11】
[J1]広島 2−0 C大阪
トルガイ、すごっ!
■得点
広島 78分 トルガイ
広島 85分 トルガイ
加藤
松本泰 満田
東 塩谷 川辺 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
46分 塩谷→ドウグラス
63分 川辺→トルガイ
63分 新井→越道
67分 満田→中島
73分 ドウグラス→井上
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
大きな問題はなし。
CB荒木・・・S
レオセアラとの激しいバトルはほぼ完勝。現時点で得点王のストライカーを完全に抑え込んだことはすばらしい。
CB中野・・・A
個々のバトルは負けてない。が、中野のサイドでかなり攻め込まれた。新井との連係はもう少しレベルアップする必要がある。ちょっとポケットを取られすぎた。
CB佐々木・・・S
相変わらず「闘将」っぷりを発揮した。
DH川辺・・・S
あらっ?こんなにカズや青山の系譜を引き継いだ選手だっけ?「カズ&アオ」時代の3バックの間や3バックの前でボールを受けて、そこからゲームメイクする形は久々に見た。そして、やっぱ「格が違う」ところは見せたと思う。本当なら川辺はもう一列前の方がいい気もするが、今日のトルガイをみると、なあ。洋太朗も捨てがたいし。さあ、どう組む?
DH塩谷・・・A
安定感は抜群だった。が、ちょっとスタミナが。連戦もあるし、半分くらいでいいと思う。
SB新井・・・A
マイナスポイントは特にないんだけど、なにかモノ足りなさがあったかな。
SB東・・・A
狭いところでプレーさせるとうまいんだけど。ただねえ、何度も言うけどキックの質を上げてくれ!
OH満田・・・B
う〜ん、なんとかならんかいな。「勢い」だけは止めてくれ。去年まではもっと「緩急」使えていたような気がするんだけど。フォーデンみたいになれんのかなあ。あとさ、1枚もらってるのに突っ込むなって。危なすぎるやろ。
OH松本泰・・・A
どこをやらせてもハイパフォーマンスなんだけど、なんか「印象」が薄いんだな。やっぱ「得点」とか目に見える「数字」がほしい。
FW加藤・・・B
今日は「彼の日」ではなかった。プレーは悪くはない。が、シュートが入らない。シュートは撃ってるんだけど。で、やっぱFWではないんかな。できんことはないけど、シャドーの方が価値が高い。スタメンの満田、松本泰では「ドリブル」「キープ」で時間を作ることはできないが、加藤はそれができる。「大橋&加藤」のWシャドーの時は、2人ともそれができるから、カウンターからフィニッシュを取ることができていた。今日のメンバーでは、カウンターは難しい。でも、FWがいないんだよな。ジャーメインのようなFWがほしいよ。あー、やっぱ加藤はシャドーでプレーさせたいな。
FWドウグラス・・・B
新井のクロスは「いった」と思ったけど。緊急交代はケガかな?
OHトルガイ・・・S
すげぇのを獲ったな。なんかコリカを思い出した。1点目の「地を這うような」シュート、2点目のフェイクで相手を「寝させて」シュート、どっちもレベチ。各国リーグで点を取ってきているのがよくわかる。これを見せられると、やっぱ相手ゴール前でプレーさせたい。ボランチじゃないな。
SB越道・・・A
新井は「縦」のタイプじゃない。越道は「縦」へグイグイ行くタイプ。これは結構効果的だったと思う。トータルで考えるとまだまだ新井の方が信頼できるが、攻撃を活性化させることを考えると越道は「武器」になると思う。
DH中島・・・S
なんか違うんだよな。雰囲気が。囲まれても平然としてるし、焦ることもない。常に相手の考えてることの「逆」を取ろうとしてる。おもしろい。「川辺&洋太朗&トルガイ」で作る中盤を、早く見たくなった。
FW井上・・・S
マイナスポイントはあったけど、試合の貢献度で考えれば「S」評価だ。よくファイトしたと思う。フィジカル面はまだまだ成長途中だけど、ボールの受け方とかは悪くない。楽しみだ。
2.全体の感想
いやー、まいったな。正解は何だろう???
トップらしいトップがいない状況で、どの組み合わせがベストなのか?
トップ ・・・加藤、井上
シャドー・・・トルガイ、川辺、加藤、満田
ボランチ・・・塩谷、川辺、松本泰、中島
ケガ人を除くと、今はこれだけ。特にトップがいない。なので、本来なら加藤をトップで起用するしかない。けど、加藤の適正はシャドーだ。加藤はシャドーで使いたい。で、シャドーはトルガイは外せない。あの得点力は捨てがたい。本当なら川辺もシャドーで使いたいけど、シャドーの枠は埋まってる。そして今日の「カズ&アオ」式のビルドアップを見ると、川辺はボランチでゲームメイクさせたい。塩谷は本来DFで、3バックに不測の事態が起きた時を考えると、軸足はDFに置きたい。となると、ダメもとでも「ファンタジスタ」洋太朗をボランチで起用したい。
井上
トルガイ 加藤
東 中島 川辺 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
こんなチームを見てみたいな。なんか「夢」が見られそう。
福岡、東京V、そしてC大阪と、かなりやばい内容でも「勝ち点3」をとれたことは大きい。さらに「新戦力」と「昇格組」が結果を残したことが大きい。これから4つの大会を戦う上で、なんとかメンバーが揃いつつある。あとは「残りのピース」。大橋クラスの「掘り出しモノ」はおらんのかい。
【2024/7/21】
[J1]鳥栖 1−4 広島
後半開始早々に失点食らった時はどうなるかと思ったぜ。
■得点
広島 21分 マルコス
鳥栖 46分 ヒアン
広島 71分 松本泰
広島 87分 大橋
広島 96分 満田
ドウグラス
マルコス 大橋
東 松本泰 塩谷 新井
イヨハ 荒木 中野
大迫
■交代
61分 ドウグラス→加藤
61分 マルコス→満田
90分 東→志知
97分 松本泰→青山
97分 新井→茶島
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
あの前半のチョンボはいかんよ。まあ、差し引いてもおつりがくるくらいビッグセーブもあった。それでも股間抜かれたのはどうよ。けど、コーナーキックで積極的に飛び出してパンチングでクリアもしてたし。プラスマイナス両方あった試合だった。
CB荒木・・・B
ありゃいかんぜ。あんなに簡単に反転されたら。あのワンプレーだけだったけど、さすがに減点せざるを得ない。
CB中野・・・A
全体的に守備に追われた印象の試合だった。特に横山にぶっちぎられたシーンは悪印象だった。攻撃に関しては、つなぎよりも大半が前線へのロングボールだった。まあ、リスク管理の意味では悪くはないが。もう少し右サイドの攻撃はなんとかならんかな。
CBイヨハ・・・A
「緊急登板」でひやひやしたが、「よくやった」とほめてあげたい。ちょっとパスは不安定だったが、全体的には合格点です。武者修行で多くのクラブを渡り歩いた苦労人だから、こうやってプレーしてくれることは素直のうれしい。
DH塩谷・・・S
パーフェクトです。画面上でずっとシオを追っていたが、常に3バックの位置を確認し、時には3バック間へ入ったり、裏へ走りこむMFへついて行ったり、3バックが孤立しないようなポジションを取っていた。こうやって「アンカー」ができる選手がいることで、間違いなく「中央の強度」は増している。失点を食らって追いつかれてからは、やや高めの位置を取って、松本泰や両サイドを高い位置まで押し上げようとしていた感じ。なんか「後ろは任せろ」とも言いたげに、完全にあのエリアを1人で制圧していた。すばらしい!
DH松本泰・・・A
あれだけがんばって走っていたから「ごほうび」をもらえた感じかな。マジでこの暑さの中、よく走り切りました。
SB新井・・・A
解説の早坂氏も言ってたが新井と大橋の「ホットライン」はできていたな。感覚が合ってる感じがする。
SB東・・・B
最後は完全にバテたな。守備に戻れないし、縦パスは簡単に許すし。まあ、しかたがない。それよりもだ、あのクロスはなんとかならんか?
OH大橋・・・S
やっぱ最後は持っていくなあ。ホンモノのストライカーですわ。
OHマルコス・・・A
最後は足を引きずっていたけど、大丈夫かな?あのシュートは「さすが得点王」というクオリティだった。けっこう難しいバウンドだったけど、冷静にGKが届かない位置に流し込んだ。すばらしい。ケガもあって出遅れたが、出場すれば結果を残してくれる選手だとあらためて実感した。
FWドウグラス・・・A
あのアシストは見事だった。それ以外でも、相手DFとのバチバチのバトルは見ごたえあったし、いいタイミングでファールをもらえてた。役割は十分果たしていたんではないかな。
OH加藤・・・A
とりあえず戻ってこれて一安心。やっぱ最前線へ飛び出してボールを収めたり、ドリブルで運んだり、強烈なシュートを浴びせたり、「ひとりで完結できる」能力はピカイチ。
OH満田・・・A
だいぶ戻ってきたかな。今日はよかった。最後のシュートも、ある意味あの「思い切りの良さ」は満田の特長。シュートコースが完全に見えなくても、そこで「足を振る」ことが重要だ。あれがためらいなくできるようになったら、かなり復活したと言えるのかも。
SB志知・・・???
評価できるほどプレー時間がなかったかな。
DH青山・・・???
どうするのかねえ。これで満足してプロサッカー人生を終える気なのか?
SB茶島・・・???
あのドリブルを見てても「試合に出たい」気持ちが伝わってくる。柏も同じなんだろうな。
2.全体の感想
この試合の「采配」はパーフェクト。画面から選手の異変を感じたシーンの直後に、その選手は交替していた。うまく連係できていたと思う。
佐々木が体調不良で出場できないと知った時には、どうするのかとかなり不安だった。シオを下げる選択肢もあったと思うが、シオの「アンカー」は外さなかった。それほど重要視していたのだろう。
前半は中途半端なサッカーに終始していた。「丁寧なビルドアップ」は影を潜め、裏のスペースへシャドーが走りこむようなロングボールばかりだった。そのため最前線の「回収率」が悪く、ボール支配率は40%くらいしかなかった。左サイドは東を中心に、マルコス、ドウグラス、松本泰でショートパスによる「崩し」ができていたが、右サイドは「ポケットを取る」ような崩しは皆無だった。加藤と満田が入って、やっとポケットが取れるようになった。ここは中断期の改善課題になるのかもしれない。
この試合は「鳥栖の自滅」に助けられた気がする。前半に失点食らっていたら、かなり厳しかった。鳥栖の場合、あそこまでビルドアップにこだわると、逆に「攻撃疲れ」してしまう可能性が高い。あれほどまで「追い回され」てるのに、丁寧なビルドアップをしようとすると、ギャップを探し続けて常にポジションを動かさないといけない。「ボール支配率58%」は、逆に自分たちのスタミナを奪いかねない。サンフレッチェのように「これ以上は無理だからロングを蹴る」方が体力は温存できる。前半消耗しすぎた体力と、運動量が120%へ増量した加藤と満田が投入されたことで、中盤のセカンドボールをことごとくサンフレッチェが拾う展開に変わっていった。そして足が止まったところで、あの3点が生まれてしまった。
まあ、今は「内容二の次」で「勝ちゃあええ」の状況。いくつか噂話が出てるように、この中断期に移籍の動きもあると思う。まあ、少しは縮まったとはいえ、「優勝」なんぞはるか遠い世界。リーグ戦以外の試合も待ってるし、後半の過密スケジュールをどうやって乗り切っていけるのか。監督の采配も含めて、契約選手全員で戦えるチームになることを願ってる。
【2024/7/14】
[J1]広島 1−0 福岡
大橋「さまさま」じゃんか。
■得点
広島 60分 大橋
ピエロス
大橋 満田
東 中島 塩谷 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
24分 ピエロス→ドウグラス
46分 中島→松本泰
66分 満田→マルコス
95分 塩谷→青山
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・S
あの前半のビッグセーブがなければ。この試合は救世主だった。大きなミスはなかったが、欲を言えばコーナーキックでザヘディと宮にあわされたシーンはGKが出れなかったのか。あそこまで身長がある2枚だとフィールドプレーヤーだけでは厳しい。
CB荒木・・・A
単純なヘディングの競り合いだと中野の方が上だと思うが、ポジション取りだとか間合いの取り方は荒木の方が上だと思う。やっぱ安定感は抜群だ。
CB中野・・・A
まあ良くもなく悪くもなく。中央じゃない分、負担も少なかった。ただ右サイドのビルドアップのところでは、あまり「しっくり」いってなかったかな。
CB佐々木・・・A
どうしてもアビスパの攻撃の起点は紺野だから、ここを抑えないと危ない。何度か仕掛けられたが、決定的な仕事はさせなかった。エアバトルは、相変わらずブラボーだ。
DH塩谷・・・S
やっと「アンカー」がボランチに入った。こうなると守備が安定する。何度か3バックの背後に走りこまれるシーンがあったが、塩谷がすべて体を入れてシャットアウトした。川村や松本泰、満田や東なら、あそこまでついていくことはなかったと思う。ともかく「3バック+1」で守れていたので、飛び道具のないアビスパは、バイタルエリアへほとんど進入できなかった。このことは大きかったと思う。
DH中島・・・B
「しょっぱい」試合になったな。チーム全体のパフォーマンスがあがらない影響も多分にあった。それよりも、洋太朗自身がボールにあまり絡めていなかった。もっと言えば、ボールのそばにいなかった。また相手を背負った状態でボールを受けようとして、何度かボールロストしてしまった。これは洋太朗以外の選手も同じだが、神戸戦のあとに福島まで遠征して、また広島へ帰ってくるハードスケジュールの影響はあったはずだ。福島まで洋太朗を連れていく必要があったのか?ベストなコンディションでプレーさせたかった。
SB新井・・・A
かなりしんどいと思うが、いつも通りの安定したパフォーマンスだった。「職人」だな。
SB東・・・B
守備面の「紺野対応」をなんとかしたかったな。ちょっとやられすぎ。あとは毎回言ってるけどクロスの質。ここが上がらないと何とも言えんなあ。
OH大橋・・・S
もう「ありがとう」と言うしかない。とはいえ、相当疲れていたと思う。前半は、ほとんどキレがなかった。後半、点を取って元気が出た感じ。これも毎回思うけど、ピエロスが邪魔なんだなあ。前半、大橋がフリーで飛び込んできたシーンで、ピエロスが無理な体勢で頭に当てた。あのシーン、完全に1点モノだった。ともかく一番「おいしい」場所からピエロスが動かないから、大橋の得点チャンスが減ってしまう。でも、決定力では圧倒的に大橋の方が上なのに。う〜ん、やっぱ納得できん。
OH満田・・・B
あのクロスは見事だった。それは評価する。あのくらいのクロスを東が蹴れたら・・・と思う。が、あのプレー以外はどうなんだ。特に守備はひどすぎた。なんで「飛び込む」かね。満田が全力で追ってトライするんだけど、相手はそれを逆手にとってターンして、そこから3回くらい危険なシーンを作られた。いやいや「スローダウン」させてくれよ。飛び込んでドリブルで入ってこられたらしんどいわ。それとさ、痛んだ時になぜ交代しなかった。ベンチワークも最低だけど、連戦なんだから無理をする場面じゃないでしょ。気持ちはわかるけど、状態が悪化して交代なんて最悪だよ。
FWピエロス・・・C
もう、かんべんしてくれよ。
FWドウグラス・・・A
これも毎回言ってるが、ドウグラスはサイドのスペースまで出てきてくれる。このことで大橋がゴール前のポジションをとれる。どっちがいいんだよ?
DH松本泰・・・A
「司令塔」ではないが「潤滑油」になれる。前半は「サビついた歯車」を動かしているような感じだった。
OHマルコス・・・A
試合を通してアビスパにペースを握られたのは、紺野と前の存在が大きい。彼らはターンとドリブルを駆使して、ボールを運ぶことができる。前半のサンフレッチェには、ドリブルは皆無だった。いつもなら加藤がドリブルで運ぶシーンが多いが、この日はいない。結果、パスだけのサッカーしようとして、やたらにボールロストが多かった。こういう時は、「個」で局面打開できるドリブラーが必要だ。いるのに使わないのは意味がわからん。
DH青山・・・???
1分ほどじゃ、ねぇ。アオも柏も、残りの選手生命は長くはないのだから、試合へ出れるチームへ移籍すべき。アオは、地元岡山へ恩返しすべきでは。舞台は整ってるよ。
2.全体の感想
前半は「ちょー退屈」な試合だった。前半の走行距離をみても、上位はアビスパの選手ばかりで、サンフレッチェは洋太朗だけ。なんでや?
水曜日の天皇杯いわき戦も、結局「いつものメンバー」だった。いわきまでどうやって行ったんだ?移動で丸1日かかるんじゃないのか?半分広島へ残していけばいいじゃないか。で、いわきで加藤が負傷し、この日はピエロス、満田が負傷。おまけに海外に渡った川村まで負傷。全選手がちょっとしたことで「大けが」になる直前の状態になってるんじゃないのか?マジでいいかげんにしてほしい。どれだけの選手を破壊すればいいのだ。
このチームは、15人程度しか選手はいないのか?だったらベンチにも入れないような選手は、この夏の移籍期間で全員他チームへ移籍させるべきだ。そして使える選手を補強すべきだ。
でも、実際は2チーム分の選手はいるではないか。なぜ使わないんだ?GK以外でも、志知、イヨハ、松本大、青山、マルコス、エゼキエウ、柏、茶島、越道、細谷、小原とケガ人と高校生を除いてもいるじゃないか。ローテーションしろよ。何のために多くの選手を保有してるんだよ。保有選手全員をうまく起用して結果を残していくのが監督のマネージメントだろが。
総合力「10」の選手がいたとしても疲労やコンディション不良から「5」しかパフォーマンスを発揮できないことはある。逆に総合力「6」しかない選手でも100%のコンディションであれば、上回るパフォーマンスを発揮できるではないか。そもそもプロ契約している選手が「6」程度の総合力であるはずがないだろ。なんで他チームがやれていることをサンフレッチェはできないんだよ。
これだけ運動量を要求するスタイルを強要しておいて、選手たちがコンディション調整する時間も与えないなんて・・・ブラック企業だな、まったく。
あー、勝ったのに文句しか出てこない。
【2024/6/29】
[J1]川崎 1−1 広島
前節と同じ。早い時間に相手がくれた「プレゼントパス」を決めきれなかった。ゲーゲンプレスを簡単にいなされてしまった。そして相手にペースを握られてしまった。そうすりゃそのうち「事故」は起きる。おまけに固定メンバーで移動連戦を戦っている「金属疲労」から、それぞれの選手のパフォーマンスは20%ずつ落ちた状態。しんどいですわ。
■得点
川崎 23分 マルシーニョ
広島 88分 満田
ドウグラス
加藤 大橋
満田 松本泰 東 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
46分 ドウグラス→中島
70分 新井→越道
70分 加藤→ピエロス
77分 松本泰→マルコス
77分 東→エゼキエウ
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
あの失点はしかたないか。
CB中野・・・A
同級生相手だとやりづらいか。まあ、全体的にはよくやってる。
CB塩谷・・・B
結構やばかった。体力的にはギリギリだったかな。
CB佐々木・・・B
なんかうまくいかない。左サイドの連係もよくない。前線もボールが収まらない。選手だけでもミーテングした方がいいぞ。
DH松本泰・・・B
やっぱ「アンカー」じゃないんだよな。この2試合、前線からのプレスをことごとくいなされて、ボランチラインを簡単に突破されてピンチを招いてる。誰と組まされるかわからないが、相棒としっかりコミュニケーションをとって対応するしかない。
DH東・・・B
あまり存在感がなかった。松本泰にしても東にしても「ゲームメーカー」タイプではない。だから流れが悪くなった時に「局面を変える」ほどのプレーを演出することはできない。相手の脇坂はそれができる。それはパスだけでなく「シュート」でも可能だが、そのシュートがない。川村にはミドルがあった。脇坂や川村と同じプレーはできないだろうが、少しずつでも成長してほしい。
SB新井・・・B
この日はほとんど右サイドからしか攻撃できてなかったような。う〜ん、もうひと工夫ほしいな。
SB満田・・・A
前半、サイドの時は「C」だった。ボランチで「B」まで上げた。で、とりあえず足を振って得点を奪ったので「A」だ。いい時の満田を考えれば、今は40%も満たないパフォーマンスしか発揮できていない。けど、続けるしかない。がんばって乗り越えてほしい。
OH加藤・・・C
いや〜、初めて平均点以下のムツキを見た。いろんな意味で体が動いてなかった。チームスタッフは何を見てんだか。
OH大橋・・・A
普通の状態なら「当てただろ」「届いただろ」と思うプレーが、一歩反応が遅れる。そうとう体のダメージが大きいと思う。マジで、壊れる前に考えろよ、スタッフ。
FWドウグラス・・・C
今日は代えられてもしかたないな。あのワンプレーを決めてれば。
DH中島・・・S
びっくりした。「王様」じゃん。後半、完全に攻撃の中心になってボールを動かしていた。前半はこの「コンダクター」がピッチにいなかったから、ボール支配率が40%を下回る試合展開になった。ところが、中島が入ってボールが落ち着いた。2試合で「勝点2」じゃ優勝も狙えそうにないし、もう残り試合は「中島を育てる」ための「先行投資」にしようぜ。
SB越道・・・B
そこまで印象に残るプレーはなかった。
FWピエロス・・・D
どんだけボールロストするんや。全部カウンターになって、かなりやばかったぞ。
OHマルコス・・・B
やはり存在感が違う。ああいう試合展開になると、連係とかではなく「個」で局面を打開できるかどうか。その意味では流れを変えるには効果的だった。
OHエゼキエウ・・・S
この試合のMVPを与えるならエゼだ。最終盤の中盤を完全に制していた。あの流れを作ったのはエゼだった。そして、その流れの中で満田のシュートが生まれた。
2.全体の感想
どうすんだよ、完全にパフォーマンス落ちてるぞ。まだ続けるのか「固定メンバー」と「ゲーゲンプレス」を。
水曜日スタジアムで観戦した時より、明らかに選手の状態は悪かった。中2日だが、1日は移動なので体力の回復は難しい。それでもメンバーを変えないんだから。
今までならつながっていた「ボランチ→サイド→トップ(シャドー)」への連続ワンタッチパスが、パスコースが「ずれる」わけではなく、トップあるいはシャドーの反応が遅れて相手DFが先に反応してカットされるシーンが目立った。明らかに技術的な問題ではなく「疲労」が原因だ。特に、あんなに悪化したムツキは初めて見た。ドウグラスもきつそうだった。ならばムツキやドウグラスは休ませて、スタメンの2列目はマルコス、エゼキエウでいいんじゃないのか。
これを「負けなくてよかった」というべきなのか?いやいや、ちゃんとマネージメントしないから「勝点2を失った」というべきではないか。もっと言えば、この2試合で「勝点4を失った」んだぞ。
この2試合でわかったように、相手チームの「広島対策」が明確になってきている。ここからさらに「暑い夏」がやってくる。マジで、なんとかしてくれよ。
【2024/6/22】
[J1]柏 0−1 広島
柏にはAランクの高いレベルの選手が多くいた。しかしながら残念なことにSランクの選手がいなかった。横浜FMに負けて柏に勝てたのは、横浜FMにはSランクの選手がいて、柏にSランクの選手がいなかったからだ。
■得点
広島 33分 ドウグラス
ドウグラス
マルコス 大橋
東 松本泰 加藤 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
46分 マルコス→志知
69分 ドウグラス→ピエロス
82分 加藤→エゼキエウ
91分 大橋→小原
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
だいぶ戻ってきた感じ。ハイボールもきっちり対応できていた。一回、細谷のアプローチでヒヤッとする場面はあったが。スキルの問題ではなくハートの問題だから。
CB中野・・・A
相変わらず高いレベルのパフォーマンスを維持できている。そしてあの得点の起点となった東へのミドルパス。すばらしい。
CB塩谷・・・S
はっきり言ってスーパーだった。久々に、こんな力強いシオを見た気がする。ほとんどの競り合いに圧勝だった。圧巻だったのは、ハイボールに対して先に落下地点をキープしたシオに対して、相手2人が体を当ててきたが微動だにしなかった。まさにシオの真骨頂だった。
CB佐々木・・・A
さすがに有給休暇を取った後だったので、他の選手よりも元気いっぱいだった。空中戦の強さは見事と言うしかなかった。
DH松本泰・・・A
やはり川村、野津田離脱の影響は大きい。でも、もうやるしかない。松本泰にしても「アンカー」タイプではない。どっちかというと、シャドーとアンカーの間を埋めるたり、空間を使って攻め込むプレーが得意な選手。かつての森崎和幸のようなタイプと組まないと最大パフォーマンスを発揮するのは難しい。でも、今はそんなタイプはいない。可能性があるとすれば、塩谷、山崎、松本大、青山くらいだ。現状では、荒木復帰後の塩谷くらいしか選択肢は残っていない。前節のパフォーマンスを見ると、松本大はもう少し時間がかかりそうだ。逆にシャドーは「人余り」状態。大橋、加藤、満田、マルコス、小原、エゼキエウ、それに高校生。スキッペは、好みからシャドーの1枚をボランチに下げる選択をするだろう。となれば、松本泰が腹をくくって「アンカー」タイプにスタイルを変えるしかない。この日は、手探りで「3パターンを試した」感じがした。この3人の中では東が一番しっくり来たというところか。
DH加藤・・・B
やっぱボランチは無理だ。ムツキの長所が短所になった。ところがマルコスとポジションを変えた瞬間、流れが変わって、あっという間に得点が生まれた。スペースを与えたら、ムツキは天下無敵だ。
SB新井・・・A
特別なプレーはなかったが、パフォーマンスの安定感は抜群だった。
SB東・・・B
相変わらず評価は難しい。前半は「B」でボランチに入ってからは「A」というところか。あのシュートだよ、問題は。ニアはないわ。ニアなら、枠内に蹴れよ。ボランチに関しては、加藤、マルコスと比較しての印象になるので高い。ただ、今の状況では「代役」ではなく「主戦場」になる可能性が高い。それくらい松本泰とのバランスはよかった。ともかくシュンキががんばらないと、どうしようもないくらいの状況に陥ってることは事実だ。
OHマルコス・・・B
スキッペの趣味とチーム状況に振り回されて気の毒な気がする。彼のプレーが悪いのではなく、連係とかバランスとかが、やはり周りと合っているとは言えない状況だ。これだけ試合に出ていないと、そこを求めるのは難しい。でも、これだけの選手だ。噂に出てるように、彼が活躍できるような環境があれば送り出してあげたい。
OH大橋・・・S
なんかすごいな。想定のはるか上を行ってる気がする。激しいバトルを厭わない。そのくせ巧みなテクニックで相手を翻弄して縦へボールを運ぶ。スタイルの違いはあるにせよ、大橋と加藤の推進力はすごい。そしてテクニックだけでなく、その運動量と献身的な動きもすばらしい。歴代のサンフレッチェには、こんな選手いなかった気がする。柏木や森嶋とも全く違うタイプ。ともかく観ていて気持ちいい選手だ。
FWドウグラス・・・S
あの瞬間「シュートうまっ」って叫んでしまった。ここがピエロスと決定的な違い。もっと言えば、スキッペとの趣味の違い。なので、どうしてもピエロスには辛口になる。あとピエロスとは違うスタイルでポストプレーがうまい。高身長を活かして、頭にうまくボールを当てて味方へつなぐことができる。ピエロスは「トラップしてパス」が多いが、ドウグラスは「ワンタッチでパス」が多い。数少ないチャンスをモノにできるところを考えると、私ならどうしてもドウグラスをファーストチョイスするな。
SB志知・・・B
やっぱ志知の課題は守備だ。この試合、3回くらい「そこ行っちゃダメだ」というシーンがあった。安易にボールにアタックしてしまうシーンがある。前節のヤンマテウスに食らった失点も、志知のアタックから生まれた。確か新潟戦(?)も同じだったような。たぶん「東なら行かないな」と思われるシーンで、飛び込んでしまう「くせ」がある。きちんと対峙した状態なら、守備が弱い選手でもないし、フィジカルもあるし、高さもある。だからこそ、もったいない。これからは東をボランチで起用する試合が増えてくると思うから、佐々木としっかり話をして「飛び出すタイミング」を改善してほしい。
FWピエロス・・・C
ドウグラスと比較すると、どうしても色あせてしまう。この試合は、何もできていない印象しかない。
OHエゼキエウ・・・C
彼がピッチに立っていることすら記憶にないような試合だった。
OH小原・・・???
評価しようがない時間しか与えられなかったが、気持ちがしっかり見えた。本当なら、彼にももっと多くの時間を与えてあげたい。
2.全体の感想
最初の30分、真ん中の30分、終盤の30分と、あまりにもわかりやすい試合展開だった。
私自身の長い監督経験から「サッカーはパズルだ」という思いが強い。具体的には「メッシを11人並べても強いチームは作れない」ということだ。この日のスタメンやベンチメンバーを見ても、レベルの低い選手はいない。マルコスなんて、2019年J1リーグの得点王だ。それでも「組み合わせ」如何で本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう。だから監督の能力に左右される監督の仕事は、「ベストな組み合わせを選択する」ことだと考えている。
川村、野津田という「アンカー」ができる選手を同時に放出してしまったことは、スキッペのマネージメントの問題だと考える。外的要因はあったとしても、同時はあり得ない。川村に頼り切っていて、野津田の扱いが悪すぎたことが起因していると思うしかない。しかも連戦の時期であり、守備的な選手に負傷者が続出して「駒不足」に陥ってる状況の中だ。最悪のタイミングだった。
とはいえ振り返っている余裕はない。どうするのか。おそらくボランチの1枚は松本泰で固定だろう。ただタイシは「アンカー」タイプではない。タイシにアンカーをさせると、タイシの良さは消える。では、アンカーをどうするのか。この問題を解決しないと、上位の追撃は不可能だ。
さあ、どうするのか。お手並み拝見と行こうか。
【2024/6/15】
[J1]広島 4−1 東京V
前半はけっこうきつかった。佐々木と中野がカードもらったときは嫌な予感もした。後半早々の2点目で楽になった。連戦が続く現状では、一番楽な試合展開になってよかった。
■得点
広島 2分 加藤
広島 47分 ピエロス
広島 62分 ピエロス
広島 82分 ドウグラス
東京V 95分 木村
ピエロス
大橋 加藤
東 松本泰 川村 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
70分 加藤→満田
70分 ピエロス→ドウグラス
76分 新井→越道
76分 大橋→エゼキエウ
83分 松本泰→松本大
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・B
まだまだ安心して見てはいられない。前半、ゴール前へのロングボールに対して相手FWに競り負けたシーン。なんか最近、ハイボールに対して躊躇してるのか「触れない」ことが多い。去年なんか、ゴール前のハイボールはほぼ完勝だったのに。ああいう姿は見たくない。もちろん加藤へのアシストパスは見事だったし、代表戦の「レーザービーム」も同じで賞賛すべきところはある。が、GKなんだから守備面で安心させてほしい。
CB中野・・・S
カードはもらったが、ほぼパーフェクト。文句なし。
CB塩谷・・・A
別人のようになったな。今日のシオはすごかった。「前へ」の強い守備ができていた。空中戦は完勝だったし、宙ぶらりんの相手に対して猛烈なアプローチが何度も見られた。
CB佐々木・・・A
ヘディングだけで「銭が取れる」選手だ。ヘッドの高さ、フォームの美しさ、フォロースルーの大きさ、すべてすばらしい。それだけに次節の出場停止は痛い。
DH松本・・・A
相変わらずいい飛び出しするなあ。まさに「ポケットを取る達人」だな。
DH川村・・・A
たぶんラストゲームかな。じゃなきゃ、あんなに試合終了後に泣かないだろ。川村はいずれ代表の中盤を支える人材にならなきゃいけない。おそらく次のワールドカップはないだろうけど、次の次は絶対に狙わなきゃいけない。だとすれば、このタイミングで海外に出るのが一番いい。噂通りのザルツブルクなら、南野がブレイクしたクラブだし、ステップアップにはいいレベルだと思う。おそらく欧州のカップ戦も経験できるだろうし、価値はある。がんばれ!
SB新井・・・A
完全にポジションをつかんだ感がある。安定感も、周りとの連係も格段にレベルアップしている。キックの質もいいし、新潟には申し訳ないがあいがたい補強だったと思う。
SB東・・・A
評価を「B」にしたいけど、ドウグラスへのクロスでアシストを記録したからおまけだ。あのクロス以外は、まだクロスもシュートも納得できるものではない。精進してほしい。
OH加藤・・・S
1ゴール1アシストは見事だった。それにしても「ケチャドバ」とはまさにこのこと。本田圭佑の「理論」だが、出にくいケチャップも1回で始めるとドバドバ出てくる。開幕からあれほど決まらなかったフィニッシュが、開始2分で簡単に取れてしまうとは。そんなもんだよな。得点も見事だったが、3点目のアシストは芸術品だった。ルヴァン杯の塩谷からのロングフィードを一発で収めたトラップと同じで、この日も大迫のロングフィードを回転しながらワンタッチでゴール方向へ落とし、ピエロスへ完璧なパスを通した。あれはマジですごかった。すばらしい!
OH大橋・・・A
今日は「彼の日」ではなかったか?ありゃ、両方ともPKだぜ。2点損したな。ま、そういう日もある。
FWピエロス・・・A
ありゃま、また2点取った。う〜ん、あんまり悪口が言えんではないか。
FWドウグラス・・・A
感覚的には周りの選手との関係は、ピエロスよりはるかにいい。それは間違いない。それとフィニッシュの精度の高さもピエロスより上だと思う。ただし、走力ではピエロスが圧倒的に上だから。まあどちらにしても、これからの連戦ではピエロスもドウグラスも交代でがんばってもらわないといけない。頼むぜ。
OH満田・・・A
プレミアリーグをずっと見ていて、満田とかぶって見える選手がいる。イングランド代表でマンチェスターシティのフィル・フォーデン。なので、フォーデンと同じくらいのパフォーマンスを出せるようになったら、満田の完成形になるのではと考えていた。だが、最近出番を失っていた。満田が再び輝きを取り戻して、フォーデンに近づけるようなプレーを発揮してくれることを期待している。
OHエゼキエウ・・・A
ドウグラスの4点目を呼び込んだプレスは見事だった。本当ならもっと出場機会があってもいい選手だが、今は難しいかもしれない。
SB越道・・・A
元気がいい。今は先発ではなく、試合終盤に出てきて元気なプレーをやってくれた方がいいかも。
DH松本大・・・???
まだまだ先発組と比較すると、やや強度と精度が落ちるかな。ただ金沢でのJ2のプレーは見ていたし、得点もかなり奪ってる。川村が移籍するとなると、ヒロヤの出場チャンスも増えてくるかもしれない。がんばってほしい。
2.全体の感想
開始2分で先制したものの、そこから決定機を決めきれず、PKも2回とってもらえず、そのうちヴェルディにもペナの中でシュートを撃たせたり、佐々木と中野が前半でカードもらったり。かなりストレスがたまる試合展開だった。
まあ連戦なので、結果を残しつつ、どこまでローテーションすることができるのか。この日は早い時間帯に動いたが。
そんな時に飛び込んできた川村と野津田の海外移籍話。人材があふれていた「ボランチ」が急に緊急事態になりそうだ。さあ、どうするのかな?
【2024/6/1】
[J1]広島 2−0 磐田
勝ったことはよかった。ただ、攻撃についてはこれまで最低の内容だった。まあ、それでも勝ったからヨシとしよう。
■得点
広島 38分 ピエロス
広島 60分 ピエロス
ピエロス
大橋 加藤
東 松本 川村 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
85分 新井→志知
90分 ピエロス→ドウグラス
90分 東→柏
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
今日は集中できていた。試合終盤のピンチも勇気をもって飛び込んで抑えた。きちんとコンディションを整えた状態でプレーさせれば、日本を代表するGKであることは間違いないはず。その状態を見極めるのは監督だったり、スタッフの仕事。ちゃんとやれよ、ということだな。
CB中野・・・S
前半はまるでダメだったが、後半は修正してきた。後半はペイショットに完勝だった。やっぱ頭がいいんだろ。今日のドイツ人レフリーはフィジカルコンタクトにあまり笛を吹かないことがわかって、競り合う前のポジション争いを通常より厳しく当たることでペイショットに何もさせなかった。磐田は本来後ろからビルドアップしたいはずだが、広島の前線からのプレスで下げざるを得なくなって、ほとんどがGK川島からペイショットを狙ったロングボールになっていた。前半はペイショットが競り勝つことでチャンスを作っていたが、後半は中野が完勝したことで磐田は攻撃の手がなくなった。間違いなく中野がMVPだ。
CB塩谷・・・A
元気な時の塩谷が戻ってきた。空中戦も激しく戦うし、相手のトラップを狙ってボールを刈り取るし、本来の塩谷の姿だった。大迫も同じだが、スタッフがちゃんと仕事しろよ。
CB佐々木・・・A
目立ったプレーはなかったが、「いつも通り」のプレーができていた。
DH松本・・・A
特に文句をいうプレーはない。ただ全体的に「パスが通らない」ことが多い試合だった。そのため「勝ったこと」は喜ばしいが、シュートも少なく試合そのものは「あまり楽しくない」ものだった。
DH川村・・・A
評価を「S」にしたいところだが、シュートがなかったので満足度を落とした。
SB新井・・・A
なんか急速にチームに馴染んだ感じがする。ボールも集まってくるようになったし、周りとの連係プレーも「よどみ」がなくなった。京都戦のハットトリックは大きかった。
SB東・・・B
厳しいようだけど評価を「B」とした。理由はクロスとシュートの質。2点目をアシストしたクロスは見事だったが、他のクロスは質もよくないし、シュートも「置きに行って」失敗している。キックのレベルを上げないと、代表だとか海外は見えてこない。
OH加藤・・・B
うまいし、走るし、チームへの貢献度は高いんだけど。やっぱ、シュートがない。そこを追求しないと、高い評価を与えることができない。
OH大橋・・・A
なんかやりづらそうなんだけど。ピエロスが2点奪ったのはいいことだけど、ピエロスがゴール正面から動かないので、大橋が入るスペースがない。徐々にゴール前から遠ざかる形になって、シュートチャンスがなくなってる。う〜ん、悩ましい。
FWピエロス・・・A
2点取ったことは純粋によかった。1点目は「あんな難しいシュート」を決めるんだ。2点目は「あんなに高いヘディングシュート」ができるんだ。簡単なシュートを外しまくって。よくわからん選手だ。
OH志知・・・A
時間は短かったし、慣れない右サイドに入ったけど「志知らしさ」は見せたんじゃないかな。あのよくわからん軌道のボールは、川島をもってしても厄介だったようだ。東にあのキックがあれば、代表も夢じゃないんだが。
FWドウグラス・・・???
1回もボール触ってないのでは。
SB柏・・・???
2〜3回はボールに触ったけど、あれじゃ評価も何もない。
2.全体の感想
前線3枚とサイドバックを絡めた「連動性」がまったくなかった試合だった。だから「エンターテイメント」としては「最低」レベルの試合だった。勝ったことはよかったが、「相手のチョンボ」の助けられただけで、「狙って崩した」得点はなかった。
相変わらず交代は遅いし少ない。6月は過密日程で試合数も多い。80分まで「1人も交代しない」采配をやってる場合かよ。また「大失速」するぜ。コロナ前のように3人しか交代できないルールじゃないんだから、有効に交代枠を使えよ。結局、次々とフレッシュな選手を入れてきた磐田に、何度か押し込まれてピンチを招いたではないか。試合の勝敗へのこともあるが、それよりも選手のコンディションや負傷によるリスクの方が気になる。この日も新井は足をつったし、試合終盤のピンチの場面では大迫と柏が「事故」に巻き込まれた。ああいう「場面」を作らせないことの方が重要ではないのか。疲労による「体が動かない」「判断力が落ちる」ことで、あり得ないようなミスが発生し、それでピンチを招く。その「悪循環」を生まないためにも、60分くらいから10分間隔くらいでメンバーを徐々に替えていくことが望ましいと思うのだが。
勝ったことは嬉しいが、課題は改善しないし、内容の進歩もない、まったく心が躍らない試合だった。
【2024/5/26】
[J1]C大阪 1−1 広島
勝つ気はねぇのか?みんな疲れてるじゃん。メンバー交代しろよ。遅すぎるわ。まったく同じことの繰り返し。ベテランの塩谷を運動量が必要なボランチで起用して、長時間やらせるからケガしたじゃねぇか。これだけケガ人が多いのは、監督の采配が原因だろうが。いい加減にしろよ。
■得点
広島 53分 荒木
C大阪 66分 西尾
大橋
松本泰 加藤
東 川村 塩谷 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
81分 加藤→満田
89分 荒木→越道
89分 松本→ドウグラス
99分 塩谷→松本大
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・C
またやらかした。あの場面、直前のプレーを含めて2連続ミスで失点。最近、空中戦弱すぎる。あのドイツ戦で勝利した頃の大迫ではない。とても代表に送り出せるレベルではない。
CB荒木・・・B
得点は見事だった。そしてレオセアラは完璧に封じ込めた。でも、あのプレーは「一発退場=ドグソ」だ。あんな状態を作っていてはいけない。こんなチーム状態だからこそ、後ろがしっかり守らないといけない。
CB中野・・・A
ほぼミスはなく安定していた。今のサンフレッチェで、一番信頼できるプレーヤーだ。
CB佐々木・・・A
プレー自体は問題ない。が、また「勝ち点3」は取れなかった。それをキャプテンとしてどう判断するのか。選手の立場として、あの采配はどう思うのか。みんな疲れていたのは事実のはずだ。なのにベンチは80分すぎるまで動かなかった。選手から声は出ないのか。監督の直談判できるのはキャプテンだけだ。監督に選手側の意見を伝えるべきだ。もう選手の「がんばり」だけで改善できる状態ではない。そうしないと、いつまでたっても状況は好転しない。
DH川村・・・A
本来ならハーフタイムでベンチに下げるべきだった。なぜそのまま使った?あんな無茶な起用ばっかりするから、選手が次々に痛むんだ。川村のがんばりは認めるし、選手としてプレーの継続を望むだろうが、それでもプロなら時には仲間を信じて体を休めることも仕事だ。
DH塩谷・・・B
評価は難しい。もともとポテンシャルは高いから、平均以上のプレーはできる。が、スクランブル的な状況になった時に考えられないようなミスも出る。セットプレーからカウンターを受けたシーンなどは、その例だ。また川村が痛んだシーンは、直前に塩谷が競り負けた(ファールをアピールして倒れた)直後に起きている。後半、押し込まれ始めてから、塩谷のパフォーマンスがかなり厳しくなっていると感じていた。DFと違ってボランチは広範囲に動くから、体力の消耗は比較できるものではない。それでも最後まで「がんばってる」のは伝わってきた。でも、あそこまで引っ張る意味がわからん。明らかに中盤を支配され、プレスもかからないし、セカンドも拾われる。だとすれば、運動量で改善を図るしかないではないか。野津田はケガをしたとはいえ、松本大弥をベンチに入れたんだろ。ていうか、勝つ気はないんか。「勝ち点1」コレクターは飽きたわ。「勝ち点1」も「勝ち点0」も変わらんわ。優勝とか上を目指すなら「勝ち点3」を狙えよ。バランスや守備の強度を考えてメンバー交代をためらっていたのなら、どんだけ「ビビり」やねん、ってことだ。ほんま「消極的采配」ばっか。「勝利」を目指せや!
SB新井・・・A
いろんな意味でチームに貢献していたと思う。特に文句を言うようなパフォーマンスはなかった。
SB東・・・B
やはりサイドでのプレーの方が輝ける。だが、やっぱ彼の課題はクロスだ。志知のような魅力的なクロスボールは蹴れてない。もっと言えば、DFがクリアしやすいボールになっている気がする。クロス一本で生きていけるような選手になってほしいものだが。
OH加藤・・・B
この日は完全に「チャンスメーカー」になっていた。シュート撃ったか?まったく記憶がない。攻撃のアクセントとしては十分機能はしていたが。でも求められてるのはそこではない。う〜ん、かなり闇は深そうだ。
OH松本泰・・・A
シャドーでもそつなくこなしている。だが「便利屋」で終わってはいけない。なんだろなあ、ほんのちょっと「ズレ」てるんだよなあ。開幕からしばらくは、この「ズレ」はあまりなかったんだけど、勝てなくなってきた頃から顕著になってる。原因はなにか?考えられることは、やっぱ「疲れ」しかないんだよなあ。ちゃんとターンオーバーしてりゃ、こんなことはない気がするんだが。ミッドナイトも週末も、ずっと酷使されてりゃ、そりゃ疲れるわ。
FW大橋・・・A
いいプレーは多かったけど、決定機はほとんどなかった。クロスにも合っていない。なんか微妙な「ズレ」がある。練習はしてんだろうけど、結果には表れてない。ということは選手の能力が低いのか?いや、そうじゃないよな。
OH満田・・・C
たかだか10分ほどで何ができる。アバウトなパスしか飛んでこないから、満田の良さなんて皆無だった。ただ相手ボールを追っかけてるだけじゃん。練習であんなプレーしかできなかったから80分まで時間をもらえなかったのか?そうじゃないだろ。一回、監督に直訴した方がいいぞ。
FWドウグラス・・・C
あんな押し込まれた試合展開で、味方が疲れてヘロヘロの状況でピッチに送り出されても、何にもできんだろうが。ほとんどボールに触ることもなく終わったじゃん。あんな状態でプレーさせられて「低評価」になったらたまらんわ。せめて20分くらいプレーさせろや。
SB越道・・・B
ファールしたシーンくらいしか記憶なし。「守り要員」じゃないんだから、戦局が悪くなる前に投入しろや!
DH松本大・・・B
老体に鞭打ってがんばっている塩谷で「勝ち点1」狙うくらいなら、松本大弥を入れて「勝ち点1」も失うかもしれないが「勝ち点3」を狙いに行けよ。結局モヤモヤしただけの試合だったじゃん。
2.全体の感想
もう「お手上げ」です。「指導者」としては「超一流」なのは認める。しかし「監督」としては「2流以下」か。まるでミシャと同じ。
前半「立ち上がり15分で7本のコーナーキック」を奪うほど押しまくっていて、その流れを維持して後半早々に先制点を奪った。ところが10分後に大迫の「チョンボ2連発」からあっさり失点。その後はサンドバックのように「打たれ放題」の状況。にもかかわらず、ベンチは全く動かない。意味わかんない。
映像からは選手の疲労度まではわからないが、やっぱ疲れてる雰囲気はあった。前半は少しのパスの「ズレ」くらいは無理をしてでもマイボールにできていたが、あの時間帯以降は体がついて行ってなかった。そんなことはピッチのすぐそばで見ている監督ならわかるだろうが。それでもそのままプレーさせるのか?
川村はあんなに激しい接触があったやないか。ベンチで激高してたのはアンタやないか。なぜハーフタイムで休ませなかった。何人壊せば気が済むんだ。年齢的にも厳しいはずの塩谷を、あそこまで引っ張って最後は痛んでベンチに下がった。あんな状態になる前に交代させろや。マジで「まともなベンチワーク」ができていたら、今頃先頭を突っ走ってるわ!
このまま何もせず「淡々とシーズンを終える」のか?何もアクションを起こさなければ、今の状況は改善せんよ。選手の「がんばり」だけでは無理だ。選手は十分がんばってる。改善しなきゃいけないのは「監督」だ。
佐々木キャプテンにお願いしたい。選手を代表して、監督としっかり話し合ってもらいたい。選手の思いを伝えてほしい。おそらく選手たちもモヤモヤしてると思う。「信じてた」監督に対して、徐々に疑念がわいているのではないか、と思う。
まだまだ十分「優勝を狙える」チームだと思ってる。だからこそ、ちゃんとやってほしい。
【2024/5/19】
[J1]京都 0−5 広島
「お気に入り」のメンバーじゃなくても、十分戦えるじゃん。監督が選手を信じなくてどうすんのさ。それにしても佐々木の気持ちの入り方がハンパじゃなかった。それはチャンスを与えられたメンバーや、ポジションを与えられたメンバーも同じ。誰も「サボる」プレーはなく、球際のバトルはそれぞれが責任をもって戦っていて、他の選手に譲るような「無責任」なプレーは皆無だった。だからこそ、当然の結果だった。
■得点
広島 9分 川村
広島 12分 新井
広島 25分 新井
広島 55分 松本
広島 69分 新井
ピエロス
松本 大橋
志知 野津田 川村 新井
佐々木 荒木 中野
大迫
■交代
46分 野津田→東
46分 大橋→加藤
64分 ピエロス→越道
70分 松本→小原
72分 川村→満田
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
絶対に「ゼロで抑える」という気持ちが前面に出ていた。それは認める。セットプレーでもしっかり前へ出て対応できていた。ただ気持ちの空回りか、プレースキックやパントキックが派手に外れていた。ここまで「つまらない」失点で何度も勝ち点を逃し、直近の2試合で「6失点」食らう醜態をさらしてきただけに、この試合の気持ちはかなりのものだったのだろう。それはわかるが・・・「守護神」なのだから、燃えながら冷静にプレーできるようになってほしい。
CB荒木・・・A
原の高さは厳しかったか。かなり競り負けてたような気がする。それでも「自由にやらせる」場面は作っていなかったのでOKだ。
CB中野・・・S
空中戦はほぼ「完勝」だった。正直言って「すごかった」。ここ数試合、塩谷の「消極的な守備」が気になっていたので、中野がその雰囲気を一変してくれたと思う。逆に塩谷にとっては「屈辱」だったと思うので、もう一度「ねじを締めなおして」がんばってほしいと思う。
CB佐々木・・・A
あんなに審判に食って掛かる佐々木は初めて見た。これまではファールを受けても笑ってアピールしていたのに・・・この日は「鬼気迫る」表情で迫っていた。前節の終了後の「あいさつ」でサポーターとひと悶着あったみたいだし。キャプテンとして「絶対に負けられん」という気持ちを前面に出すことで、この日のメンバーを鼓舞する意味もあったのだろう。
DH川村・・・A
川村らしいプレーができたんじゃないかな。積極的にミドルシュートも狙っていたし。あれが決まってたらパーフェクトだったな。先制点のランニングのすばらしかったし、今日は「言うことなし」だな。
DH野津田・・・A
ネットでは野津田に批判的な意見も散見されたが、そんなことはないと思うし、それを証明できたと思う。どちらかというと「前へ」の推進力が目立つボランチが優遇される傾向にある。その中で唯一「森崎カズ&青山」時代のボランチを継承して体現できる選手だと思ってる。守備時のバランスと強度、そして攻撃のリズムとテンポを制御できるのは野津田しかいない。それは野津田がピッチを去った後、DAZNの解説者が「広島の中盤が雑になった」とコメントしたことからもわかる。どちらにせよ、「ガクトはまだまだ戦える」ことを証明できたことはよかったと思う。
SB新井・・・S
まさかハットトリックするとは。恐れ入りました。1点目のミドルは移籍直後の試合と同じシチュエーション。その後もう1本同じ形があったので、やはりシュートがうまいんだと思う。2点目のヘディングは頭脳プレー。これでコーナーから別の「得点パターン」が生まれたことは有意義だっと思う。そして3点目。私もGKから右側の「ニアが空いてる」と考えたので「右足の新井が蹴った方がいい」と感じていたが・・・まさかあんなにきれいに蹴ってくるとは。これでフリーキックの「得点パターン」まで増えたじゃないか。守備も安定していたし、すばらしい活躍だったと思う。
SB志知・・・A
全然できると思うし、そう思っていた。なぜ越道を左に回してまで起用する意味があったのか、全然わからん。志知の特長は、そのキックの軌道。スピードもあるし、コースもいい。そして「おもしろい軌道」にキックを蹴る。かつて駒野が「クロスの名手」だったが、それに近いものがあると思う。東の場合は、クロスだけでは崩せないが、志知はクロスだけで相手を崩せるような気がする。ベッカム、デブライネのような感じ。そうなってほしいと願ってる。
OH大橋・・・B
なんかピエロスとの相性良くない感じがするなあ。まったくシュートチャンスがなかったような。
OH松本泰・・・A
初めてシャドーでのプレーを見た。運動量を活かした攻撃は迫力があった。まあ「器用な」選手だな。どこをやらせてもソツがない「万能型」の選手だ。監督にとっては、こんなにありがたい選手もいない。「ごほうび」の得点も取れたし、この試合は最高の気分だろう。
FWピエロス・・・A
味方のシュートを連続2回も「ブロック」したように、ゴール前ではあまり「役に立たない」のは変わってない。ただし1点目、2点目を連続アシストしたように「アシスト役」なら価値はある。あの超ロングシュートを狙ってキックミスしたようにシュートは下手なんだから、もう得点への「欲」は捨てて味方への「ラストパス」だけをがんばってください。
DH東・・・C
能力がないんじゃなく、適性が違う。ボランチで使う方が間違ってる。確かの「どこでもできる」ポリバレント能力はあるが、長時間起用すれば「それは違うだろ」というプレーが何度か出てしまう。相手が強ければ、そんな「子どもだまし」は見透かされて、そこから瓦解が始まってしまう。この数試合、それの繰り返しではなかったか。結局、攻撃の能力は高くても、バランスを見ながら強度のある守備ができる選手ではない。正直って「守備は軽い」し、ボランチ的な守備ができる選手ではない。それでもボランチするなら、もっとヘディングが強くならなきゃ。東のボランチでは、3バックへの負担が高くなりすぎる。
OH加藤・・・B
正直言って、まったく記憶がない。ピエロスとの相性は悪いし、越道や小原との連係もよくわからなかった。ボールに触ってないから、シュートのチャンスもない。まあ、この日のような「ビルドアップを放棄した」試合になると、ちょっとしんどいな。
OH小原・・・B
こういう試合で得点を奪えないと、ちょっとしんどい。チャンスは何回かあったけど。なんかドタバタしすぎた気がする。
DH満田・・・B
相当イライラしていたはず。スタメンを外されたことに納得はしてないだろうし、70分過ぎまでピッチに立てなかったことにも苛立ちがあったと思う。それがそのままプレーに表れていた。ある意味、あれが満田の「本質」だから、満田をボランチで起用するのは大反対だ。「勢い」はいいんだけど、相手のレベルが上がれば、その「勢い」を逆手に取られて「反転ターン」されてしまう。そうなると、一気にDFラインまでドリブルで突進され、守備組織が崩壊する原因になってしまう。前半はそんなシーンは皆無だったと思うが、満田が入ってからそういうシーンを作られた。特に試合の最終盤に、満田のボランチは見たくない。
2.全体の感想
名古屋戦の観戦記で、かなり過激なコメントを残した。一回ボコボコに叩かれて「頭を冷やした方がいい」と書いた。その通りの展開になったような気がする。
先発メンバーを見てびっくりした。あら「子飼いの選手たち」を外してるじゃないか、と。あれだけの連戦でもスタメンから外さなかった満田、東、越道、塩谷をあっさり外した。「やればできるじゃん」と思った。それにしても、よく外したな。
で、出続けていた選手も、チャンスを与えられた選手も「使命と覚悟」をもって「戦っていた」と思う。これまでの試合では「自分たちのサッカーしてたら勝てるでしょ」みたいな「甘え」というか「おごり」みたいなものがあった。だから「競り合い」は避けるし、球際も激しくいかなくなっていた。開幕戦では見られていた「激しさ」が徐々に緩くなっていった。町田戦までは「全力で戦う」姿勢が見られていたが、そこからは中途半端な戦いを繰り返し、「勝ち点3」を逃し続けていった。そして勝利の女神から見放され、名古屋戦、鹿島戦と「崖」から突き落とされた。
もちろん相手の状況が悪いことも多分に影響していた。それは事実だ。だが、それを差し引いても「勝ちたい」という気持ちが前面に出て、「一歩も引かない」という意識がビンビン伝わってくる「鬼気迫る」試合は観ていて清々しかった。これを続けることができたなら、今シーズンもうワンチャンスあると思う。そのためにも、監督が特定の選手に固執するのではなく、ベンチメンバーも含めて全員を信頼し、「ベンチメンバー全員で戦う」ような試合を演出することだ。
それにしても、こんなに簡単に得点入るのか?札幌戦、川崎戦はなんだったのか?不思議なもんだな。ともかく、今日はゆっくり寝れそうだ。
【2024/5/6】
[J1]広島 2−3 名古屋
「勝ち点1」だったら「勝ち点0」の方がいい。「負けてない」ことが反省を生まない原因になってる。「3連敗」くらいして頭を冷やした方がいい。
■得点
名古屋 2分 パトリック
名古屋 18分 稲垣
広島 23分 越道
広島 48分 中野
名古屋 84分 オウンゴール
ピエロス
加藤 満田
越道 松本 東 中野
佐々木 荒木 塩谷
大迫
■交代
46分 松本→マルコス
67分 越道→志知
76分 ピエロス→小原
76分 中野→新井
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・C
なんだよ、あのパトリックへのアプローチは。そりゃ強くいけばPK、あるいはレッドカードのリスクはあったけど、あんなに「軽い」当たりするか?その後もバックパスの処理でパトリックのブロックにあって、あわやゴールかと思われるシーンを作ってる。とても安心して見てられる状態ではない。
CB荒木・・・A
荒木は問題なし。が、相棒の2人がひどい。
CB塩谷・・・B
新潟戦よりパフォーマンスは上がってると思うけど、以前感じてた「絶対的な強さ」はまったく感じない。それより研究が進んでいて、塩谷の背後から走りこむ動きをするとマークについてこれないことを相手チームが知っていて、そこを徹底的に突かれているような気がする。荒木と塩谷の「間」へ走りこまれては失点したり、ピンチを招いてる。この流れは止まらないだろうな。
CB佐々木・・・C
がんばってはいるものの「耐え切れていない」のが実態では。1点目のパスミスは論外。そして3点目のオウンゴールも「不運」だけでは済まされない。今のチーム状況では、こういう「負の連鎖」は止まらない。変えるためには「今までと同じ」ではダメだということでしょ。監督がやることなのか、選手がやることなのか。わからなきゃ、もうしばらく負け続けるしかないな。
DH東・・・B
東のボランチ起用が「正解なのか」を確認するために、この試合は東の姿を画面の中で追い続けていた。結果は、「良くも悪くもない」ということ。うまいし、よく走ってるし、ポジションもとれてる。でも、世界的に活躍しているボランチの選手と比較して、インパクトに欠ける。ただの「つなぎ」の選手にすぎない。ミドルシュートで相手を脅かす「武器」を持っていないボランチでは、それ以上の期待はできない。ていうか、松本も東も、ゴール前へ走りこむ同じタイプ。相手にとっては怖くない。
DH松本・・・B
何度も走りこんでいたがボールが来なかった。
SB中野・・・A
パトリックとの空中戦はほとんど勝ってた。シュートも見事だった。特に文句をつけるところはない。
SB越道・・・A
あそこでよく振りぬいた。えらい!が、フイにされてしまった。膝の靭帯か半月板に損傷がなければいいが。
OH加藤・・・B
マジ、ピエロス邪魔だな。ピエロスがいなくなったとたん、加藤のシュートチャンスが増えた。まあ、あれだけボールが来ないとどうしようもない。
OH満田・・・A
勝ちたい気持ちが伝わってきた。けど、他の選手たちは「どんより」だった。やはり負けて「喝」を入れる必要があったと思う。みんながみんな「ラストパス」ばっか狙って、「フィニッシュ」の責任を取ろうとしない。そこは満田にも責任がある。試合終盤になって、やっとシュートの意識が出てきたけど、もう遅かった。
FWピエロス・・・D
もう勘弁してほしい。ピエロスがゴール正面から動かないから、他の選手がミドルシュートを撃つコースもないし、ワンツーで出るスペースもない。かといって、ハイボールに競り勝って直接ゴールを脅かしたり、「事故」を起こしそうな状況を作ることもできない。ホント、福岡のイラン人とか、名古屋のユンカーがいたら、今頃首位独走してるだろ。得点をとれん「でくのぼう」の外国人くらい厄介な存在はない。
MFマルコス・・・A
やはりサッカーをよくわかってる。前半は、ペナとバイタルの外側でボールを動かしているだけの攻撃を繰り返していた。なので、セットプレーの「こぼれ球」くらいしかチャンスはなかった。後半マルコスが入って、早めのクロスから中野の同点ゴールが生まれた。私が監督時代よく言ってたことだけど、最終的に「ペナの中」にボールを運ばないと得点は奪えないということ。なんかロボットみたいに「カッコつけしぃ」のサッカーをやってるとしか思えない。名古屋の3点なんて、そうでしょうよ。ピエロスの先発ではなく、マルコスを前半の頭から使っていれば、こんな結果にはならなかった。
SB志知・・・A
悪くなかったが、もっとシンプルにクロスを入れてもいい。どうしても左利きなので、カットインからのシュートは難しい。ならば、アーリーでもクロスの質にこだわった方がいいと思う。
SB新井・・・B
どうしても試合最終盤での投入になる。つまり、どうしても得点がほしい状況。だからこそ、中野や越道とは異なり、シンプルでも「相手が嫌がる」ボールの動かし方をしてほしかった。
OH小原・・・B
もっとペナの近くでプレーしてほしいな。この日は「外」に出すぎた。
2.全体の感想
試合前から「そろそろ負けた方がいい」と考えていた。「負けていない」という変な「呪縛」が足を引っ張ってる気がしてた。「引き分け」なら「負け」ほど激しいバッシングは受けない。逆に「称賛」されたりして勘違いを引き起こす。けれど「引き分け」と「負け」では「勝ち点1」の差しかない。「勝ち点2を失った」「勝ち点3を失った」の差はない。やっと「負けること」ができてスッキリした。
大橋がいた頃は「シュート」が多かった。それもペナの外からのシュートが多かった。この日、記録では「シュート18本」「枠内シュート6本」とそこまで少なくないが、実際には「10本」くらいしかシュートがなかった印象がある。毎回言ってるが、「シュートの意識」が低すぎやしないか?試合中、何度「シュートに行け」と叫んだか。が、選手はシュートへ行かず、サイドへボールを展開し続けた。ハッキリ言って、おもしろくない。
もちろん「きれいに崩す」ことができたら一番いい。そういうサッカーを志向していることもわかってる。でも、「そればっか」じゃん。シュートコースがあるのに「パス」に逃げていないのか?それともピエロスが中央から動かないので、シュートコースがないのか?それだったら、ピエロスを起用するな。
あとクロスも少ない。サイドの深い位置までボールは運べているが、なかなかクロスが入らない。時間ばっかかかるから、相手の守備陣が「待ち構えてる」状態。あとポケットを取ろうと選手が出入りしすぎて、クロスに合わせる場所に選手がいない。特に「ニア」へ走りこむ選手がいない。だから、ピエロスは相手2人と競り合ってる。勝てるわけがない。
スキッペのサッカーは、ペナとバイタルの外側までは「教科書に載せたい」と思うくらい完璧な理論。けど、ペナとバイタルの中は「ド素人」レベルに感じてしまう。つまり「フィニッシャー」が不在のサッカーをやってる。大橋が抜けただけで、このザマだ。
とっとと幻想を捨てて、10位くらいまで落ちたらいいんだ。そうすれば監督も選手も考えるだろうよ。
こんなに引き分けが続いて、しかもハード日程なのに、メンバーすら変えないなんて・・・反省もしてないし、ナメてるとしか思えない。名古屋なんて、きっちり「ターンオーバー」してきたぜ。それが普通じゃないのか?ケガ人が多いのはわかるけど、そこまでも無能な選手たちの集団なのか?ほんの一握りの選手だけで戦って、「5試合で勝ち点4」ってさ。なにやってんの。
あんなペナとバイタルの外側をなめとるだけのサッカーは鑑賞に堪えられん。マジで、一回ボコボコに叩かれて頭冷やしたらええんや!
【2024/5/3】
[J1]新潟 1−1 広島
またまた「勝ち点3」を放棄かよ。こりゃ、今シーズンの優勝はないな。
■得点
広島 70分 CK→荒木
新潟 94分 高木
ピエロス
加藤 満田
越道 松本 東 中野
佐々木 荒木 塩谷
大迫
■交代
46分 越道→マルコス
63分 中野→新井
77分 ピエロス→志知
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・B
あ〜あ、だよ。またパンチングのミスがあったし、なんか「大迫なら止めれる」って感じがしない。あんなラストプレー1回で仕留められるとは。今の大迫に代表へ送り出すようなカリスマ性はない。
CB荒木・・・A
得点も決めたし、大きなミスもない。荒木には問題はない。
CB塩谷・・・C
ちょっとどうなの?なんか「サボって」ない?ほとんどヘディングの競り合いしてないでしょ。相手に体ぶつけて、体を抑えただけ。こぼれ球を荒木が対応しているものの、そこに走りこんできた選手に危ないシーンを作られている。試合最終盤、相手のクロスを後頭部に受けたのも、ボールに背を向けたプレーは褒められるものじゃない。なんかああいう怠慢に見えるプレーが、最後の失点につながってしまったように感じてしまう。「勝利の女神」はああいうのがお嫌いでは?だからせっかくカバーしたのにクリアが中途半端になって高木のシュートを食らった。サイドラインを割るくらい思いっきりクリアしていればあの失点はなかった。失点直前に全力で広島の縦パスをカットした高木に「勝利の女神」は微笑んだような気がしてならない。
CB佐々木・・・C
う〜ん、最後のクロス入れさせてしまったからな。空中戦は勝ってたのに。1人少ない新潟は「個」で局面を打開するしかなかったが、その「個」で打開されてしまった。あの時間帯はクロスも入れさせちゃダメでしょ。なんだかなあ。
DH東・・・B
彼のボランチは好きではない。神戸戦も感じたのだけど、中盤の空中戦を競ろうとしない。ボールを落としてしまって、そこから相手にチャンスを与えてしまう。サイドの東は好きだけど・・・。で、結果的には東をボランチに戻して失点した。
DH松本・・・A
いつも通りではあったが、効果的なプレーはなかった。それは「シュート14本」という数字に表れている。これまでの試合は、普通に20本くらいのシュート数があった。最後の崩しとか、バイタルやペナ付近の連係がよくなかった証拠だろう。パスや飛び出しだけでなく、彼自身がミドルシュートを撃つ意識を上げて、相手によってはスタイルを変えれるようになってほしい。
SB越道・・・B
悪くはないんだけど、右サイドよりは「スムーズさ」がなかった。右だと、もっとゴリゴリいってるイメージがある。左足でもいいクロスは上げていたのだけど、それだけでは得点は難しい。
SB中野・・・B
久々の右サイドだったけど、相手が10人になったことで引かれてしまい、前に出るスペースがなくなってしまった。逆にやりにくくなった感がある。
OH加藤・・・B
ほとんどシュートがなかった。ほとんどボールに触れなかった。やはりピエロスとでは厳しいか。
OH満田・・・B
彼を中心にボールは回っていたけれど、「コンダクター」というほどではなかった。あれだけ引かれると「縦につける」のも難しい。ならばミドルシュートだが、あの1本しかなかった。
FWピエロス・・・C
たぶん一番多くシュートを撃ってるのはピエロスだと思う。が、実態は「シュート」というよりは「当てただけ」が多い。さらに後ろから荒木が飛び込んできているのにピエロスが触って「クリア」したようなシーンもあった。ちゃんと見てないが、他にも加藤がフリーだったようなシーンもあったのでは?ともかく、あれでは期待するのは難しい。それでもスキッペが連れてきた選手だから、信頼は厚いんだろう。残念ながら、ピエロスが先発する今シーズンの優勝はないよ。
MFマルコス・・・B
なんかあまりボールタッチできなかった。ああいう展開では仕方ないのかもしれないけど。マルコスのドリブルを期待したんだけどな。そういう形すら作れなかった。
SB新井・・・A
今までにないような積極的なプレーが見られた。古巣との対戦で、心に期すものがあったのだろう。いいクロスも入ってたんだけどなあ。残念だ。
SB志知・・・A
もっと縦に仕掛けてもよかったのでは。コンビネーションで崩すのは理想だけど、あそこまで引かれてしまうとワンツーをするスペースすらない。そういう時は、やっぱ1人で局面を打開するドリブルになる。まったく可能性がなかったはずの新潟は、あのワンプレーでドリブルで広島守備陣を崩してしまった。志知には東とは違うそういうプレーを期待したい。
2.全体の感想
ここまで「勝ち点3」を放棄するような戦いをやってしまうと考える。誰が悪いんだ。何が悪いんだ。言いたくはないけど、やっぱ「精神的なもの」じゃね?
大事なところでミスが出る。大事なところで中途半端なプレーをする。相手をナメてるわけじゃないけど、「この程度でいいっか」みたいなプレーが散見される。スキッペは「ミスを恐れずドンドンいけ」と選手の背中を押してるけど、期待通りにプレーしてるか?もう一度点検したら?
なんとなく「自分たちのサッカーをやってりゃ勝てる」と考えてんじゃない?よくあるんだよ、監督をやってると。でも、実際はそうじゃない。サッカーは必ず相手があって成立する。毎回同じ相手でもない。「自分たちのサッカー」に「持ち込む」ための「駆け引き」が重要になるんだけど、相手を無視したサッカーをやってしまうことがある。それは違うよ。
相手は1人少なく10人になった。だったら、カウンターにはならない。今度は引いた相手を崩すサッカーにシフトチェンジする必要がある。それなのに、ミドルシュートがない。何度もバイタルまでボールを運んでるのに、ミドルは満田の1本だけ。最後まで「きれいごと」をやり続けた。
チームとしてのベースはできてるし、選手の質も高い。まあ適当にやっても「残留争い」に巻き込まれる可能性はゼロに近い。が、「優勝争い」は無理だ。選手に「気持ち」を感じない。ロボットがサッカーしてる感じがする。
たぶん思い違いだと思うけど、スキッペの「好き嫌い」が激しすぎる。なぜ東をボランチでスタートする?毎回言ってるけど、野津田がいるじゃん。東をボランチで使いたいから、越道をわざわざ左に回して先発させた。だったら、志知でスタートすればいいじゃん。塩谷は疲れなのかあんなパフォーマンスしか出せないなら、中野を下げてCBで起用すればいいじゃん。試合に出たくてウズウズしてるベンチメンバーを起用せず、「お気に入り」の選手だけで戦おうとするのか。
この日のメンバーで戦うとして、塩谷が連戦で疲れてるとしたら・・・私ならこういう先発メンバーを組む。
加藤
マルコス 満田
東 松本 野津田 越道
佐々木 荒木 中野
大迫
ケガ明けのマルコスを休ませるため、ピエロスを入れて加藤を1列下げる。ピエロスを投入するまでにリードできていれば一番いい。また消耗の激しい両サイドは途中で志知と新井に交代させる。最後に守備固めで経験豊富な塩谷で試合を終わらせる。
ピエロス
加藤 満田
志知 松本 野津田 新井
佐々木 荒木 塩谷
大迫
試合終盤、満田や加藤の走力が落ちてくれば、中島や井上の高校生コンビを投入する。そういうシナリオを、私なら準備する。
どっちにせよ、また「勝ち点3」を放棄した。4試合続けて「ドロー」だぜ。「1勝1分2敗」と同じじゃん。しかも、やっと「勝ったな」と思ったアディショナルタイムに追いつかれるとは。新潟の選手たちは1人少ない10人になっても、2万5000人の観客の応援に応えようと「必死に」戦っていたのはビンビン伝わってきた。それに対してサンフレッチェの選手たちはどうだったんだ?「必死さ」なんて全然伝わんなかったぞ。町田のサッカーは好きじゃないけど、町田の選手たち方が優勝に値するぜ。ホンマ、やっとれんわ!
【2024/4/28】
[J1]広島 2−2 川崎
レフリーと大迫によって「勝ち点3」を奪われた試合だった。
■得点
広島 38分 佐々木→大橋
川崎 65分 小林
川崎 74分 山田
広島 75分 満田→加藤
大橋
マルコス 加藤
東 松本 満田 越道
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
66分 マルコス→ピエロス
70分 越道→新井
86分 東→志知
86分 松本→野津田
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・C
「なにやってんだ」って感じ。1回ならともかく2回も1試合でミスするか?セットプレーで飛び出したのに触れずに小林に押し込まれた。「もし」ステイしていたら小林のシュートは正面で防げた。2回目はペナルティアーク付近のクリアをミスって、佐々木に対する家長のファールアタックを審判団はVARチェックもせずに流した挙句に決められた。グダグダじゃん。相手の上福元は、前節札幌の菅野同様に「神ってる」状態でピンチを防ぎまくった。マジ、いいかげんにしろや!
CB中野・・・B
何度かハイボールの競り合いや体の入れ合いで負けて、GKと1対1を作られた。ああいうのはゼロにしないと。「入れ替わられる」のだけは絶対にダメだ。そろそろ「研修期間」は終わりだよ。
CB塩谷・・・B
あのスライディングでファールを与えたシーンが悔やまれる。あそこまでチャレンジするシーンではなかっただけに、もったいない。あのフリーキックから失点が生まれてしまった。残念だ。
CB佐々木・・・A
ファールをもらいに行ったようには見えなかった。ジャンプする瞬間、家長は佐々木の背中に対してヒジを当てた。家長からするとファールにならなかったら「ラッキー」くらいの意識でアタックしたはず。主審が見逃したのはまだ許せるとしても、VARがまったく介入しないのは許せない。あんなのがノーファールなら、これから「やったもん勝ち」になるではないか。サンフレッチェ広島のチームとして、JFAへ徹底抗議するべきだ。佐々木のクロスから得点が生まれただけに、悔しすぎる。
DH満田・・・A
まだまだ不安定なところはあるけれど、かなり「いい時」の満田に戻ってきた感じ。前3人との連係も問題なかった。加藤へのクロスも見事だったし。こういうパフォーマンスを続けてほしい。
DH松本・・・A
相変わらず攻守にすばらしい。ゴール前で何度もチャンスに絡んでいたし。あの大橋の「落とし」からのシュートは決めたかったなあ。上福元の「指先」にやられた。
SB東・・・A
あれを止められるんか。上福元は「神」だったな。後半は連戦の影響で動きが落ちた。まあ、しかたない。
SB越道・・・A
ミッドウィークのルヴァン杯のハイライトを見た。キレてたなあ。で、「重戦車」のようだった。この日も「縦への推進力」はよかった。続けてほしい。
OH加藤・・・A
やっと「初日」が出た。それが、この試合唯一の収穫。加藤の良さは、ボールタッチ直後のボディアクション。この「動き」で相手が「逆」を取られるシーンが多い。さあ、ここからゴールを量産していこう。
OHマルコス・・・A
やっぱ存在感ある。大橋、加藤との連係も問題なし。まだ90分は難しいだろうけど、コンディションを上げてゴールを奪ってほしい。
FW大橋・・・S
いや〜、3点奪えてたよな、上福元じゃなけりゃ。前節の菅野の奇跡的なショットストップも含めると、この2試合で5点は上乗せできてる。そうすりゃ、10点のジャーメインより上だったのに〜!シュートミスではない。GKを称えるしかない。
FWピエロス・・・C
なんか好きになれんな。あのまま「大橋なら」この試合は勝ててたようにも思う。スキルとかではなく、ピエロスに「ボールが集まる」感じがしない。ていうか、「大橋の1トップ」を崩してまでピエロスを使おうとは思わないが。
SB新井・・・B
悪くはないが、越道と比較するとインパクトが少ない。ただ安定感はある。
SB志知・・・A
彼らしい「いやらしい」ボールを提供できていた。仕事は「やった」のではないか。
DH野津田・・・A
なんかやっとプレーが見えた。よかったと思う。野津田と満田の関係は好きなんだよなあ。あとは、せっかく試合に出たのだからミドルシュートはノルマで1本はほしいな。
2.全体の感想
なんか腹立つ。完全に「勝ち点2を奪われた」気分。せっかく前日に上位チームが揃って「足踏み」してくれただけに、「勝ち点3」を上積みできたら「首位」に立てるチャンスだった。先制できたから、余計にその気分が高まっていたところで・・・あの大迫のミス2連発。あ〜、ムカつく。
それにしても前節に引き続いて「相手GK」に神が宿るんだよ。どう考えてもおかしい。あんなの止めれるわけないじゃん。どうして止まるんだよ。意味わかんない。やっぱ「お祓い」に行った方がいい。
試合内容はメチャメチャおもしろかった。解説の松井大輔が、ずっと「強い」と絶賛していた。その気持ちわかる。あの流れるような攻撃は、ホントに美しいし、すごい。ああやってワンタッチ、ツータッチでここまでボールを動かしているチームは、このJ1にはいない。おそらく誰が見ても感動できる。それだけに・・・勝たんかい!
相手GKを褒めるしかないけど・・・もっと気楽に試合観戦させてくれ。選手もグッタリだけど、DAZN観戦してるこっちまでグッタリだぞ。毎試合毎試合、DAZN観戦するだけでここまで疲れるのか。「ぜいたくな悩み」と言われればそうなんだろうけどね。
【2024/4/20】
[J1]札幌 1−1 広島
最近DAZNの設定変わったのかなあ。試合途中から視聴する場合、以前は「ライブで見る」「最初から見る」を選択できたはずなんだけど。前節、15時くらいに帰宅して結果を知らないように観ようと思ってたんだけど・・・いきなり途中経過が見えてしまった。この日は世羅へチューリップを見に行ってたので、DAZNのライブ中継が終わるまで他の試合を観ながら待った。
札幌サポーターには悪いけど、高校生と中学生が試合をしてる感じだった。シュート22本、枠内シュート6本・・・攻撃練習か、と。それでも「どんだけ撃ったら入るねん」状態。
で、一番感じたのは「このチームの命運は満田にかかっている」ということ。
■得点
札幌 10分 スパチョーク
広島 50分 CK→中野
大橋
加藤 満田
東 松本 川村 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
44分 川村→小原
46分 新井→越道
83分 満田→井上
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
大した仕事はなかったかな。あの失点は事故だから防ぎようがない。
CB中野・・・A
失点シーンはどうしようもない。しっかり腕を後ろに折りたたんでボールに正対していたが、あの至近距離で当たったら反応できない。運が悪かった。その意味では、この日の2ゴールはどっちも中野がゴールに入れてるのか。同点弾は見事だったので「おあいこ」だな。ただ気になったのは、この日は競り合いにそこまで勝ててないような気が。正念場だ。
CB塩谷・・・A
問題ないでしょ。惜しむらくはシュートが枠にいかなかった。
CB佐々木・・・A
問題ないでしょ。佐々木のゾーンは圧勝だった。
DH川村・・・A
完全に中盤を制圧していただけに途中離脱は残念だった。長期のケガでなければいいが。
DH松本・・・A
この日のチーム貢献度は高かった。攻守に走り回ってボールに絡んでいた。神出鬼没の彼の存在に、札幌守備陣は混乱していたと思う。残念なのはフィニッシュのところ。ここが決まっていれば「S」評価にできたのだが。
SB東・・・A
前節と比べてキレは戻っていて安心した。ハイパフォーマンスを発揮しているのに「結果」がついてこないのは無念だ。
SB新井・・・B
ボールには絡めていたが、まだまだ前線との「連動」は「手探り」状態な気がする。縦に行くわけではなく、カットインするわけでもない。なにか中途半端な感じがある。もう少し時間はかかるな。
OH加藤・・・B
得点が決まっていれば間違いなく「S」評価。それくらい動きで「決定機」を作っていた。が、とにかくシュートが決まらない。なぜなんだ?菅野が神がかっていたのはあるが、それでも決められないか?事前のニュースでは責任を感じてシュート練習に取り組んでいたようだ。それでも報われないとは。おそらく1本決まれば量産できると思うんだけどなあ。神さま、助けてあげてください!
OH満田・・・C
ごめん、今は満田を好きになれない。なにか「負のオーラ」がつきまとってる。失点シーンも満田のパスミスが起点になってしまった。交代直前にはハーフライン付近で強引にドリブルで持ち上がろうとしてボールを失い、カウンターからピンチを招いた。満田がボールを持つたび、なにかドキドキしてしまう。それでもスキッペは満田を外すことはないだろう。だから今シーズンの「浮沈」は満田のパフォーマンス次第だと思うのだ。なにをどうすればいいというのもないんだけど、「負のオーラ」が消えることを願うしかない。
FW大橋・・・A
いつも通りの「平常運転」。その意味では安定感抜群。ていうか、緊急事態とは言え、ここまでずっと「1トップ」をやってきて、他の外国人と比較して「遜色あるのか」ってこと。個人的な感想を言えば、外国人よりいいやん。走れる、高さもある、ポストプレーもうまい、ドリブルもある、シュートを決めれる・・・違和感ないよ。大橋をトップのファーストチョイスでいいんじゃないの?そうすれば、マルコス、エゼキエウなどシャドーの外国人が復帰したときに起用しやすくなるでしょ。
OH小原・・・A
初めて長い時間の出場機会を得れた。これまでより広範囲に動いたり、サイドでプレーしたり、ポリバレントの部分を発揮できたのでは。欲を言えば、もっとペナの中でプレーしてほしいな。得点にはならなかったが、大橋の抜け出しからクロスに合わせたシーンは惜しかった。ああいうシーンを増やしてほしい。
SB越道・・・A
新井と比較すると、トップ、シャドーとのコンビネーションはいい。2方向から囲まれた状況でも、彼らとの連係で狭いゾーンを崩せてる。しっかりルックアップできてるし、状況判断も悪くない。中野がサイドのポジションを空けてる時が越道にとってはチャンスになる。この機会を逃さずに、日本を代表するサイドアタッカーへ成長してほしい。
OH井上・・・A
堂々とプレーできていた。まだまだボールにかかわる機会は少ないが、もっともっと積極的にトライしてほしい。ただ、あのシュートは・・・ああいう試合最終盤で「勝ち点1か、勝ち点3か」の大事なシーンだけに、こぼれ球をダイレクトでシュートするのではなく、トラップしてコントロールシュートを狙うか、もっと得点の確率が高いプレーを選択すべきだった。1つ1つのプレーを「勢い」だけでなく考えれるようになってほしいな。
2.全体の感想
何度も言うが「今シーズンは満田と心中か」って感じ。優勝できるかどうかは「満田次第」ということ。それは満田がどうこうというより、スキッペの満田信頼度、あるいは依存度が高すぎる。長年監督をやってきた人間の違和感だ。
この試合の関しては、「負ける要素が一つもない」試合だった。冒頭で書いたが、チームの完成度、個々の能力を比較しても「高校生と中学生の試合」を見ているようだった。それくらい大きな差はあった。それでも試合が終わってみれば「1対1のドロー」。「マイアミの奇跡」が起こるように、サッカーは何が起こるかわからない。立ち上がり3分間で4本のシュートを放ち、90分で22本のシュートを浴びせたにもかかわらず、結局1点しか取れず、逆にわずか5本しかシュートを撃っていない札幌に失点を献上して「勝ち点2」を失った。もうお手上げ状態。
だからと言って、監督として「なにかできるか?」と言われてもなにもできない。同じ監督をしていた人間としても、こういう試合はマジで「お手上げ」。シュート以外はすべて想定通りに動いているのに、シュートだけは決まらない。あんなに「簡単なシュート」がことごとくGK正面だったり、枠外だったりするのに、あんなに難しい中野のシュートが決まったりする。一方で、守備側の人数は揃っていて、相手は2人しかいないカウンターで、さほど難しくないコースのシュートがDFに当たってコースが変わってゴールに吸い込まれてしまう。マジで「監督泣かせ」の試合展開になってしまった。だからと言って選手を責める気にはなれない。「もっと練習しろ」といったところで、選手たちは練習している。もうこれは「お祓い」レベルの「運」の世界だ。
スキッペと1つだけ大きく意見が異なるのは、野津田の起用に関して。私自身は守備ベースのチーム作りを優先してきた傾向があるので、あまりセンターラインはいじりたくない。トップやシャドー、サイドはメンバーチェンジしても大きな影響はないと思うが、真ん中はできる限り試合途中での変更は避けたい。その視点で見るとダブルボランチが「川村+松本」「満田+松本」「東+松本」と3回変わってる。しかも川村、満田、東はそれぞれタイプも違う。川村と松本であれば、松本は最前線へ飛び出すタイプで、川村は後方の「6番」の役目を担っている。が、満田は「6番」のタイプではないし川村ほど守備が強いわけでもない。東も同じ。試合終盤、札幌に押し込まれた状況があったが、そのあたりの影響はなかったのか。であれば、川村に近い野津田をファーストチョイスすべきだと思うが。これは青山がベンチ入りしていても同じだと思う。信頼なのだろうか、好き嫌いなのだろうか。個人的にはもっと野津田にチャンスを与えてほしいのだが。
あ〜あ、これで「5引き分け」かよ。勝ち点「5」って「2勝3敗」よりも勝ち点少ないんだぞ。なんかしっくりこない。しかも20本以上シュート撃ってるのに「1点しか取れん」みたいな試合多すぎません?もうここまでくると、なにか「悪運」が憑りついてるとしか思えないよ。どこかの神社で「厄除け祈願」でもしてくださいな。
あ〜、試合内容はメチャクチャおもしろいんだけどなあ。試合結果は、メチャクチャストレスたまる!
【2024/4/13】
[J1]福岡 1−1 広島
■得点
福岡 22分 ザヘディ
広島 25分 CK→佐々木
大橋
加藤 満田
東 松本 川村 越道
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
73分 越道→新井
73分 東→志知
81分 松本→小原
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
試合序盤の2本のシュートストップが大きかった。あそこで失点していたら、もっと大変な試合になっていた。あの失点はGKからするとノーチャンスなのでしかたない。
CB中野・・・B
高さもあり足元もあるザヘディでは厳しい。ただ必死で食らいついていた。今はそれでいい。せっかくもらったチャンスだから、佐々木と塩谷の助けを借りながら成長できればいい。おそらくサポーターもみんなそう考えている。
CB塩谷・・・B
ザヘディとは中東時代に対戦経験あるのかな。ともかく2回完全にしてやられた。そのうち1回を決められた。ただDFには試合中1回や2回は相手に「出し抜かれる」時はある。それを感じさせないくらいの攻撃力がほしい。がんばれよ、攻撃陣!
CB佐々木・・・S
キャプテンとしての責任感も抱えて奮闘していた。その気持ちがビンビン伝わる得点だった。荒木はいないし、この日は東や満田など、なにかキレがなく重いパフォーマンスで士気が上がっていないような試合展開だった。それだけに、キャプテンとして攻守に奮闘する姿がたくましかった。ともかく毎試合ドンピシャのヘディングが決まっていなかったが、これでやっと得点に結びついた。これからが楽しみ。それにしてもボールがインパクトするところからの体の伸びがすばらしい。すごい背筋力なんだろうな、きっと。
DH川村・・・A
この日はよくボールに絡んでいた。その分、シャドーへボールが入っていなかったという裏返しにもなるのだが。それよりも印象的だったのが「中盤でのボールを刈り取る」シーンが多かったこと。なにかリバプールの遠藤とよく似てた。代表で学んできたのかな?だとすれば、すばらしいことだ。唯一不満があるとすれば、ミドルシュートの記憶がないこと。あれほど「乱れ撃ち」してたシュート本数が、この試合は90分でわずか11本(枠内3本)だった。バイタルエリアを厚く守っていたアビスパの守備組織を混乱させるためにも、ミドルシューターは必要だった。攻撃のバリエーションを増やすためにも、また優勝争いをするためには勝ち点「1」ではなく「3」を積み上げるためにも、川村のミドルシュートは重要になってくると思う。
DH松本・・・A
ここんところスタメンが続いて、やっと数年前に試合に出続けていた頃のパフォーマンスに近づいてきたと感じる。今はチャンスなので、しっかり続けてほしい。
SB東・・・B
なんか違和感があった。疲れが出てたのだろうか。重そうだった。失点のシーンは、あれは相手を褒めるしかない。ただあれを除いても、いつものパフォーマンスではなかった。
SB越道・・・B
良くもなく悪くもなく、って感じ。失点のシーンは、マークを外された塩谷の問題であり、越道の問題ではない。が、ああいう場面でも予測してカバーできるようになれば、今回の経験は意味がある。
OH加藤・・・B
なにか輝けない雰囲気があった。迷いでもあるのだろうか。早く「1点目」がほしいところだが。でも、やってることは間違いではないと思う。続けるしかない。
OH満田・・・C
初めて満田を「代えてくれ」を願った試合だった。なんか別人のように感じた。1人だけ「かみ合っていない」というか「浮いている」って感じだった。試合最終盤、最後尾でボールをキープしようとして失ったときは「やってしまった」と思ったが、幸いにも相手がミスしてくれて救われた。あれが大事故につながっていたら取り返しのつかない事態だった。うまくいくときは、多少わがままや強引にやってもうまくいくもの。が逆に、うまくいかないときは、何をやってもうまくいかないもの。そこは本人ではどうしようもない時がある。それでももがいて「自分の流れを変える」ために必死で戦っていたのだろうと感じていた。監督っていうのは、選手の「最高の状態」を知ってる。だからこそ、選手を信じたくなる。でもなあ・・・この日だけは代えてほしかった。
FW大橋・・・A
彼だけは「平常運転」だったようだ。ここ数試合では、意外とポストプレーがうまいのに感心している。あの立ち上がりのヘッドが決まっていたらなあ。それだけが残念。
SB新井・・・B
やや守備を意識した交代だったと思う。その意味では、試合展開が落ち着いた感はあった。攻撃に関しては、まだまだ「連係」までできていない感じなので、もうしばらく時間がかかるだろう。今はシンプルにクロスを入れていいと思う。
SB志知・・・A
違和感のあった東と異なり、攻撃的で左サイドを活性化させることに成功したと思う。そこから勢いを取り戻したように波状攻撃を繰り返すことができた。東は左利きだがあまり「縦へ行く」ことはせずに、カットインからシュートを狙うことが多い。一方志知は、味方を使って自分から「縦へ行く」ことが多い。実際、この試合での2回ほどタッチラインぎりぎりからクロスを入れてチャンスを作っている。志知が入って「どんより」とした流れから、一気に「点が取れそう」な雰囲気を作ったことはよかったと思う。
OH小原・・・B
彼に対してスキッペはどんな要求をしてるのだろうか?この日のプレーでは、彼を投入する意味を感じない。トレーニングはしているものの、彼自身は、大橋、加藤、満田らとの「連係」は確立できていないと思われる。逆に「控え組」の志知との相性は良さそうではあるが。あと「コンビネーション派」の選手が多い中、珍しく「ドリブル突破派」の選手でもある。彼が投入されるのは、どうしても75分前後。相手守備側の選手もかなり足にきている時間帯。だからこそ、ペナの中でターンやドリブルで仕掛ければ、ちょっとした「接触事故」が起きやすい。ある意味それを狙っているような気もしている。それなのに、サイドに開いてボールを受けるのはどうかと思う。できるだけペナの中でボールを受けるようにするか、ペナの外でボールを受けても強引にペナの中へドリブルで入っていくか。彼には「PK奪取職人」になってほしいものだ。
2.全体の感想
1点先に取られたくらいで「勝ちきれない」試合が、これで3試合目。FC東京、ガンバ、アビスパ、全部同じ。先制されても「すぐに追いつく」ことはできているので「無敗」はキープでしているものの、「勝ち点1」の積み上げでは「優勝争い」はできない。「勝ち点3」を取りきるところまでやらなきゃ。
これまでの試合終盤の「選手交代」を見ていると「勝つための交代」なんだろうかと疑問符がつく。外国人アタッカーが使えないことはどうしようもないこと。でも、外国人に頼らなくても使えるアタッカーはいるし、個性を持った選手はいる。ユースの若い選手たちもいる。それを使いきれているのだろうか。「横綱相撲」で勝ち切れれば一番いいが、「それしかないんか」と言いたくもなる。
スキッペ体制3年目のサンフレッチェの攻撃パターンは、相手チームから研究しつくされている。多くの攻撃は「ワンタッチ」「ツータッチ」のすばやいボールの動きで敵陣深くに進入することで生まれる。そこからは「人の動き」で撹乱し、バイタルエリアへボールを差し込んで「スルー」「ワンツー」を駆使してフィニッシュを取りに行く。そのためどのチームも「バイタルエリア」にスペースを作らないように守備のブロックを作ってくる。なので、ハーフライン付近から一気に流れに乗ってフィニッシュを取れないときは、相手の守備ブロックを崩しきれず、最終的にアバウトなクロスを放り込む形になってフィニッシュまで至らない。それでもこれまでの試合でシュートを量産できていたのは、バイタルエリア付近からのミドルシュートがあったから。この試合はそれもほとんどなかった。
「パスワーク」からの「カットイン」や「ポケットをとってクロス」はうまくできている。この試合では少なかったが、「ミドルシュート」も多くの試合ではできている。足りないのは「個の打開=ドリブル」のところだろう。本来ここは「外国人」に期待するところだが、その頼りの「外国人」が全滅している危機的状況。そんな状況でも、ここ数試合を見れば、小原や志知、越道は「個」でボールを運べる貴重なプレーだと思う。あとはこれらのプレーヤーをどのタイミングで投入するか、どんな「組み合わせ」で投入するかだろう。そこは単純に「ベンチワーク」の改善を期待するしかない。
これだけケガ人が続出して、メンバーの選考に苦労しているのはわかる。が、疲れていたり、重そうだったり、いつものキレがなかったり、そういう選手を代えないのはいかがなものか。試合最終盤で、ボールキープからボールを失ったり、ボールを失った直後に全力で追うこともできなかった満田を使い続ける意味はどうなんだ。まだベンチには、野津田、中島、井上がいたではないか。連戦で選手のパフォーマンスが上がらない時もあるだろう。だからこそ「総力戦」で戦うしかないのでは。
大橋
小原 加藤
志知 野津田 川村 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
私なら・・・こうしたかった。
【2024/4/7】
[J1]広島 2−0 湘南
■得点
広島 52分 大橋(PK)
広島 96分 加藤→大橋
大橋
加藤 満田
東 松本 川村 新井
佐々木 中野 塩谷
大迫
■交代
46分 新井→越道
74分 川村→野津田
89分 満田→小原
91分 加藤→井上
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
試合最終盤でルキアンが単独突破からニア上に放ったシュートを止めたのはビッグプレー。この試合の直前に観ていた東京ヴェルディの先制点は、まさに同じ形だった。あれを決められるか、止めるかは大きな差がある。あれ以外目立つプレーがなかった試合だったが、仕事をきっちり仕上げたことは評価したい。
CB中野・・・B
この日はルキアンに負けた。何度もボールを収められ、ドリブル勝負を挑まれた。荒木なら「競り勝ってただろう」と思う場面が何度かあった。あと前半立ち上がりにルキアンに背後を取られて、あわや「PKか」と思われるシーンを作ってしまった。あの場面、なぜVARが入らなかったのか不思議だが、VARが入っていたら「手がかかっていた」と判断される可能性が高かったと思う。急造だから「仕方がない」とはいえ、勉強してほしい。
CB塩谷・・・B
最後のルキアンに負けたシーンは危なかった。それ以外は安定感と強さは抜群だったが、あの1回は厳しかった。あと、塩谷らしい「おっ」と思わせる攻撃のアイデアが見られなかったのが残念だった。
CB佐々木・・・A
佐々木のところにボールが出れば、安心して見ていられた。ヘディングシュートも惜しい場面もあったし、まあ「通常運転」というところでしょう。
DH川村・・・B
川村にボールが回ってくる場面が少ないゲームだった。湘南が前から5人でハイプレスを仕掛けてきたので「ひっくり返す」裏へのボールが増えた影響が大きかった。が、一度下げて作り直しがあってもよかったと思う。前半30分くらいから、湘南のプレスが落ちてからは川村のボールタッチが増えた。ボールに多く触れるようになったと思ったら負傷交代となってしまった。自力で歩いていたので2〜3週間で戻ってこれるとは思うけど。なんか総力戦になってきたな。
DH松本・・・A
まあよく走ってたな。タイシらしい。そろそろ「得点」や「アシスト」など数字が欲しいところだけど。
SB東・・・A
シュートもクロスもあったんだけどなあ。「得点」につながらないなあ。もったいないぞ。
SB新井・・・B
平均点は超えてるんだけど、なんか微妙に「ズレてる」感じがしていた。無理して前線へフィードしようとして相手にカットされてピンチを招いたシーンもあった。ちょっと何か違和感を覚えていたので、道越への交代は納得できるものだった。
OH加藤・・・B
この日はあまり効果的なボールタッチがなかったような気がする。ラストの大橋へのアシストは見事だったけど、それ以外はあまり印象がない。逆に「決定機」を外しているのが気になる。早く「今シーズン1点目」を決めてほしいが。
OH満田・・・B
う〜ん、満田への要求が高いだけに評価が辛口になってしまう。なんか微妙に「うまくいってない」感じがしてる。もっと我を出してシュートへ持ち込んでもいいのでは、と思う。
FW大橋・・・A
1点目のPKはラッキーだった。GKのファンブルがなければ得点はなかったシーン。運がよかった。2点目は見事だった。古巣相手で精神的には複雑ではあっただろうけど、ここはプロの試合。割り切ってやるしかない。湘南サポーターは気の毒だったけど、今のサンフレッチェではFW陣が負傷で誰もいない状況なので「大橋が点を取る」ことがタスクになっているので認めてやってほしい。
SB越道・・・S
この試合の「貢献度」では「S」ではないかもしれないが、私の中では「S」だった。前半、新井のサイドのバトルに苦労している感じがしていた。それが後半から越道に代わって状況が一変したような気がする。新井とは異なり、越道はドリブルでの単独突破ができた。これが大きい。「個」でボールが運べるから、ボールが安易に下がることなく高い位置から前進できた。身長もあるしリーチも長いから、イーブンの状態でもボールを前へ運べることができた。試合の流れを「変える」という意味では高い評価をしたい。
DH野津田・・・B
なにか「乗り切れなかった」感じ。ちょっと「試合勘」が落ちている。ただ川村は少し時間がかかると思うので、このチャンスを活かしてほしい。
OH小原・・・B
もっと仕掛けていいよ。あとはやっぱ「シュートテクニック」だな。
OH井上・・・???
さすがにあのタイミングでの投入では評価しようがない。まだユースの子だと思うが、J2熊本では16歳の子が大活躍しているので、こういうチャンスは「運」だと思ってチャレンジしてほしい。
2.全体の感想
やっぱきついわ。今のJ1では「圧倒的な差」はない。どんなチームでも「武器」を持っている。この日もルキアンには苦労した。まあ「総合力」でなんとか振り切った感じか。
試合中「おそらく20本はシュート撃ってるな」と感じていたが、スタッツを見ると「シュート29本(枠内シュート9本)」だった。これだけ撃っても「2点」しか獲れてない。う〜ん、崩してはいるんだが。シュートの精度とかテクニックとか、もう少し何とかならんものか。湘南のシュートブロックはすごかったが、ことごとく「ブチ当てた」感じがする。もう少し「効率」を上げてほしいのだが。
立ち上がりは湘南のプレスに苦労をした。ハーフライン付近から5人がハイプレスをかけてきた。最初30分くらいまでは、プレスに負けて「縦につける」ことができず、ボランチを飛び越してロングボールを蹴る展開になった。あるいは強引に「縦につけた」ボールを回収されて、何度かカウンター攻撃を受けてしまった。ところが何がきっかけになったのかわからないが、前半30分くらいから湘南のハイプレスがなくなった。体力的な問題なのか、「縦のクサビ」が入り始めたのか、それともセカンドボールを拾えるようになったからなのか。ともかく相手陣内に押し込んでしまえば、「人数をかけた連係」を繰り出すことができる。ここからは割と安心して見れるようになった。
やっぱ「ミドルシュート」と「サイドからのクロスへ合わせる」部分だよなあ。ここが改善できれば、なあ。1試合で「29本」もシュートを記録するようなチームもなかなかないよ。ビルドアップまでは「完璧」なんだけどなあ。
ともかく外国人が「全滅」の状況の上、荒木、川村まで「有給休暇」の状況。さてさて、どうしたものか。中島や井上のような本来ならチャンスが与えられるはずもない選手たちにチャンスが回ってきている。それはそれですごいことだし、彼らが出てもチーム力が落ちていないこともすごいこと。ここ2戦は、ベンチも含めてすべて「日本人」メンバー。それでもJ1上位の試合を演出できてるし、結果も残せている。広島ユースも含めて「総力戦」の状況になってきたが、それを違和感なくできるところが「サンフレッチェ広島」というチーム力なので誇らしい。まだまだワクワクできそうだ。
【2024/3/30】
[J1]広島 1−1 G大阪
■得点
G大阪 76分 ウェルトン
広島 78分 新井
大橋
加藤 満田
東 松本 川村 中野
佐々木 荒木 塩谷
大迫
■交代
75分 中野→新井
75分 満田→小原
82分 松本→エゼキエウ
89分 加藤→中島
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
責められないけど、ペナの外に弾き出せなかったか。クロスを止めるのが精いっぱいだったのはわかるが。それまではパーフェクトだっただけにもったいなかった。
CB荒木・・・A
特にマイナスポイントもなく、宇佐美をうまく封じ込めていた。
CB塩谷・・・A
ドリブルでゴリゴリ攻め込んできたけど、冷静に抑えることができていた。
CB佐々木・・・A
ファンアラーノとのバトルは見ごたえがあった。失点シーンは、追い込んだ時に奪いきれずに逃してしまったことで、佐々木が上がった裏のスペースを突かれてしまった。前に人数はいたので、任せてポジションを戻してもよかったのかも。もったいなかった。
DH川村・・・A
この日は守備面で光っていた。強い守備で何度もボールを奪っていた。代表で遠藤の素晴らしいところをたくさん学んでほしい。
DH松本・・・A
タイシの「いいところ」がよく表れていた試合だったと思う。とにかく「ポケットを取る」ことを徹底してやっていた。そのことで、何度かガンバの守備網を突き破ることができた。残念なのは、最後の「トラップ」が決まらなくてフィニッシュが取れなかったシーンが何度かあったこと。フィニッシュとかラストパスが決まっていたら・・・よかったんだけどな。
SB東・・・A
前半、山田のフィニッシュをブロックしたプレーで私の中ではMVP。それ以外でも東が高い位置でボールを受けたときは、確実にチャンスが生まれていた。間違いなく攻撃の中心にいると思う。かつてのベッカムのような存在になってほしいな。
SB中野・・・A
特に問題はない。安定してる。それだけに得点につながるプレーがほしい。
OH加藤・・・A
あとは決めるだけ。シュートも放ってるし、続けるしかないでしょ。
OH満田・・・A
もっとシュートへ行ってもよかったのでは。別に悪いところはないんだけど。1点が遠い状況は打開しないと。
FW大橋・・・A
ピエロスと同じことはできない。ピエロスほどのポストプレーはできない。が、ピエロスよりも加藤や満田、松本との関係はいい。ただ、本当に「ほしいタイミング」でパスが出ていないのかもしれない。かつて寿人は、動き出しひとつでアオからのパスを呼び込んでいた。あの関係を築いてほしい。
OH小原・・・A
存在感はあった。ボールを持てば貪欲にドリブルで突撃をかける。万能型の選手が多いサンフレの中では異質な存在。単独でゴールを目指せる存在は貴重だ。実際その形で相手を翻弄してシュートを放ってる。あとはシュートテクニックか。がんばれ。
SB新井・・・S
チームへの貢献度は絶大だった。あれほどシュートを放っても捨て身のブロックやゴールポストに阻まれていたのに、あのひと振りで決めて見せた。すばらしかった。新潟の主力選手でありながらシーズン途中の移籍を決断し、広島へやってきた。移籍直後には誹謗中傷に苦しんでいたと聞く。この得点で、その苦しみから解放できたなら最高だが。どちらにせよ、私を含めて広島のサポーターにすばらしいアピールができた。それは大橋のデビューと同じだ。得点だけでなく空中戦の強さも発揮していた。頼もしいプレーだった。
OHエゼキエウ・・・B
ボールタッチも少なく、あまり効果的なプレーは見られなかった。
SB中島・・・???
まだまだプレーチャンスは少ないので評価は難しい。けど、ポテンシャルの一部は垣間見れた。身長があるのはいいことだ。ラストプレーのポケットをとってからのクロスは惜しかった。ナカジさんの息子がこんなに早くピッチに立つとは思わなかった。うれしい。親子2代のサンフレ選手はクラブ史上初のことでしょ。大切に育ててほしい。
2.全体の感想
ピエロスが負傷したことで「日本人オンリー」の先発メンバーとなった。そのメンバーで、こんなハイレベルな試合ができたことがうれしい。正直言って、とんでもなくハイレベルな試合だった。サンフレはいつものことだが、ガンバのレベルが高くてびっくりした。失点シーンを含めて、何度か華麗にプレスをかいくぐられてピンチを招いた。そして、敵とはいえ山田のプレーや存在感には感銘を受けた。
チャンスは多くあった。完璧に崩したシーンも多かった。ガンバの守備がすばらしいこともあったが、それでも得点を奪いきる「強さ」がほしいところ。選手を代えるのではなく、このメンバーがレベルを上げてほしい。大橋や加藤には、やはり寿人のような「ゴールを決めきる」強さを求めたい。FC東京戦と神戸戦は「負けゲーム」を引き分けに持ち込めた感はあるが、この試合などは「勝ちきれなかった」感の方が強い。「負けない」では優勝は狙えない。「3引き分け」は「1勝2敗」と同じに過ぎない。
勝てなかったことは残念だが、日本人プレーヤーだけ(途中でエゼキエウは投入されたが)であれだけハイレベルなサッカーができていることがうれしい。試合自体はメチャクチャ楽しかった。両チームのトランジションも速く、手に汗握るスペクタクルな90分だった。エンターテイメントとしたら最高だった。
本当は今シーズン優勝してほしいところだが、「得点を奪う」形が完成するにはもう1年かかるかな。見守るしかないか。
【2024/3/16】
[J1] 神戸 0−0 広島
■得点
■メンバー
ピエロス
加藤 大橋
東 中野
満田 川村
佐々木 荒木 塩谷
大迫
75分 満田 → エゼキエウ
75分 中野 → 越道
79分 ピエロス → 志知
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・S
武藤のシュートを止めたのがすべて。あれがなかったら完敗の試合だった。ひとつ不満があるとすれば、相手コーナーキックの対応。1本飛び出してボールに触れなかったことが起因なのか、そこからボールへのアタックができなくなった。ザイオンと比べて劣るのはそこくらいなので、もっと強度をつけてほしい。
CB荒木・・・B
大迫には完敗だった。それがすべてじゃないかな。荒木は全力を出し切ったと思うが、大迫は1枚も2枚も上だった。
CB塩谷・・・A
中盤が競り合いで勝てないので1対1に追い込まれるシーンがあまりにも多かった。それでもギリギリで止めていた感じ。
CB佐々木・・・B
武藤には苦労した。とにかく体の使い方がうまいし、体感が強いから動じない。早い時間にカードをもらったのでヒヤヒヤしたが・・・なんとかクリーンシートで終われてよかった。
DH川村・・・B
がんばっていたことは間違いない。が、うまくいっていなかった。前線でボールが収まらないし、最後尾からロングボールを送るしかない試合展開になってしまった。改善方法はなかったのか。ピッチ内の「司令塔」としては、もっと考えないといけないのでは。守備面も同じで、相手も大迫、武藤へロングボールを送ってセカンドを狙うサッカーに終始していたのに、それの対処方法があまりにも中途半端だった。結果的にボランチとセンターバックの距離が離れすぎて、セカンドボールがすべて神戸に流れて簡単にフィニッシュチャンスを与えてしまった。試合終盤にカウンターからフィニッシュチャンスをつかんだのに、ドリブルで突入してボールを失ったり・・・試合展開を考えれば、奪われれば相手にカウンターチャンスを与えるわけだから、やはりシュートで終わるべきだった。代表キャプテンの遠藤のような存在感を出せるようになってほしいものだ。
DH満田・・・B
なにか「空回り」していた。今まで満田を見た中で、最悪のパフォーマンスだったと思う。今までは通っていた「クサビ」の縦パスが、ことごとく奪われた。数字はわからないが、下手するとパス成功率が60%前後まで落ちてたのでは?神戸も分析してただろうから、満田がボールを持ったら「クサビ」を狙っていたように感じた。モロに術中にはまった感じ。スキッペがあれだけこだわっていた満田を最初に交代させたのも理解できる。
SB東・・・A
東だけはいつも通り安定したプレーをしてた。特に光ったのは、酒井とのバトルに負けなかったこと。「そこを突破されると危ない」というシーンで、酒井のドリブル突破を2〜3回ストップできた。あれは大きかったと思う。中央に強い大迫と武藤がいるから、サイドを深くえぐられたら大ピンチになる。それを回避できただけでも大きい。
SB中野・・・B
サイドのバトルでは完敗だった。プレスをかけても簡単にはがされるし、ドリブルで仕掛けても抜けなかった。相手によっては今まで「はまって」いたことが「はまらない」こともある。その時に「修正力」や「経験値」が重要になる。相手がロングボール中心に組み立てたり、中野の裏のスペースへ大迫が流れてくることを考えても、もう少しポジションを下げてもよかったのではないかと思う。越道に代えられたのも、ベンチでは「この状態はよくない」と感じていたから。悪いときは悪いなりに戦える「修正力」を持ってほしい。
OH加藤・・・B
効果的なプレーは1回程度で、あとは状況を変えれらなかった。後方から効果的なパスが届かない状況では、ある意味どうしようもない。
OH大橋・・・B
チャンスは前半のシュートのみ。個で戦うタイプでもないので厳しい。ただ何回かあったボールロストのシーンは気になった。今までの対戦チームと比べて神戸は、プレスバックがめちゃくちゃ速かった。そのためトラップした瞬間狙われ、囲まれて、ボールを失うシーンが何度かあった。そこは相手の大迫、武藤は格が違った。まだまだだな。
FWピエロス・・・B
これくらい強度が強い守備陣相手だと、ピエロスのポストプレーのうまさが際立った。実際、ピエロスがピッチから去って、ほぼノーチャンスになった。ただし、中盤を飛ばしてロングボール中心になった試合展開に問題があったことも事実。どちらにせよ「内転筋」のトラブルだろうから、しばらくは復帰できないだろう。
OHエゼキエウ・・・B
あの流れの中では局面を打開するまでは至らなかった。
SB越道・・・C
相手が圧倒していた時間帯だったこともあり、腰が引けた印象が強い。特に上背もあるのに空中戦を競り合わなかったことはよくない。競り合わないから神戸はフリーでヘディングして、それを確実に「味方へのパス」にしていた。競り合えばセカンドボールもイーブンとなり、そこからカウンターにもつなげるが、競り合わないからカウンターもできない。ピッチサイドで見ていたはずなので、それくらいは意識してピッチに入ってほしい。
SB志知・・・C
気の毒な気もするが、流れに乗れなかった。相手の勢いに押されて、ボールロストを連発した格好になった。東が左サイドで互角以上に戦っていただけに、残念だった。
2.全体の感想
監督的立場で言えば、「交代」を使ってもっと効果的な改善ができていたのではないかと思う。それくらい「交代」がなんの効果ももたらさず、逆に試合内容を悪くしてしまった。
広島の守りは、塩谷、荒木、佐々木が「3対3」の状況でも「守りきる」だけのパフォーマンスが前提にある。しかしながら、大迫、武藤は「1対1」が抜群に強く、その後ろから入ってくる宮代もスキルが高い。この試合、立ち上がりは「高めのプレス」が効いていて互角以上の試合展開に持ち込めていたが、経験豊富な神戸の選手たちは「高めのプレス」を逆手にとって「早めに前線に放り込む」作戦に切り替え、最前線の競り合いのセカンドボールを拾って押し込む試合展開に持ち込んできた。これに対してボランチ、両サイドが高い位置を取っている広島の中盤は「後手」を取る格好となり、ボールホルダーに対して後方からアタックしなければならず、スキルの高い神戸のアタッカー陣にドリブルでゴリゴリ運ばれてしまった。であれば、もっと「守備に強い」選手を中盤に投入し、いったん落ち着いた試合展開に持ち込むべきではなかったのかと思う。
大橋
川村 満田
東 中野
松本 野津田
佐々木 荒木 塩谷
大迫
この日のメンバーなら、この形はできたと思う。確かに満田のパフォーマンスは悪かったが、前線の守備や攻撃の破壊力を考えれば、まだまだ活かせたのではないかと思う。川村も同じで、より前線に近い位置に置くことでカウンターからの「脅威」を相手に与えることができたのではないかと考える。一方の守備では、やや引いてボールを受ける大迫、武藤のゾーンをケアするためにも、守備力の高い松本や野津田に任せた方がいいと考える。満田や川村よりバランスが取れると思う。また東は左サイドで効いていたので、ここも動かしたくなかった。
攻撃に関しても、これまで満田や川村、東から繰り出されていた「ワンタッチパス」を研究されて、「ありえない」と思うくらいパスカットされてカウンターを食らってしまった。そうであれば、もっと時間をかけて攻撃を組み立てる「野津田中心の攻撃パターン」にシフトした方がいいのではないかと感じた。結果として神戸の「攻撃パターン」につきあう格好となり、そうなると大迫、武藤を擁する神戸の方が「1枚も2枚も上だった」というしかない。広島と特長をことごとく消され、広島の弱点をさらけ出す試合内容に陥ってしまった。パワープレーに徹して旋風を巻き起こしている「町田」のサッカーに粉砕されるような悪い予感もしてきた。
チームの完成度も高く、選手の質も高い。間違いなく優勝に「値する」だけの内容も結果も残している。が、「融通が利かない」感もある。理想のスタイルはあるにせよ、うまくいかない時の「違う戦い方」もできるようになってほしい。若くて活きがいいメンバーが多いことはすばらしいが・・・サッカーには臨機応変に対応できる「老獪さ」も必要だ。黄金期には森崎カズや青山がいた。その意味ではまだまだ「あおくさい」のかも。
前半の途中から「勝てそうな気配すらない」と感じていた。ひたすら「スコアレスドローで終われたらラッキー」と考え、とにかく「引き分けでいいから早く終われ」と願うしかない「つらい試合」だった。
【2024/3/9】
[J1] 広島 4−0 鳥栖
■得点
広島 18分 塩谷
広島 31分 川村
広島 51分 ピエロス(PK)
広島 96分 中野
■メンバー
ピエロス
加藤 大橋
東 中野
満田 川村
佐々木 荒木 塩谷
大迫
ピエロス → エゼキエウ
東 → 志知
加藤 → 松本
満田 → 小原
川村 → 野津田
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・S
マルセロ・ヒアンのスピード突破からのシュートストップは見事だった。あれが決まっていたら面倒な試合展開になっていたかもしれない。プレスをかけられた時のフィードもショートだけではなく、ロングフィードで「ひっくり返す」こともできていたので問題はない。ほぼパーフェクトの試合だったと思う。
CB荒木・・・A
後方からビルドアップする鳥栖が、追い込まれて蹴ってくるロングボールに対して、ほぼ完勝だった。逆に言うと、荒木が印象に残らない「完勝」の試合だったと言える。
CB塩谷・・・S
開始3分でいきなりミドル。で、18分に2本目のミドルで得点。さらに前半もう一本ミドルをズドン。細かくつないだり、サイドからクロスを狙う攻撃の基本形の中で、塩谷のミドルはいいアクセントになる。それにしても3本目のミドルのように、ノーステップで「重い」と感じるようなミドルを撃てることはすごい。まだまだ存在感は高いな。
CB佐々木・・・A
なんかゴールネットを揺らしたような・・・運がなかったな。全体的には問題ないハイパフォーマンスだったので、あとは得点だけ。セットプレーから得点奪えたら、パーフェクトの試合だった思うから。
DH川村・・・S
どうしても厳しめの評価になってしまう川村だが、この試合は褒めよう。得点も含め、ほぼ望んでいたプレーをやってくれたと思う。この試合、特に強く感じたのは、川村の「パススピード」。これは満田にも言えるのだが、低くて強くて速いパスが両ボランチから繰り出される。川村の方がノーステップで押し出すような強いインサイドキックでパスを出せる。日本の他チームでは、ここまで強くて速いパスは見られない。もっともっと特長である左足のパスやシュートを前面に押し出すプレーができるようになれば、いつ海外へ行っても活躍できる選手になると思う。
DH満田・・・A
カウンターで駆け上がったとき、またまたピエロスがパスを出さずに枠外シュートを撃ってぶちキレてたな。わかるわかる。攻守においてパフォーマンスに問題はないので、あとはプラスアルファの部分だけ。得点ほしいよな。
SB東・・・A
シュート決めたかったな、中野は決めたし。クロスも合わせような、志知はアシストしたし。優勝狙うなら、サイドの得点やアシストは不可欠になる。数値を残そう。
SB中野・・・A
立ち上がりから攻撃によく絡んでいたし、シュートも狙っていた。最後の最後に報われた感じかな。思いっきり足つってたし。それにしてもいいヘディングシュートだった。中野は高さもあるし、東や志知からのクロスも期待できるから、これからの得点源になる可能性もある。期待したい。
OH加藤・・・A
この試合はシュートあったのかな?あまり記憶がない。もちろんなんの違和感もなく、ミスもほとんどない。ボールにもしっかり絡んでいる。だからこそ、そろそろゴールがほしいよな。
OH大橋・・・A
この日は「大橋の日ではなかった」といしか言いようがない。シュートも撃ってるし、チャンスにも絡んでる。が、シュートが全部キーパー正面。まあ、こういう日もある。
FWピエロス・・・A
PKのシーン、「それでもおまえ蹴るんか」と思った。が、決めたからヨシとしよう。シュートがヘボいところは許せないところだが、ポストプレー、サイドへ流れてボールを引き出すプレーなどは、さすがの安定感と、ボールタッチが抜群にうまい。あれを見ると、スキッペが外さないのもなんとなくわかる。なら、流れの中からシュート決めろや、と言いたい。あとは周りとの連係の部分。FWだから自分でフィニッシュとりたい気持ちはわかるが、加藤がサイドへ流れてクロスを入れた時にファーへ流れたことで加藤が「ニアへ来いよ」と怒ってた場面や、カウンターから中央をドリブルへ突き進んでいた時に併走していた満田に出さずに、ペナティアーク手前からシュートを狙って外して満田が激怒していた場面では、周りとの連係に問題があると感じた。自分で狙うなら結果を残して周りを黙らせるくらいでないと。PKの1点だけじゃ、まだ信用できんな。
OHエゼキエウ・・・A
あまり印象は残っていないが、それだけ違和感がないと言うこと。
SB志知・・・A
いいクロスだった。高いレベルで東とポジションを争ってくれたらいいと思ってる。長いシーズンだし、暑い夏もやってくるし、2人で右サイドを支えてほしい。
DH松本・・・評価なし
短時間のプレータイムだったが、最前線まで飛び出してシュートを放った。もっと長い時間プレーさせたいな。
DH野津田・・・評価なし
まだまだできるけどね。満田と川村がテッパンだから、今は我慢するしかないな。
OH小原・・・評価なし
初めて見た。愛媛FCから移籍して、水戸へレンタルして40試合出場で6ゴールか。一回、相手3人くらいを強引にぶち抜いていくシーンがあった。タイプとしてはエゼキエウに近いのかな。楽しみにしよう。
2.全体の感想
鳥栖は荒っぽいサッカーはしないので、広島にとっては戦いやすい相手だったと思う。スタイルが似ているとは言え、選手の質や強度、チームの完成度には大きな差があった。それが明確に出た。立ち上がり、わずか3分ほどの間に4本のシュートを放っている。それも偶然のシュートではなく、計算されたボールの動きで完全に崩してシュートへ持ち込んでいる。あとは「フィニッシュだけ」という状況で、18分で先制できて「一歩前へ出た」ことが大きかった。終わってみればシュート29本、枠内シュート9本を浴びせた圧勝だった。PKを除けば、塩谷、川村、中野と「前3人」以外の得点。だからこそ「前3人」の得点力が上がれば、もっと効率よく得点が奪えるはず。試合中いくつか見られた意思疎通のずれなどが解消できることを期待するしかない。
それにしても、ボールがワンタッチ、ツータッチで速く動き、しかもパススピードが他チームと比較して圧倒的に速く、さらにミスがほとんどないパフォーマンスを発揮しているので、見ていても楽しい。メンバーが変わっても、チームパフォーマンスが変わらないのもいい。大半の選手が昨シーズンも一緒にプレーしているし、新しい選手もフィットしているから、どんなメンバーになっても違和感はない。ただ唯一「違和感」を覚えるのが「ピエロス」と言うのだけが悩ましいところだが。
前節はメンバー交代なしだったが、この試合は多くのメンバーがピッチに立った。その中で、前節望んでいた「大橋の1トップ、加藤、エゼキエウの2シャドー」を確認することができた。悪くないんじゃないかな。確かにピエロスのポストプレーの安定感は魅力だが、「フィニッシュ」という面では、大橋の1トップは魅力的だと思う。この試合でも、囲まれた状況の中でもペナの中でうまくターンしてシュートを放ったシーンが何度もあった。あのあたりのシュートの形を持ってることは「ストライカー」だと思う。次は「大橋の1トップ、加藤、満田の2シャドー」も見たいものだ。
前節までの2試合を見て、急に広島を「優勝候補一番手」に挙げるサッカー関係者が増えた。あの「躊躇のない流れるようなボールの動き」を見れば、そう感じて当然だろう。実際ハイライトも含めてJ1、J2全試合をチェックしているが、ここまできれいにボールを動かすチームは存在しなかった。それだけに・・・なんとかならんもんかいな、点取り屋さん。
【2024/3/2】
[J1] FC東京 1−1 広島
■得点
広島 69分 大橋PK
東京 71分 荒木
■メンバー
ピエロス
加藤 大橋
東 中野
満田 川村
佐々木 荒木 塩谷
大迫
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・B
あの時、なぜ内側に動いたのか。あれは反省材料。それ以外は問題なかったので、もったいなかったと思う。
CB荒木・・・B
あれは飛び込んではいけない。運よくペナの外だったからよかったものの、あの時間帯にあの形でPKで失点していたら終わっていた。修正してほしい。
CB塩谷・・・B
俵積田のスピードに振り切られる場面があった。おそらく今後も塩谷のサイドをスピードで突いてくる戦略を立ててくるチームがあると思う。そこをどうカバーしていくのか。今後の長期的課題だと思う。
CB佐々木・・・A
全体的にマイナスポイントはない。逆に言うと「ストロング」もなかった。アベレージは完全に超えているのだから、そこからの上積みの部分を期待したい。
DH川村・・・B
う〜ん、なんとかならんかなあ。あのシーン、ダイレクトでつなぐことを選択したことは間違いではないが。得点直後だしなあ。失点後、一気に反撃に出てきた東京の攻撃を防いだ直後だったし。落ち着かせるべきではなかったのかな。「チームを勝たせるプレー」ができていたかというと、どうなのかな?もう求められているものが違うと思うよ。
DH満田・・・A
だから、ピエロスに出して前節後悔したんじゃないのか?出すなよ、撃てよ。1本惜しいシュートがあったが、ああいうのをもっと出さないと。この試合は完全に消化不良だよ。
SB東・・・B
クロスがなあ。あれだけ入れてるのに。クロスが悪いのか、合わせる選手が悪いのか。今シーズンも継続課題だな。
SB中野・・・B
東以上にクロスの課題が大きい。トップレベルのプレーはできてるんだけど、クロスから得点の確率を上げないと、サイドアタッカーとして評価しようがない。
OH加藤・・・A
この日は加藤にチャンスが回ってきたが、決められなかった。シュートが大橋に当たったり、ボレーが波多野にセーブされたり、この日は「加藤の日ではなかった」のかな。シュートはすべて「枠内」に入れてるのだけど。う〜ん、やっぱ「運」がなかった。でも、プロは「運」も実力だから。もう1ランク上げてほしいよ。
OH大橋・・・A
わずか2試合目だけどチームにはフィットしてる。今は続けるしかない。そして、サイドやボランチとのコンビネーションを高めるしかない。
FWピエロス・・・B
ポストプレーやサイドへ流れるプレーはメチャメチャうまい。それは認めてる。が、サイドからのクロスへの強さをまるで感じない。逆にポケットに入ってニアでコースを変えるか、相手を引っ張って加藤や大橋をフリーにした方がいいと思うが。クロスに対して中央で動かないから、相手も崩れないのではないかな?
2.全体の感想
この試合は「引き分け」が妥当だった。ラッキーなPKで得点を奪えたものの、それ以外で得点が入る予感がしなかった。試合内容を考えても、あの結果を納得するしかない。それくらいチームのパフォーマンスに問題があった。
ただ矛盾はしているが、選手のパフォーマンスはとても高い。アベレージははるかに超えている。どれだけ「チャンスを作るの」と感じるくらい、何度も何度も東京ゴール前へ襲いかかった。両サイドからの崩し、川村と満田の展開力やクサビを打ち込む能力はハンパなかった。それでもゴールを割れなかった。「バイタルやペナまでボールを運ぶ」チーム力は「超一流」。でも「ペナの中でシュートを決める」チーム力は、二流以下。それを改善するのは「選手」なのか「チーム」なのか。
「選手」であれば「補強」をするか「メンバー組み換え」をするしかない。おそらくシーズン途中の補強はむずかしい。現有メンバーであればドウグラスだが、ケガが多くこの日はメンバーにも入れなかった。となると当面「補強」の線はない。であれば、メンバー的に余ってるボランチの野津田、松本を投入して、満田をシャドーに上げるのが一番シフトしやすい。もっといえば、加藤、大橋、満田で前3人をポジション固定せず流動的に組めばおもしろいと思う。いずれマルコスが復帰すれば、エゼキエウも含めてシャドーが人余りになる。だからこそ「ゼロトップ」あるいは「加藤、大橋の2トップ+シャドー」の形もあっていいのではと思う。ともかく互角以上の試合内容でも、こうやって結果として苦戦するのは納得できないものがある。思い切った「組み合わせ」を模索してほしいと願う。
守備については「あんなもの」だと思う。カウンター型のFC東京の攻撃を、うまく防いでいたとは思うが、ああいう「事故」は起こるもの。川村の判断には問題があったと思うが、それでも「1点ごとき」で「勝ちきれない」のでは「J1制覇」は難しい。観ている側はうれしくはないが、「ウノゼロ」で勝てるチームになることも重要な要素にはなる。
この試合は途中から「監督目線」で観ていた。確かにFWの交代要員がいなくて、動きづらい状況ではあったと思う。でも「そこまでピエロスにこだわる?」とは感じた。個人的には「加藤、大橋の2トップ」を推しているので、ピエロスに代えてエゼキエウを投入したり、満田を1列上げるために野津田や松本の投入、志知をサイドに入れて東をボランチへ移動などがあってもよかったと思う。選手は最後までがんばっていたし、代えづらい状況ではあったけど、あの状況で「劇的な変化」をもたらすには、「選手を代える」しか手段はなかったはず。それをしないことに、監督への疑問があるし、ベンチで出場機会を得れなかった選手たちのストレスもあったと思う。次々と選手を投入しているFC東京のベンチワークを見て、出場できなかった選手たちはどう感じたんだろう?そっちの方が心配だ。
引き分けという結果は納得できるし、両チームのパフォーマンスを考えると妥当だったと思う。けれど「全力を尽くして勝ち点1をゲットした」と感じただろうFC東京の選手たちと、なにか「もやもやしたもの」が残っているだろう広島の選手たちでは、余韻に大きな差があるような気がしてならない。なにか「すっきりしない」試合であった。
【2024/2/23】
[J1] 広島 2−0 浦和
■得点
広島 45分 川村ミドル→大橋
広島 55分 加藤クロス→大橋
■メンバー
ソティリウ
加藤 大橋
東 中野
満田 川村
佐々木 荒木 塩谷
大迫
ソティリウ → ビエイラ
加藤 → 松本
川村 → 山崎
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK大迫・・・A
ケガからの復帰戦だったけどシュートストップに何度か救われた。まだまだ100%ではなさそうで、キックミスも見られた。ともかく初戦をクリーンシートで終われたのは大きい。
CB荒木・・・A
サンタナには苦労してた。だが時間とともに駆け引きで負けなくなって、いいポジションが取れるようになり、対等に競り合えるようになった。そのことで立ち上がりの悪い流れを断ち切れて、前半15分あたりから優位に戦える状況が作れた。最後まったくタイプの違う興梠に苦労したが、完全にはフリーにしていなかった。いいスタートが切れたことで、これから落ち着いて戦うことができるだろう。
CB塩谷・・・A
さすがにスピードには衰えが見られるものの、安定感とか、「ピンチ時の勘」はさすがの一言だった。
CB佐々木・・・A
対面に厄介な相手がいた。テクニシャンの関根と重戦車の酒井。カードはもらったが、あれくらい行かないと佐々木らしくない。塩谷も同じだけど、この日はあまり攻撃に絡むことがなかった。これからだな。
DH川村・・・B
何度も言うが「シュート撃ってナンボ」の選手。その意味ではラッキーだったが川村のミドルから得点が生まれた。が、あの1本では評価しようがない。もっとボールに絡めよ。がんばれ!
DH満田・・・S
やはりこの男の存在感はすごい。いろんな意味で「推進力」がある。仮に優勝を勝ち取るなら、満田が2桁得点をマークしなくてはならないと考えている。ポジションがボランチであっても、スポルティングの守田のように得点に絡めるはず。期待してる。
SB東・・・A
いつものようにヒョウヒョウと。つかみどころがないな。この日はクロスばかりでフィニッシュがなかった。中野は何本かフィニッシュあったぞ。もっと貪欲に!
SB中野・・・B
アグレッシブさはいつも通り。ただ、課題と思われるクロスの精度とバリエーション。そこの質はまだまだ高められるはず。浦和の前田のクロスは脅威だった。あのレベルには育ってほしいよ。あと、「そこは折返せよ」の場面でシュートに行こうとしたり、「そこはシュートだろ」の場面で折返そうとしたり・・・勉強してください。
OH加藤・・・A
相変わらずうまい。うまくて、強くて、速い。残念だったのは、この試合シュートが少なかった。その意味では、ペナルティエリア付近でのボールの受け方は大橋の方がうまかった。まだまだ成長できると思う、楽しみだ。
OH大橋・・・S
いきなりの抜擢で100点満点でしょ。PK蹴ってりゃ、2シーズン連続開幕戦ハットトリックだったのに・・・あの野郎。それでも「昨シーズン13得点」はフロックではなかったね。ゴール前に入る間隔は興梠に近いものを感じた。あの高さのある浦和DFに対して、あの入り方はパーフェクトだった。加藤との連携は大学時代の先輩後輩だから問題なさそうなので、あとはトップに入る外国人との関係かな。個人的には1トップ、あるいは加藤との2トップを望んでるんだけどね。
FWソティリウ・・・C
何やってんだよ。今シーズンの懸念材料がいきなり出た。PK、そして満田からの決定機。勘弁してくれよ。PKだって、全然入る気がしなかった。今シーズンも2桁得点を奪えるようなイメージがまったく湧かないんだよな。
FWビエイラ・・・B
悪くなかったと思う。加藤や大橋との関係もよかった。もっと時間を与えてもいいんじゃないかな。ソティリウでは、ゴール前のクロスに合わせるイメージが起きないんだよね。その点、ビエイラはクロスを合わせるのがうまい。東から何本もクロス入ってるし、ビエイラ先発でもいいのでは。
DH松本・・・???
時間が短いので感想なし。
DH山崎・・・???
時間が短いので感想なし。
2.全体の感想
ともかく新スタジアムの初戦で勝ててホッとしてる。プレシーズンでガンバに負けたから余計に。立ち上がりは正直なところやばかった。うまく浦和のプレスにはめられた。特に2CBとボランチの外国人は強力で、自由に試合をコントロールされた。そしてサンタナの高さと強さにてこずった。が、15分あたりから少ないタッチのパス交換が決まり始めて、浦和のプレスをかいくぐりだした。このあたりは、監督が代わり、メンバーも大きく変わった浦和に比べて、ほぼ同じメンバーで2シーズン戦い続けている広島にはアドバンテージがある。これを見る限りでは、今シーズンも上位争いをすることは間違いなさそうだ。
ただ・・・得点力不足は、今シーズンも抱えそうな悩みとなりそう。昨シーズンは途中加入の加藤に救われた。今シーズンもいきなり新加入の大橋に救われた。正直言って、あとの連中は何をやってるんだ、と。ミドルシュートの質、クロスの質・・・あまり進歩を感じないな。ここは個々の問題だから、もっと追求してほしい。
全体的にはミシャがよくボヤいていた「安いミス」はほとんどなく、全員がハイレベルのプレーを見せていて気持ちがいい。だけど優勝を狙う「常勝軍団」になるためには、もっと確実に勝てるだけの「攻撃力」を身につけないと。かといって「個」だけで得点を奪うようなチームではないので、選手間の連係を高めていくしかない。実際、この試合でも「勝利の女神」がちょっと「気まぐれ」を起こしていたらスコアは逆になっていた可能性があった。J1レベルでは、どのチームにも「得点のチャンス」は数回作るチカラはある。その「偶然の一発」で負けていては優勝は望めない。多少の「運のなさ」くらいはひっくり返せる得点力はほしいものだ。
何にしても「いいスタート」は切れたし、確実に「上位を狙える」チーム力は示せたと思う。このパフォーマンスを基準として、「プラス」できるのか、「現状維持」なのか、「マイナス」に陥るのか・・・不安でもあるし、楽しみでもある。
【2024/2/3】
[アジア杯] 日本 1−2 イラン
■得点
日本 27分 守田→上田→守田
イラン 54分 カウンター
イラン 93分 板倉PK献上
■メンバー
上田
前田 久保 堂安
守田 遠藤
伊藤 冨安 板倉 毎熊
鈴木
前田 → 三笘
久保 → 南野
守田 → 浅野
上田 → 細谷
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK鈴木・・・A
今までと比べると安定していた。特にロングパス、ミドルパスの精度は高かった。この日に関しては彼に責任はない。大会全体を通してはミスも多かったし、反省すべきところも多かった。激しく批判を受けたことも代表選手として避けては通れないところ。クラブに戻って、もっと成長してほしい。
DF冨安・・・A
全体的に安定していた。ただしラインコントロールがずれる場面も多かった。そこは課題。ああいうロングボールを蹴りこんでくるチームも、アジアには多い。それを弾き返せたり、ラインコントロールで封じ込めないと、こういう不安定な試合に持ち込まれてしまう。吉田がいた頃は、ここまで空中戦に苦労することはなかった。冨安は勝てても、それ以外のところで負けている現実を直視するしかない。あと板倉がアズムンとのマッチアップで完敗していたので、左右が入れ替わってもアズムンに冨安がついた方がよかったのかもしれない。
DF板倉・・・C
気の毒ではあるが、今日は彼の日ではなかった。ひとつ前の試合の負傷の影響でもあったのだろうか。アズムンとのマッチアップは完敗だった。空中戦でほとんど勝てていない。また体を入れようとして入れ替わられて背後を取られるシーンも目に付いた。彼自身は全力で戦っていると思うので、そこは彼自身がレベルアップするしかない。イランが何を狙っていたのかわからないが、「冨安を外して板倉を狙う」ことを徹底してやってるとしか思えなかった。彼がもっと個人として成長するか、あるいは別な選手が台頭してくるか、日本代表の未来はどっちかしかない。もっと大きなクラブへ移籍して、厳しい経験を積んでほしい。
DF毎熊・・・B
1回しか攻撃に参加できなかった気がする。うまくはまらなかった。また最後のPKを献上したシーンでは、ハイボールの競り合いに負けた。菅原なら勝てた、とは思わないが、やはりアジアの戦いになれば空中戦は避けては通れない。彼にもレベルアップを期待したい。
DF伊藤・・・B
まあ想定通りのプレーだった。良くもなし、悪くもなし、というところかな。ドイツでの活躍を見ていると、やはり伊藤にはミドルシュートを期待したい。そういう武器をしっかり磨いてほしい。
DH遠藤・・・A
彼自身の問題は感じない。ただキャプテンとして、試合の運び方のコントロールは改善してほしい。失点シーンから、明らかにイランに押し込まれた。丁寧なビルドアップも必要だが、あいてを勢いづかせるような攻撃を繰り返していたことも事実としてある。ベンチ指示を待つまでもなく、ピッチ内の選手で改善できることはあったと思う。ピッチ内の指揮官として、もっとリーダーシップを期待したい。
DH守田・・・A
得点シーンは彼の特長がよく表れたシーンだった。全体的なプレーにも問題は感じない。ただ失点シーン以降、あまりボールに触れなくなってしまった。そこからイランに押し込まれる試合展開に陥ってしまった。現時点では、遠藤と守田のダブルボランチが一番安定していることは間違いなく、このメンバーで負けたのなら「力不足だった」としか言いようがない。ともかく「パワープレーに屈した」ことよりも「2点目が取れなかった」ことがすべてだと思う。2失点程度で負けるようでは目指すところには届かない。
SH前田・・・S
彼の守備がなかったら、もっと醜い結果になっていたかもしれない。日本代表が目指している理想のサイドアタッカーではないかもしれないが、前線の守備も含めて価値がある選手であることを証明した。
SH堂安・・・B
がんばってはいたが「消えている」時間が長すぎた。やはりボールに触ってリズムをつかむタイプだと思う。右サイドの高い位置に張り出しすぎて、ボールが回ってこない状況が多かったように思う。久保のように、もっと広範囲に動いてもいいのでは。ちょっと残念だった。
OH久保・・・B
シュートを撃てるゾーンへ入る回数が少なすぎた。結局、右足で1本しかシュートを撃てていない。ボールタッチは多かったが、それがチャンスにつながっていない。やはり彼はバイタルエリアでボールを扱わないと。2列めの他のメンバーとの関係をもっと高めてほしい。
FW上田・・・A
彼自身は高いレベルのプレーができていたと思う。久保からのクロスのヘディングなど、ハイレベルなプレーが出ていた。気になったのは、もっと彼に対してシンプルなクロスを入れてもいいのではないかということ。ベルギーやオランダで、あれだけやれているわけだから、単純なクロスでも十分チャンスを作れると思う。仮に彼に合わなくてもセカンドボールから2次攻撃してもいいし。この試合でも、何度も何度も動き出しをしているが、そこへほとんどボールが出てこない。また彼のまわりでこぼれ球を拾える選手も少ない。南野はわりと近い位置に入ってくるが、久保や堂安はバイタルの外側にいることが多い。この試合も前半は圧倒的にボールを支配しながら、ほとんどペナの中にボールが入っていない。相手守備陣を下げさせるためにも、シンプルに彼を狙ってクロスを撃ち込んでほしい。
SH三笘・・・B
悔やむとすると、後半頭から三笘を投入してほしかった。失点後の投入になったが、イランが勢いづいている時間帯になってしまい、高い位置でボールを受けれないし、味方のサポートも少ない状況でプレーするしかなかった。結果として守備に追われる状況に陥り、自陣深い位置からドリブルで仕掛けるのも難しかった。あれがイランが引いて守っている状況であれば・・・チンチンにできたと思うが。
OH南野・・・B
流れを変えるどころか、ほとんどボールに触ることなく終わってしまった。彼は「セカンドストライカー」として存在感が発揮できる選手。特に相手を押し込んでいる状況で、バイタル付近で勝負できる選手だと思う。相手がパワープレーに出る前にピッチに立たせたかったな。
2.全体の感想
はっきり言って、アジア杯に何の興味もないので「さっさと終わってよかった」と思ってる。監督経験者の立場で言うと、「全部の大会に勝ちに行く」と理想のチーム作りはできない。どこかで「捨てる大会」「チャレンジする大会」が必要となる。日本代表の最終目標は、間違いなくワールドカップ。そこでトップを目指すためには、今のうちに「弱点を明確にする」ことの方が重要。また「世界との闘い」と「アジアでの戦い」は立場と相手のレベルが違う。世界で同クラスや格上の相手であれば、あんな単純な放り込みはしてこない。けれど、アジアならああいうパワープレーが多くなる。アジアで予選を戦う以上、ああいう単純なパワープレーに屈していては未来はない。吉田麻也は、トップリーグのスピード重視の戦いでは年齢的に厳しくなっていたが、空中戦は強かった。なので、高さの吉田とスピードの冨安のコンビは最強だった。また吉田と板倉のコンビも悪くなかった。ところが吉田が抜け、板倉が吉田と同じ役割を担えているかというと、それは厳しい。今回「高さ」の部分で弱点を露呈した。しかも単純な高さというより、競り合う前の「ポジション取り」のフィジカルコンタクトで完敗してしまった。これは如何ともしがたい。さらにラインコントロールの主導権は冨安が握っていたと思うが、そこが遅れたり、後手を踏んで背後を取られたりと、不安定さ満載だった。現時点では冨安は確定で、板倉、谷口、町田、渡辺が選択肢だとは思うが・・・今回の試合を見る限り、町田と板倉のレベルアップを期待するか、経験値の高い谷口を吉田のリベロ的な守備リーダーとして、冨安をエースつぶしにあてた方がいいのではないかと思う。ともかくワールドカップ2次予選に向けて、ここで課題が明確になったことはよかったと考えるべきである。
イラク戦は見ていないのでわからないが、イラン戦の隠れた課題は「得点力不足」だ。前回ワールドカップが終わって、そこから強豪相手に4点以上連続して奪っていたので、この状態は想像できていなかった。けれど相手チームも研究してきて、単一的な攻撃は抑えられるようになってきた。もう一度、攻撃に関して再考するチャンスだと思う。例えばイランの場合、常に前線に2枚残して、ロングボールを蹴りこんでセカンドを拾い、そこからサイドへ展開し、ゴール前に3枚入れてクロスを競り合う形のワンパターンしかなかったけど、それでも結果的に2点取った。逆に前半など圧倒的にボールを支配し、少ないタッチで次々とボールを動かしてはいたけれど、相手のバイタルやペナの中にはほとんど進入できず、シュートも少ない。守田の得点以外で一番のビッグチャンスは、久保が左サイドに開いてボール受け、そこからいきなりクロスを入れて上田がヘディングで合わせたシーンだった。つまり上田のゴール前「ターゲット」としての価値はかなり高いということ。これをほとんど活かせていないことは問題だと思う。きれいに崩せれば一番いいのだが、そればっかりだと相手の守備は崩れない。何本かシンプルなクロスを入れることで、相手のラインが下がり、バイタルでセカンドを拾ってシュートに持ち込むチャンスができる。実際、イランはそういう攻撃からかなりの本数のシュートを放ってる。きれいごとが多すぎるサッカーは、意外ともろい。アジア杯でも、重要な得点は中村や毎熊のミドルだったりする。「チャンスを作る」ことも大事だが、「シュートを撃つ」ためにどんな攻撃をするのかを追求することも大事だと思う。となると、どんなメンバーを起用するのか組み合わせも再考する必要があるような気がする。久保と堂安の同タイプの選手を起用すべきなのかどうか。彼らはボールをタッチしてリズムを作る選手だから、ペナの中で勝負するより、バイタルの外側でプレーする方が多い。そうなると上田が孤立してしまう。今は守田がそれをカバーしているように見えるが、守備にも下がる守田に依存するのもどうかと思う。だとすれば、トップ下の中央は鎌田や南野、旗手がベターな気がする。久保と堂安、三笘と伊東、中村はやはりサイドでドリブル勝負できるポジションが理想ではないか。5人を同時起用は難しいが「メッシが11人いても」と同じで、よりベターな選択をするしかないのではと思う。ファン心理ではスター選手を並べたがるものだが、あくまでも「勝利優先」に徹するしかないので、割り切って考えるしかないと思う。
ともかく1人のサッカーファンとしたら、これでやっとJリーグも含めて世界各国のリーグ観戦に集中できるからうれしい。ホッとしている。
【2024/1/1】
[親善試合]日本 5−0 タイ
■得点
日本 50分 堂安→伊東→田中
日本 71分 中村→佐野→南野→中村
日本 74分 CK堂安→細谷→OG
日本 81分 菅原→堂安→菅原→川村
日本 89分 南野→堂安→南野
細谷
奥抜 伊藤 伊東
田中 佐野
森下 町田 藤井 毎熊
鈴木
■交代
45分 伊藤→堂安
45分 奥抜→中村
67分 伊東→南野
67分 森下→三浦
77分 毎熊→菅原
77分 田中→川村
1.個々の感想(満足度・・・S>A>B>C>D)
GK鈴木・・・B
ほぼ出番なし。ただし最終ラインでのボール回しに不安は見られた。特にアプローチしてくる相手選手との距離が近すぎやしないか。慣れないメンバーということもあって判断の遅れが気になった。
DF町田・・・C
安心感は抱けなかった。簡単なロングボールやクロスボールに対して、タイ選手に対しても「圧倒した」感じはなかった。結局、競り合ったボールがペナルティエリア内で相手にわたってピンチを招く場面もあった。攻撃面では、ボールをGKへ戻すシーンが多く、縦につけることができていなかった。また最後尾でのパス回しの距離が近すぎる感じも受けた。
DF藤井・・・C
最後まで「不安」はぬぐえなかった。タイだったから・・・みたいな感じ。もう少しレベルアップしないと、板倉、冨安との差を埋めることはできない。
DF森下・・・B
がんばっていたとは思うが、効果的な攻撃はできていなかった。残念ながら奥抜とのコンビネーションがよくなかった。右サイドに比べて、左サイドの攻撃は停滞していた。奥抜が中村に代わって改善はできていたが。
DF毎熊・・・B
伊東とのコンビネーションは悪くなった。が、クロスに対する細谷や伊藤とのコンビネーションがよくなかった。何本かクロスを入れているが、ほとんどチャンスにつながっていない。
DH佐野・・・B
立ち上がりはパスミスも多かった。なにか手探りでやってる感じだった。常連メンバーが次々と出てくるようになって、プレーがスムーズになった。
DH田中・・・B
よくもなく悪くもなく、って感じ。やってたことはいつも通りだったけど、周りとの関係性ができていないから、様子を見てる感じだった。伊藤が動くエリアが狭いため、入っていくゾーンがなかったのかもしれない。堂安が入って、シャドーがサイドへ流れるようになって、やっとゴール前に入れるようになった感じ。欲を言えば、引いた相手に対して中長距離のシュートがほしかった。
SH奥抜・・・C
いきなりで期待するほうが無理かも。なんせ比較する相手が三笘や中村になる。個で局面打開する選手が標準になっているので、きびしい。それでも縦への突破や中央へのカットインにトライしてほしかった。ちょっと、しばらくないかな。
SH伊東・・・A
何とかしようと1人もがいていた感じ。チャンスの割にシュートが少ない試合展開。「強引」な感じの選手がいなかった。だから、伊東がやるしかなかった。その中でも、細谷、毎熊とのコンビネーションはよかった。まあ、まわりに流された感じで気の毒だった。
OH伊藤・・・C
誰もが期待していたが・・・期待に応えることができなかった、ということ。まあ、久保だって最初からうまくいったわけではない。気になったのは動きの幅。あまりサイドへ流れないから、ダブルボランチが入っていくスペースがない。またクロスに対して、まったく脅威になれていない。ワンタッチプレーが少なく、リズムの変化を作れなかったことは大きな課題だと思う。
FW細谷・・・C
あれだけサイドからクロスが入っているのに、ほぼチャンスらしいものが作れていない。「上田や古橋だったら」と考えてしまった。また伊藤、伊東、堂安、南野などバイタルの外側からドリブルしながら進入してくる味方に対して、うまくワンツーでサポートすることもできていなかった。自分がシュートを狙うことも重要だが、2列目から入ってくる味方へシュートを撃たせることも重要だと思う。
OH堂安・・・A
伊藤と比べてワンタッチプレーが圧倒的に多い。そのことでタイの守備陣に態勢を整える時間を与えない。交代以降、明らかにリズムが変わった。
SH中村・・・S
1対1で相手を圧倒するドリブルも見事だったが、それよりも狭いところを次々と通してくるパスが圧巻だった。あれでタイ守備陣の組織が完全に崩れた。彼が入っての5得点は、大げさではなく中村の功績が大きい。
OH南野・・・A
南野が中央へ入って、堂安がサイドに出たようだ。ともかく伊藤との大きな差は、その動くエリアの広さ。両サイド、FWを追い越す動きなど、スペースを見つけるのがうまい。代表クラスになれば、その動きを見逃さずにパスが出る。あれを外したのはご愛敬だが・・・最後はきっちり決めて見せた。
SB三浦・・・C
気負いすぎかな?正直なところJ1での実績はなく、まだ未知数。それでも代表スタッフが確認して招集したのだから、原石なんだろう。そういえば、冨安も日本ではJ2の経験しかない。これからですよ。
DH川村・・・B
得点のシーンは、まあいつもの川村。ただしすでにタイが壊れていた時間だから、というのもある。サンフレでは決めれんのに、代表では決めるんかい。あとさ、もう1点取れてたやろ・・・もったいない。それでも、いいスタート切れたことは事実だ。
SB菅原・・・A
もう安心して見れるレベルになってる。堂安とのコンビネーションもバッチし。
2.全体の感想
新メンバーが多く、完全な「選手選考試合」になったから、前半のグダグダはしかたない。ただ「才能がない」のか「出し切れなかった」のか、そこはどうなんだろう。
守備は、立ち上がりに2回裏を取られてピンチを招いてことで、なんか怖がっている感じがした。また板倉、冨安、遠藤、森田なら、ダイレクトで前線の選手に繰り出すような場面で、一回一回ボールを止めるから「矢印」が前に向かずにGKへ戻してしまうシーンが多かったように思う。レギュラー陣のボール回しがハーフライン付近なのに対して、この試合は自陣ペナルティエリア付近まで下がってしまった。もっとダイレクトパスを駆使して相手のアタックを無力にし、ここのラインを押し上げれるように、もっと経験値を上げる必要がある。
攻撃は、やはり「リズム」だと思う。前半は「停滞」が多く見られた。後半は「ボールが止まらない」シーンが多かった。ここは「手探り」では期待できない。経験値をあげて、受け手と出し手の連携を高めるしかない。
日本代表のチーム作りとしては、悪くない。今回「ダメ」だったから「ダメ」ではない。久保だって最初は異端児でワールドカップ時点ではまわりとかみ合ってはいなかった。森田だって不安定だった。けれど代表で試合を重ねていく中で、自分のスタイルを構築していった。これから多くの大会や試合があり、固定メンバーだけでは戦えない。メンバーが3チーム分いたら「安心」ではない。3チーム分のメンバー全員が、チーム内で融合できないといけない。今回、そこのチェックができた。前半は「地獄」、後半は「天国」。2024年のスタートとしてはよかったと思う。
【2023/12/31】
[高校サッカー選手権2回戦]岡山学芸館 2−1 尚志
立ち上がりは出足いい学芸館のペースだったが・・・年代別代表がゴロゴロいる尚志が、プレスをうまくかいくぐってペースを握る展開へ。
開始1分のポスト直撃のシュートで流れをつかんだ学芸館だったが、尚志7番の京都サンガ内定のドリブラーに翻弄されてから受け身の状態になった。そしてその7番のサイドに気を取られて反対サイドにフリーが生まれ、そこから失点。開始4分での失点はきつい感じがしたが、逆に早めの失点だったからよかったのかもしれない。
ベンチから見てる感じだと、タレントの豊富さから立ち上がり10分くらいで「尚志有利」の雰囲気は出ていたと思う。実際、2点目が入っていたら試合は決まっていた。ただし、ここから経験が生きてきた。昨年度優勝していない学芸館だったら、おそらく持ちこたえられなかった。けど、昨年度同じような試合展開ばかりで、競り勝ってきた学芸館。しかも「早めの2トップへ当ててセカンドボールを拾う」試合運びしかできないから、迷いもない。ともかく「走って」球際で人数をかける。今時珍しい「シャツをインする」まじめで馬鹿正直な試合運びを繰り返し、走力で強豪と勝負する。それが尚志にボディブローのように効いてきたように思えた。
尚志サイドからすると「PK戦になるのは嫌だ」という雰囲気だったと思う。一方学芸館サイドは「PK戦に持ち込めたらラッキー」のような雰囲気だった。同点に追い付かれて、そんなイライラが尚志の選手に見られた。1対1なら圧倒的に優位だが、学芸館は常に2〜3人が寄せてくる。それでも緩急をつけてテンポを変えてくる尚志の「見ていて楽しいパスサッカー」はすばらしかったと思う。
もちろん学芸館も「中盤でつなぐサッカー」もできると思う。そういう場面も何度か見られた。だが・・・シュートカウンターのリスクを負うそのスタイルを、あえて避けていたのではないかと思う。それがうまくはまっていた。
尚志にとって学芸館の20番2年生の香西は嫌だったと思う。ともかくガツガツ。エリート集団の尚志にはいないタイプ。とにかく「がむしゃら」。これまた今時の高校サッカー選手には珍しい。でも。これは効いていた。個人的にMVPをあげるなら、この子にあげたい。
こういう流れの中からワンチャンスを活かして、同点。昨年もがんばっていた鹿児島からやってきたドリブラー木下が決めた。これで尚志は焦って、学芸館は精神的な余裕と自信を取り戻した。出足と運動量で、学芸館が尚志のうまさを上回ってきたように見えた。
後半15分、前線から最終ラインまで孤軍奮闘していた香西が体力の限界を迎えてアウトした。これで流れが変わるのではないかと危惧したが・・・「これしかない」チームのすごさというか、ますます球際のアプローチが激しくなっていった。そして後半29分、尚志のDFがクリアにもたついたミスをついて、再び木下が決めた。尚志としては一番やりたくない試合展開になった。タレント豊富で足元のレベルが高いがゆえに「クリア」を躊躇する傾向が生まれる。この同点の状況で、それが出てしまった。プレミアリーグEAST準優勝の尚志だからこそ、生まれた失点ともいえる。
こうなると完全に学芸館の流れ。昨年度の焼き直し。やるべきタスクをひたすら実行するだけ。これがトーナメントの恐ろしさともいえる。
結局、優勝候補筆頭といわれた尚志は勝てなかった。学芸館が勝ったというより「尚志が勝てなかった」試合だったと思う。
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